2026年9月 4日 (金)

鳴り物入りのハイテク・ハイパフォーマンス機として導入されるも僅か10年の活躍期間で去っていたJALのMD-11 その4 JA8583

cn48574/ln566として製造、1994年8月11日、JALに2機目の長距離仕様機として引き渡されたのがJA8583でした。愛称はイヌワシ:Golden Eagleでした。

Ja8583-971220-kix 1997/12/20 KIX

Ja8583-981201-ngo1998/12/1 NGO

Ja8583-010106-nrtrwy-34-22001/1/6 NRT-RWY 34

Ja8583-020519-mrtrwy16-1 Ja8583-020519-mrtrwy16-52002/5/19 NRT-RWY 16

2002年11月、JALを退役、N273UPとしてBoeing Aircraft Holding Company の管理下に置かれ、2003年1月10日には貨物機にコンバートされ、UPSのフリートに加わりました。2025年11月に保管状態となり、現在も解体はされていないようです。

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2026年9月 3日 (木)

速報版 2026年初夏、岡山、広島方面の旅 総延長35.8km、日本一の輸送人員を誇る広島電鉄 part 2 車両編 13 3800形

広電の連接車、今回は3800形です。
3700形に続き、1987年から1989年にかけ9編成が製造されました。アルナ工機が製造を担当し、制御方式は広電初のVVVFインバーター方式となりました。2015年4月6日の記事でも触れています。同記事では3803号の写真しか紹介していませんので、今回はそれ以外に撮影している編成の写真を紹介します。

3801-1508012015/8/1 本川町 3801号

3802-150801-22015/8/1 広島駅前 3802号

3800-3804-260518-22026/5/18 紙屋町東 3804号
1988年に製造された3804,3805号はライトが角形コンビネーションタイプに変更となりました。

3807-1508012015/8/1 立町 3807号


3808-150801-22015/8/1 広島駅前 3808号

3800-3808-3809-2605182026/5/18 千田車庫 3808,3809号

3805,3806号は未遭遇ですが、1989年製造の3806号からは運転台後ろの広告スペース部分の配置が異なり、手すりが設置されました。

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2026年9月 2日 (水)

速報版 2026年初夏、岡山、広島方面の旅 総延長35.8km、日本一の輸送人員を誇る広島電鉄 part 2 車両編 12 3700形

広電の車両、連接車3100形(1961年から1967年にかけ導入された2車体連接の2500形を1985年から1986年にかけ3車体連接化したもの)に関しては残念ながら未遭遇のため今回はパスし、1984年に最初から3車体連接で登場した3700形について触れたく思います。2015年3月23日の記事でも触れています。3500形、3700形、3800形、3900形、3950形の5形式には「ぐりーんらいなー」の愛称が与えられています。1980年に登場した3500形1編成が3車体連接車の実証試験車(軽快電車プロジェクト)であり、その量産タイプが3700形といえると思います。

製造はアルナ工機が担当し、3500形では平行リンク型中空軸カルダン継手を用いた直角カルダン駆動による、モノモーター2軸駆動方式が採用され、可能な限りの軽量化が図られましたが、3700形ではオーソドックスな抵抗制御・平行カルダン駆動方式となりました。

3700-3702-260517 3700-3702-260517-22026/5/17 紙屋町西 3702号

3700-3705-2605182026/5/17 広島駅 3705号

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2026年9月 1日 (火)

JR東日本 京浜東北線から京葉線に転属したE233系1000番台103編成を撮影

内房線、外房線、総武本線、成田線、東金線などで活躍してきた209系2000番台、2100番台は新製から約30年、機器更新・転用から約10年が経過しており、E131系0番台の新製投入による運行体系の整理と併せ、一部編成の廃車、伊豆急行への譲渡が行われました。

その分の補充として青梅・中央快速線用E233系0番台へのG車組み込みで対応改造対象外となったトタT71とトタH49編成がマリC1、マリC2、マリC3編成に改造されました(情報)。京葉線で活躍してきたE233系5000番台の分割編成、553+F3編成も6月8日に東京総合車両ベースに入場し(情報)、8月31日に転用改造を終え、幕張車両ベースに回送されました(情報)。京葉線E233系5000番台分割編成に関してもう1編成が同様の転用改造を受けるようです。さらに小山車両ベースに配置されていたE233系3000番台U629編成が7月30日に秋田総合車両ベースに入場しており、房総地区転用改造が行われています。

その穴を補充するため、運用数の減少で余剰車が発生しているさいたま車両ベースに配置の京浜東北線用E233系1000番台10両貫通編成のうち、サイ103編成が京葉線向けに転用されています。同編成は2007年10月4日に東急車輛製造にて竣工し、当時の浦和電車区(現、埼玉車両ベース)に配置となりました。京浜東北線用のE233系1000番台は2022年から機器の更新が東京総合車両センターで施工されていますが、103編成は機器未更新の編成でした。

この転用では編成の連結順序の変更も行われています。青梅・中央快速線のE233系0番台(10連時代)や京葉線E233系5000番台のように10連貫通編成と6+4連併結編成があるケースでは両編成の編成内T/Mの連結順序を揃えるためか、

青梅・中央快速線E233系0番台

奇数側(東京) 貫通タイプ Tc-M-M’-M-M’-T-T-M-M'-T'c
        併結タイプ Tc-M-M’-M-M'-T'c Tc-M-M'-T'c 偶数側(高尾・青梅)

京葉線 E233系5000番台

奇数側(蘇我) 貫通タイプ Tc-M-M'-T-T-M-M'-M-M'-T'c
        併結タイプ Tc-M-M'-T'c  Tc-M-M'-M-M'-T'c 偶数側(東京)    
(0番台と5000番台では6連と4連の併結順序は逆)

T'cとTc の位置にT-Tが来るようになっています。貫通編成のみの埼京線の7000番台も京葉線5000番台と同様の順序となっていますが京浜東北線の1000番台は

奇数側(大宮) 貫通タイプ Tc-T-M-M'-T-M-M'-M-M'-T'c  偶数側(大船)
と2両のTが分かれる編成順序となっています。

今回、103編成の転用では9号車(クハE233の隣に連結)のサハE233-1200が7号車に連結され、6号車のサハE233-1000とサハが2両並ぶ、一見5000番台と似た編成順序となりました。ただ、1000番台は8号車のモハE232-1400、4号車のモハE232-1000、2号車のモハE232-1200の3両にCPが搭載される構成なのに対して、5000番台は両端クハと6号車のサハE233-5500にCPが搭載されており、この辺の違いは残されています。

E2331000-103-1106262011/6/26 さいたま新都心 京浜東北線時代のサイ103編成(尤もこの写真の頃は浦和電車区ですからウラ103編成)

E2331000-103-1110082011/10/8 大宮 ウラ103編成の奇数サイド 最後尾から2両目がサハE233‐1203

E2335000-103-260831-22026/8/30 潮見 ケヨ103編成 サハE233-1203は最後尾から4両目に

E2335000-103-260831 E2335000-103-260831-52026/8/30 新木場 ケヨ103編成

サイ103編成は2025年11月21日に東京総合車両センターに入場、帯色の変更、連結位置の変更等、京葉線運用に向けた改造が施され、京浜東北線時代は見送られていた機器の更新(VVVFの更新も)が行われ、2026年1月23日に出場しました。京葉線での営業運転は2026年5月7日から始まりました。

サイ103編成の他、機器更新を受けていないサイ101、サイ102編成が将来、京葉線に転属となるようです。

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2026年8月31日 (月)

速報版 2026年初夏、岡山、広島方面の旅 総延長35.8km、日本一の輸送人員を誇る広島電鉄 part 2 車両編 10 1000形 II その3 1013-1018

広電の二代目1000形、今回は1013号から1018号です。


超低床車両1000形IIの最大の特徴は3車体構成のうち、中央の車両には台車が無く、両端の車両に支えられていることと、両端の車両にある台車の車輪に車軸が無いことです。このことににより、カーブをスムーズに通過することが可能になり、車軸があった場所に車両の床を設置することが可能となりました。さらにモーターは左右の車輪の間ではなく前後の車輪の間に設置され、前後の車輪を同時に回す方式となっています。

1000-1013-lex-260517-22026/5/17 皆実町六丁目 1013号

1000-1014-lex-2605182026/5/18 広島港(宇品)1014号

1000-1015-lex-2605172026/5/17 広島港(宇品) 1015号

1016号は未遭遇

1000-1017-lex-2605182026/5/18 紙屋町東 1017号

1000-1018-art-train-260517-212026/5/17 皆実町六丁目 1018号”Hiroden Art Tram”

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2026年8月28日 (金)

鳴り物入りのハイテク・ハイパフォーマンス機として導入されるも僅か10年の活躍期間で去っていたJALのMD-11 その3 JA8582

cn48573/ln559として製造、1993年1月10日にロールアウト、N90187のテストレジで初飛行、1994年4月5日にJALに引き渡されたのがJA8582でした。JALのMD-11としては初の長距離仕様機でした。愛称はタンチョウ:Red-Crowned Craneでした。ファーストクラスの座席が導入され3クラス制となったのもJA8582からでした。

Ja8582-961223-nrtrwy-341996/12/23 747全盛時代の成田空港

中距離仕様機は専らシンガポール、クアラルンプール、デンパサール、ジャカルタ、バンコク、マニラ、デリー、北京、香港、上海、プサン、ソウルなどのアジア各地と成田、名古屋、関西を結ぶ路線に投入されていましたが、長距離仕様機は747-400ではキャパが大きすぎる、成田~アムステルダム、成田~チューリッヒ、成田・関西・名古屋~ロンドン、関西~フランクフルトなどのヨーロッパ方面や成田~ダラス・フォートワース、名古屋~ロサンゼルスの北米方面、成田~オークランドなどのオセアニア方面に投入されました。

Ja8582-980214-nrtrwy-161998/2/14 NRT-RWY16

Ja8582-981210-nrtrwy-341998/12/10 NRT-RWY34

JA8582は最後まで残ったJALのMD-11であり、2004年10月12日の香港発成田行きJL730便(MD-11としてのラストフライト)で退役しましたが、10機のうちで唯一、JJカラーに塗り替えられた機体でもありました。ちなみにJJカラーになって第二エンジンのJ-Bird表記やウイングレット、胴体への「タンチョウ」の表記は消されました。

200412月刊エアライン誌 2004年12月号の表紙 10月に退役したJA8582が表紙を飾っていました。

退役後はMD-11Fに改修、N279UPとしてUPSのフリートに加わり、2024年1月23日に保管状態になるまで活躍しました。現在はAerSaleの管理下にあり、スペアパーツ取り機として解体はされていないようです。

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2026年8月27日 (木)

速報版 2026年初夏、岡山、広島方面の旅 総延長35.8km、日本一の輸送人員を誇る広島電鉄 part 2 車両編 10 1000形 II その2 1007-1012

広電1000形(二代目)、今回は1007号から1012号ですが、1009号は未遭遇のため写真がありません。

1000-1007-150801-22015/8/1 広島駅前
今回、2026年5月の旅では1007号には遭遇しませんでした。

1000-1008-150801-22015/8/1 広島駅前
1008号も今回の旅では遭遇することがなく、2015年の写真となります。Wikipediaでも1007,1008号は離脱中となっています。

1000-1010-lex-2605182026/5/18 広島港(宇品)1010号

1000-1010-lex-260518_202608260934011010号の運転席

1000-1011-lex-2605182026/5/18 広電本社前 1011号 千田車庫出庫

1000-1012-lex-2605182026/5/18 宇品五丁目 1012号

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2026年8月26日 (水)

速報版 2026年初夏、岡山、広島方面の旅 総延長35.8km、日本一の輸送人員を誇る広島電鉄 part 2 車両編 10 1000形 II その1 1001-1006

広電の車両シリーズ、今回からは1000形(二代目)です。2015年6月4日の記事でも紹介していますが2020年2月まで18編成まで増備されました。2004年に登場した超低床式車両5100形(5両)の車体を30mから3両18.6mに短縮し、扉構成を前中方式にしたスタイルで、三菱重工業三原製作所・近畿車輛・東洋電機製造が製造しました。愛称も第一編成はPICCOLO、第二編成はPICCOLAでしたが、第三編成以降はGREEN MOVER LEXとなりました。

主要諸元

最高運転速度 40 km/h
設計最高速度 80 km/h
起動加速度 3.5 km/h/s
減速度(常用) 4.8 km/h/s
減速度(非常) 5.2 km/h/s
車両重量 24.3 t (3車体)
車両定員 86(着席33)人
全長 18,600 mm
車体長 5,300 mm + 6,600 mm + 5,300 mm
全幅 2,496 mm
車体幅 2,450 mm
全高 3,645 mm (パンタグラフ折りたたみ)
屋根高さ3,450 mm
床面高さ 360 mm
車体 普通鋼
台車 積層ゴムウイングばね軸箱方式コイルばね台車 MKD001 ・4輪独立台車
車輪径 600 mm
固定軸距 1,800 mm
主電動機 かご形三相誘導電動機
東洋電機製造 TDK6490-B
主電動機出力 100 kW
搭載数 4基 / 編成
駆動方式 台車装架式直角カルダン駆動方式 歯車形軸継手
歯車比 7:44 = 6.29
編成出力 400 kW
制御方式 2レベルVVVFインバータ制御(IGBT素子)
制御装置 東洋電機製造 RG6019-A-M(1C2M制御・速度センサレスベクトル制御方式)
制動装置 回生・発電ブレーキ併用油圧ディスクブレーキ 保安ブレーキ用電磁吸着ブレーキ
保安装置 ATS、デッドマン装置

1000-1001-lex-2605172026/5/17 皆実町六丁目 1001
以前は100周年記念塗装(ブドウ色)でしたが、今回は標準塗装になっていました。

1000-1002-flower-train-260517-22026/5/17 広島駅 1002号
こちらはFlowertrainラッピングに

1000-1003-ooga-2605172026/5/17 原爆ドーム前
サイドが大賀商会の部分ラッピングの1003号

1000-1004-lex-2605182026/5/18 八丁堀
白島線運用に入っていた標準塗装の1004号

1000-1005-sb-2605172026/5/17 江波
現在はS&B食品の全面ラッピングとなっている1005号

1000-1006-lex-2605182026/5/18 紙屋町東
正面から見る限りは標準塗装の1006号

1000形IIは2013年2月14日から運行が開始され、当初は7号線(横川駅 - 広電本社前間)・8号線(横川駅 - 江波間)と、9号線の白島 - 江波間直通運用でしたが、2014年2月1日からは5号線(広島駅 - 比治山下 - 広島港)、2016年1月29日からは3号線(広電西広島 - 広島港)でも運用されるようになり、5000・5100・5200形が投入されている2号線と合わせてすべての路線で超低床式車両が運行されるようになりました。

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2026年8月25日 (火)

速報版 2026年初夏、岡山、広島方面の旅 総延長35.8km、日本一の輸送人員を誇る広島電鉄 part 2 車両編 9 1900形

広島電鉄の単行車、在籍車両として貨50形51号、100形III101号、200形238号、750形768号「Train Rouge」そして1150形1156号が現役ですが、1156号以外はイベント等でしか走行シーンを見ることはできないようです。残念ながらこれらの車両は未撮影となっており、最後は「京都市電」の姿を今に残す1900形を紹介したく思います。1900形に関しては2015年10月3日の記事でも触れています。

元々は京都市交通局900形として1955年から1957年にかけ、ナニワ工機で901-927、東洋工機で928-930、日本車輛製造で931-935の35両が製造されました。901-915は間接制御(運転台のマスコンから離れた場所に設置された制御器に主回路切換用信号を送り遠隔操作する方式)、916-935は直接制御(運転台の制御器で直接主回路を切り替える方式)でした。側扉は前後の2枚でした。1970年に916‐931の16両がワンマン化改造され、前中ドアに改造され1900形に改番されました。1974年2月に1922号が事故で廃車となり、1916-1921,1923-1935号の15両が広電に譲渡されました。広電では同じ1900形となりましたが、番号は1901-1915になりました。2023年まで全車現役でしたが、現時点で1902,1903、1910、1912の4両が廃車となっています。

1900-1901-260518-2 1900-1901-2605182026/5/18 広島港(宇品)1901号東山

1900-1906-2605182026/5/18 的場町 1906西陣

1900-1907-260517-32026/5/17 皆実町六丁目 1907(銀閣)

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2026年8月24日 (月)

勝田車両ベース所属E653系1000番台K71編成による臨時特急「ふわもこコキア夏遊び」号 9024Mを撮影

8月21日の金曜日、西武新宿線、拝島線の特急、通勤ライナーとして2027年春から登場予定の40000系8連「トキイロ」の第一編成(48101F)が川崎車両で竣工し、22日にかけ東海道線を東上したという話題がX(旧ツイッター)で取り上げられていました。写真、動画を拝見すると側面のウエーブ上のライン、色の構成がなかなか見事なデザインだなと感じました。これから西武線内で試運転が行われるとき、見てみたいと感じました。ただ、23日未明午前2時の茨城県南部を震源とする地震のため、早朝から首都圏の鉄道網は線路点検などのため大混乱に陥っており、「トキイロ」甲種の新秋津到着、西武鉄道への接受も果たしていつ行われるのかという状況のようですね。

22日の土曜日は久しぶりに武蔵野線貨物列車を撮影するため新座や東浦和を訪れましたが、東浦和では東京タから隅田川貨物駅に向かう73レの通過直前にE653系K71編成による臨時特急「ふわもこコキア夏遊び」号(9024M)を偶然、撮影することが出来ました。

この列車は川越と勝田を8月22日に一往復するように設定されたもので

■臨時列車「特急 ふわもこコキア夏遊び号」
【運転日】2026年8月22日(土)
【時間】
- 往路:川越 8:03 発 → 勝田 10:21 着
- 復路:勝田 16:07 発 → 川越 18:20 着
(途中停車駅:南古谷・指扇・西大宮・日進・大宮・南浦和・南越谷・吉川美南)
【車両】E653系7両(全車指定席)     とのことです(関連広告)。

E6531000-k71-9024m-260822-12 E6531000-k71-9024m-260822-18 E6531000-k71-9024m-260822-192026/8/22 東浦和 9024M 「ふわもこコキア夏遊び」号

E653系の話題といえば「山形・庄内夏の観光キャンペーン」特別企画の一環として新潟~酒田・秋田間の特急「いなほ」に使用されているU101編成が583系カラーに変更され7月18日から運用に就いたというニュースがありました。形態的には全く似ていませんが色彩的には581/3系の色が再現されているようですね。E653系が新潟に移動して早13年、K70,K71と勝田に戻った編成もありますが、7連では瑠璃色、ハマナス色、4連には上沼垂色とスペマーが登場し、新たに583系色が加わったことになります。また新潟を訪れる機会があれば是非撮影したいものです。

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2026年8月21日 (金)

鳴り物入りのハイテク・ハイパフォーマンス機として導入されるも僅か10年の活躍期間で去っていたJALのMD-11 その2 JA8581

cn48572/ln556として製造、1993年10月1日、テストレジN90187で初飛行後、同年12月18日にJALに引き渡されたのがJA8581でした。愛称はヤイロチョウ(Fairy Pitta)でした。JA8580と同様の中距離仕様で、成田への回航はJA8580と同時に行われ、1994年4月1日、JA8580と同時にライン投入されました。こちらは羽田/鹿児島線でした。6月からは国際線へも投入されました。300席のハイデンシティ仕様のコンフィグになった時期もありました。

Ja8581-961124-nrtrwy-341996/11/24 NRT-RWY 34

Ja8581-970817-nrtrwy-341997/8/17 NRT-RWY 34

Ja8581-970924-sint-31997/9/24 SIN 

Ja8581-001213-kix2000/12/13 KIX

2002年7月30日、退役となり貨物機MD-11Fに改修、UPSのフリートになり、レジはN271UPとなりました。2023年5月、ストア状態となり、2025年1月、VCV (Vivtorville Southern California Logistics) にて解体されました。

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2026年8月20日 (木)

速報版 2026年初夏、岡山、広島方面の旅 総延長35.8km、日本一の輸送人員を誇る広島電鉄 part 2 車両編 8 800形

今回は800形(II)です。2015年8月26日の記事で紹介しており、写真も14両のうち、802号、805号以外は紹介済みです。今回はその補完ということで802号の写真(805号は相変わらず未遭遇)、さらに広告電車から標準色に戻された806号の写真を紹介します。

800-802-2605172026/5/17 皆実町六丁目
以前の記事にあるように800形801号と802号は1983年製造で700形と同じ前照灯・尾灯が縦に並ぶスタイルとなっています。

800-806-260517-22026/5/17 江波 標準色に戻された806号
806号は805号から808号までの4両のグループとして1990年製造で前照灯・尾灯が角形となりました。

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2026年8月19日 (水)

速報版 2026年初夏、岡山、広島方面の旅 総延長35.8km、日本一の輸送人員を誇る広島電鉄 part 2 車両編 7 700形

広電の車両、今回は700形です。市内線専用車として550形以来、27年ぶりの量産車です。2015年7月16日の記事で触れていますが、同記事では1985年製造の平行カルダン駆動のグループの写真しか載せられませんでしたが、今回は若番の吊り掛け式駆動車も撮影できました。

700-701-2605172026/5/17 横川駅 701号

700-702-2605182026/5/18 千田車庫から宇品線(日赤病院前∼広電本社前間)

701~704の4両は1982年製造のグループで『NK201』新製台車を使用、モーターは750形(元大阪市電1601形)の直巻きモーターHS314-Ar、制御装置は、ES-116-A-Mを使用し、直並列制御方式となっています。

707-1508012015/8/1 707号 本川町

705~707の3両は1983年製造で足回りは701~704と共通ですが、方向幕が拡大され、ブレーキ灯が新設されました。制御装置もES-119-A-Mに変更され、永久並列制御方式となり加速性が向上しました。

700-711-713-260517-22026/5/17 江波車庫

700-712-2605182026/5/18 712号 紙屋町東

711~714は1985年製造でモーターは新製のTDK8568-Aに、制御器は同じですが駆動方式は平行カルダン方式となり、敢えて番号を飛ばし、711からの付番としました。

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2026年8月18日 (火)

西武鉄道 38104F 「昭和」トレイン 池袋線へ貸し出し

2026年3月24日、今年が「昭和100年」に当たるということで新宿線にデビューした「昭和トレイン」(30000系38104F)ですが、8月2日からは池袋線系統で運用されているということで8月11日に撮影してきました。

2連との併結で10連という可能性もあるということで8月2日からの運用状況を調べてみると

Table-38104f

8月3日から7日までの平日期間は早速、32104Fとの併結で10連運用に入っていたようです。

30000-38804-260811-230000-38804-260811-3 30000-38804-260811-62026/8/11 石神井公園 

30000-38103-2608182026/8/18 38103F 小平

池袋線に貸し出された38104Fと交換で長らく池袋線配置だった38103Fが新宿線の運用に就いています。
私も2010年1月から38103Fの写真を撮っていますが、新宿線運用に就いている姿を見たのは今回が初めてです。

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2026年8月17日 (月)

西武鉄道 西武狭山線のワンマン化、7000系の投入 part4 車両編 7000系 7110編成

7月26日、4本目の7000系として7110Fの営業運転が始まりました。

9000-9111-250708-21

2025/7/8 二子新地 

7110Fは東急9011Fから改造されています。9011Fは1988年10月25日に竣工、長らく東横線で活躍の後、2011年10月21日、長津田工場で5連化され、大井町線用に転用改造されました。2014年1月15日にはシングルアームパンタ化されました。

7000-7110-260811

2026/8/11 西武球場前

7000-7110-260811-212026/8/11 下山口 この日は「山の日」の休日、朝9時台でしたが、7110Fと20151Fの2編成体制で10分ヘッドの運行でした。

7000-7110-260811-2

7000-7010-260811

2026/8/11 西所沢

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2026年8月14日 (金)

鳴り物入りのハイテク・ハイパフォーマンス機として導入されるも僅か10年の活躍期間で去っていたJALのMD-11 その1 JA8580

1976年から1983年にかけ20機のDC-10-40型を国際・国内線用に導入したJALは1980年代後半にDC-10の後継機の選定を始め、MD-11とエアバスA330/A340を候補に検討を行っていました。その結果、1990年3月30日にMD-11が選定され、確定10機、オプション10機の発注となりました。選定理由は操縦性、整備面でDC-10からの移行がスムーズにゆくこと、部品に共通性がある点が決め手となりました。1991年7月16日、エンジンはP&W4460に決定、1993年の初号機受け入れに備えることになりました。JALとしてはMD-11をDC-10の後継機としてだけではなく、747‐400並みの航続距離から250~300席クラスの国際線専用機材として位置づけ、東南アジア路線などを中心に運航する中距離仕様機と欧米線などの長距離国際線で747-400をサポートする長距離仕様機の2タイプを導入することとしました。

cn48571/ln552として製造、N91566のテストレジで初飛行(恐らく1993年9月1日前後)、11月5日にJALに引き渡された(12月17日というデータもあり)のが初号機JA8580でした。翌1994年1月3日に2号機JA8581と共に成田空港に到着、下地島訓練場でパイロット訓練、整備訓練、客室乗務員訓練に供され4月1日から、JA8581と共にライン投入されました。JA8580の初就航路線は羽田~函館線でした。初就航を直前に控えた3月25日、JALはMD-11 10機に「JーBird」という総称を与え、1機1機に保護活動を行えば生息し続けられる日本の「希鳥」の名前を与えると発表、JA8580は「エトピリカ: Tufted Puffin」と命名されました。ウイングレットとL2,R2ドア横に鳥のイラストがペイントされ、第2エンジンカウルにJ Birdの総称ロゴが描かれました。JA8580は中距離仕様機で国際線就航は1994年6月1日に成田~プサン線に投入されました。コンフィグはC45Y259でした。

Ja8580-961219-ngot1996/12/19 NGO-Terminal 

Ja8580-970211-nrtrwy-161997/2/11 NRTーRWY16

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Ja8580-990530-nrtrwy-161999/5/30 NRT-RWY16

JA8580は1997年6月8日、香港啓徳空港発名古屋行JL706便として乗員11名、乗客169名が搭乗し、午後7時34分頃、名古屋空港に着陸のため志摩半島上空高度17000ftを通過中、対気速度が設定値を超えたため降下率を下げるため機首上げ操作を行ったものの減速しないためスピードブレーキを展開したところ、急激な機首上げが発生、自動操縦が解除され機体が上下に大きく揺れだし、シートベルトを着用していなかった乗員乗客などが天井などに叩き付けられて負傷し、客室乗務員1名と乗客3名が重傷を負い、乗員4名、乗客4名が軽傷を負いました。予定より15分遅れの午後8時15分に名古屋空港に着陸しました。重傷だった女性客室乗務員は脊髄損傷、脳挫傷を負い、重体から回復することなく1年8か月後の1999年2月16日に34歳で死亡しました。
この事故、乱高下の原因は降下中に機長が行った一連の操縦操作が自動操縦装置の許容量を超えたためと結論付けられていますが、MD-11は先週の記事でも触れたように巡航中に自動操縦装置が外れると操縦安定性が低く危険な状況を招きやすいとの指摘があり、1996年までに同様の事故が5回以上発生しており、マクドネル・ダグラス社から運航と整備に関する改善情報(SB:Service Bulletin)が出されていたにもかかわらずJALが本格的に対策をしていなかったという問題もありました。この事故以降、JALの名古屋~香港線は廃止となり、キャセイパシフィック航空とのコードシェア便のみが運航されています。

私も1997年9月、シンガポールに海外出張した際に往路で搭乗したのがこのJA8580でした。

1997年7月、マクダネル・ダグラス社はボーイング社に吸収合併されることとなり、12月にはMD-11の受注の停止、2002年2月に製造が終了となりました。2000年11月17日、JALは2002年度から2004年度にかけ10機のMD-11の売却を発表、経済性の高い双発機777‐200ERや767-300ERに置き換え、貨物機としての需要が高いMD-11を早いうちに手放そうという経営戦略でした。

JA8580は2002年9月に退役、貨物機に改修(MD-11F)され、2002年9月10日からN272UPとしてUPSの所属となり、2024年3月に保管機になるまで活躍、その後解体されました。

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2026年8月13日 (木)

速報版 2026年初夏、岡山、広島方面の旅 総延長35.8km、日本一の輸送人員を誇る広島電鉄 part 2 車両編 6 900形 913号

広電の車両、今回は750形に続いて大阪市電から譲受した900形です。種車は2601形で1969年10月から12月にかけ14両が導入されました。拙Blogにおいても2015年9月15日の記事で触れています。今回は同記事で写真を載せていない、現役最後の一両となった913号の写真を紹介します。

大阪市交通局2601形は木造ボギー車の置き換え用として1955年から1961年にかけ大阪車輛工業により2601-2714の114両が製造されました。台車はブリル77E、主電動機は端子電圧600V時の定格出力が37.5kW≒50馬力のSS-50、制御器はKR-8、ブレーキはSM3直通ブレーキ、という至って平凡かつ古典的な仕様でした。2626 - 2639の14両が2201形全車と共にワンマンカーに改造され、23号系統(都島車庫-港車庫)で使用されましたが、同系統が廃止となった1968年に運転を終了し、ワンマン仕様車全車が広島電鉄に移籍して900形となりました。それ以外のツーマンカーは、路線縮小の度に数を減らしつつも、大阪市電が全線廃止になる1969年3月31日のさよなら運転まで営業運転に供されました。

広島電鉄に譲渡された元大阪市電のうち、1601形、1651形、1801形由来の750形は13mを超える大型車両でしたが、2601形由来の900形は12m未満の中型車でした。901-904は広電初のワンマン仕様車として落成し、1969年12月より白島線の運用に投入されました。905-914は車掌乗務のツーマン仕様に改造の上、運用に入り、後にワンマン化されました。

900-913-2605172026/5/17 913号 皆実町六丁目

900-913-260518-22026/5/18 913号 広電本社前

900-913-2605182026/5/18 913号 紙屋町西 

900-913-260518_20260812085801900-913-260518-21広電900形となった車両も多くが廃車となる中、906号はソウルに、907号はタイコンケーン市に譲渡されており、913号は循環線というまるでレトロ車両の動態保存の場のような働き場を得て活躍しています。これからも末永く日本各地から広電に集まった車両が活躍してゆくことを期待します。

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2026年8月12日 (水)

速報版 2026年初夏、岡山、広島方面の旅 総延長35.8km、日本一の輸送人員を誇る広島電鉄 part 2 車両編 5 750形 762号

広電の単行車、形式番号順で行けば700形ですが、流れからすれば750形を先に持ってくる方が相応しいと感じますので、今回は750形で行きます。750形は戦前から活躍していた4輪単車の150形や400形を置き換えるため1965年に大阪市電の1601形、1651形、1801形を譲受し、750形として形式順に連番として統合したものです。

大阪市交通局1601形は1928年から1929年にかけて同局初の半鋼製車両として藤永田造船所で75両、梅鉢鉄工場で25両の総計100両が製造されました。AEG製50馬力級主電動機を2基搭載し、制御器は弱め界磁付の日立製作所製CF-65で、「大阪市電形台車」と呼ばれる、ウィングばね構造の軸箱支持機構と、リンク式の揺れ枕釣りで支えられるコイルばねによる枕ばね部を組み合わせた、当時としては先進的な、そして現在の台車と見比べてもそれほど遜色のない乗り心地の良い優れた設計の住友金属工業製鋳鋼製台車KS-46Lを採用していました。大阪大空襲で56両が被災し、1699号以外の55両が廃車となりましたが、「大阪市電形台車」は1951年に登場した2001形の全車(40両)に流用されるなどして極力再利用されました。1966年から廃車が始まり、1967年の鶴町線廃止で全車廃車となりましたが、1965年から南海電気鉄道(後の阪堺電気軌道)に10両、広島電鉄に14両が譲渡されました。空襲で被災しながら復旧し、後に番号整理で1644号になった1699号が交通局の保存車に指定され、現在も緑木検車場内の市電保存館で保存されています。

大阪市交通局1651形は1940年、遊休状態にあった木造ボギー散水車26-30号を木南車輛製造で改造したもので登場当時は1581形と命名されました。主電動機として端子電圧600V時1時間定格出力37.5kWの芝浦製作所SE-133か川崎重工業K-6-504-Bを各2基搭載し、制御器はゼネラル・エレクトリックK-39を装備し、車体のスタイルは大阪市電スタイルの基礎となりました。1942年製造の広電650形もこのスタイルをベースとし、車体長を13mから12mに縮めたものでした。大阪大空襲では1582号と1585号が被災しましたが、1582号復旧後は1601形に続く1651~1654に改番されました。

大阪市交通局1801形は1949年9月から1950年3月にかけて、広瀬車輌で12両、日立製作所で10両、若松車両で3両、近畿車輛で5両、富士車輌で2両の合計32両が製造されました。1711・1751形の増備車という位置づけで台車及び制御器も1711・1751形と同じですが、主電動機は端子電圧600V時1時間定格出力37.5kWの規格形電動機であるSS-50を2個搭載していました。1950年代以降、乗客数の伸びも一段落した関係で次の新製車である2001形は中型車となり、1801形は最後の大型車となりました。1967年・1968年に広島電鉄に8両が譲渡され、さらに4両が廃車、1969年2月の16系統廃止で6両が廃車となり、残る14両は市電最後の日まで運行が続けられました。

元1601形14両のうち10両が751-760号に、758号759号は花電車に改造され貨50形(52・51)となり、51号のみ現存、残り4両(1617,1630,1636,1640)は連接車2500形2511-2514となり、1984年・1985年に廃車となりました。元1651形4両は761-764号となり、762号が唯一現役で活躍しています。元1801形は765-772号となり、766号は廃車の際にテレビドラマの爆破シーンで使用され、772号はミャンマーに3000形2編成と共に譲渡、768号はイベント車両「Train Rouge」に改造されました。

750-762-260518-2750-762-260518-3 750-762-260518-62026/5/18 762号 広電本社前

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2026年8月11日 (火)

速報版 2026年初夏、岡山、広島方面の旅 総延長35.8km、日本一の輸送人員を誇る広島電鉄 part 2 車両編 4 650形651号・652号

広電の単行車、今回は650形です。形式名よりも「被爆電車」という方が有名な車両です。2015年の訪問の際にも撮影しており、2015年10月21日も記事で触れています。この時は貸切運行で651号のみの撮影でしたが、今回は現役3両(651,652,653)のうち、653号以外を撮影できました。

650-651-260518-52026/5/18 被爆電車の説明板 651号車内
653号も在籍はしていますが、定期運行には就いておらず、夏期にイベント電車として貸切運行に使用されているようです。塗装も653号のみ登場時の塗装に復刻されています。

650-651-260518-4651号の車内の様子

650-651-260518-2中央扉の横に設置された「サボ保管場所」

650-651-260518-2_202608100736012026/5/18 広電本社前に停車中の651号

650-651-260518-22広電本社前

650-652-2605182026/5/18 652号 紙屋町東

650-652-260518-22026/5/18 652号 広電本社前

650-652-260518_202608100742012026/5/18 652号 皆実町二丁目

循環線の開業でこういったレトロな単行車のレギュラーな運行機会が増えたことはファンとしては誠に嬉しいことです。

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2026年8月10日 (月)

速報版 2026年初夏、岡山、広島方面の旅 総延長35.8km、日本一の輸送人員を誇る広島電鉄 part 2 車両編 3 600形602号

広電の車両、今回は600形602号です。この車両は元々、西日本鉄道が北九州線用に規格型車両として1949年に500形という形式名で12両の配給を受けた車両です。これは第二次世界大戦終結後の混乱期に運輸省が戦時の酷使や戦災で不足した車両を補うため、1947年頃から実施した施策で東武鉄道、東京急行電鉄、名古屋鉄道、西日本鉄道、富山地方鉄道などに対して行われ、窓ガラスや電動機など寸法、規格が厳しく制限され、各社の車両の近代化や戦後混雑の緩和に貢献しました。
500形は汽車會社で製造され、定員80名の大型車両として登場し、大量輸送に貢献しました、11m車長の従来車に較べ車長が13.6mと長いことから運用に支障を来たし、広石電停付近の急カーブでは500形同士が接触事故を起こしたこともありました。当初は側面に3か所扉が設置されていましたが中央部の乗降扉は1953年から1956年の改修工事で埋め込まれ前後2扉となり、先頭部も絞り込まれ急カーブ区間も支障なく通過できるように改造されました。
1961年以降、内装の近代化工事が行われましたが、車長が問題となりワンマン化工事は実施されず、福岡市内線用だった561形(ワンマン化工事済み)が転属してきたことで1976年3月から1977年3月にかけ廃車となり、501,502,504の3両が広電に譲渡されました。


主要諸元

軌間 1435 mm
車両重量 16.40t(冷改前)17.90t(冷改後)
車両定員 80(着席40)人
全長 13,620 mm
全幅 2,400 mm
全高 3,950 mm
台車 K-10型(601-603冷改前)大阪市電型(601,602冷改後)
主電動機 TDK-524/2
主電動機出力 45kW×2
駆動方式 吊り掛け式
制御装置 KR-8 直接式
制動装置 SM-3 直通制動
備考 半鋼製

広電では1975年の千田車庫の火災で廃車となった車両の補充、ワンマン化の推進を目的に500形3両を譲受、西鉄時代の折戸両端扉を引戸前中扉に変更した上でワンマンカー化、正面中央窓の固定、ライト取替えなどが行われました。600形という形式名が付与され601,602,603となりましたが、1983年10月、601が交通事故で廃車され、603が601(II)に改番、1984年4月には三菱電機の直流交流変換駆動方式(三菱MDA方式)CU77A集中型(21,000kcal/h×1)による冷房改造、方向幕の大型・電動化、台車を入線時に着けていたK-10型を大阪市電型に交換が行われました。2001年2月に601(II)が廃車となり、602が唯一健在で活躍しています。

600ii-602-260518-2 600ii-602-260518-3 600ii-602-260518-42026/5/18 広電本社前
602号は2023年1月にシングルアームパンタグラフに換装されました。

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«DC-10の後継機として開発されるも双発機台頭の波に抗しきれず10年、200機しか製造されなかったMD-11

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