2023年9月13日 (水)

2023年 北九州旅行 その47  宇部線、小野田線、山陽本線で活躍する105系

地方ローカル線に残存してい吊り掛け駆動方式の旧型国電は淘汰すべく1981年から1900年にかけ、新造車60両、改造車66両からなる105系が投入され、民営化に際してはJR東日本に4両(仙石線)配置されましたが、東日本の105系は1998年に浦和電車区から転属した103系に置き換えられ運用離脱、廃車されました。その後、乗務員訓練用機械として残されていましたが、2008年には209系改造の訓練車に置き換えられ、解体されました。

JR西日本には121両が承継され、1989年11月の桜井線の踏切事故でクハ105-7が側面の損傷で廃車されたものの、代替車としてモハ102-385が電装解除、クハ105-7の運転台を分離・接合しクハ104-551として誕生、2005年10月までは121両全てが在籍していましたが、その後、奈良・若山地区の227系投入などで近畿地区の運用は消滅し、現在は岡山電車支所(中オカ)のF編成14両、下関総合車両所(中セキ)のU,K編成19両の合わせて33両を残すのみとなりました。

105-u06-230603

105-u06-230603-2 2023/6/3 幡生 8:09に幡生に到着する下関行2451Mは宇部新川からの直通列車で105系で運転されていました。

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2020年2月19日 (水)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 3 福塩線の旅 福塩線に配備された105系の歴史

拙BlogではこれまでにJR西日本の可部線、宇部線、小野田線、奈良線、桜井線、和歌山線などで活躍する105系を取り上げてきました。

105系は3大都市圏の活躍する通勤電車の新性能化がほぼ完了した1980年以降、MM'方式の新性能車両では置き換えにくい2両編成でMT比を1:1にするために電動車1両に走行機器を集約させた車両系列として1981年から1990年にかけて製造、投入されました。

総数は新造60両(3扉車)、103系からの改造編入車(4扉車)66両でした。
クモハ105-1~27
 モハ105-1~4
 クハ104-1~25
 サハ105-1~4

新規製造車はクモハ105形-クハ104形の2両編成とクモハ105形・サハ105形・モハ105形・クハ104形の4両編成の2種類の編成形態、さらにクモハ105単独の増結用があり、福塩線用には4連4本、2連4本の計24両が配置されました。残りは宇部、小野田線用に宇部電車区に配置されました。
しかし、運用合理化で4連のモハ、サハには1984年から1985年にかけて新造車と同一の運転台を取り付け、クモハ、クハ化する改造工事が施工されました。
モハ105-1~4 → クモハ105-28~31
サハ105-1~4 → クハ104-26~29
1984年には可部線の72系置き換え用に両電車区からクモハ105系2両、クハ104形5両が広島運転所に転出しました。

1986年の国鉄電車編成表によると、府中電車区の配置編成は
クモハ105-クハ104
  1    1
  2    2
  3    3
  4    4
  5    8
  6    27
  7    28
  8    29
 28     5
 29     6
 30     7    となっています。

投入当初は非冷房でしたが、1990年から1992年にかけWAU202で冷房化されました。 
1993年の編成表では構成は変わりませんが、クモハ105-1から7までの編成が山陽本線岡山~糸崎・府中用、他の編成が福塩線専用となっています。
1997年の編成表では編成番号が振られ、クモハの番号順にF1からF9となっており、クモハ105-30-クハ104-7の編成がF10,クモハ105-29-クハ104-6の編成がF11となっています。F1からF7までが山陽本線乗り入れ、F8からF11が福塩線専用は変わりません。
1998年3月14日のダイヤ改正でそれまで山陽本線乗り入れと福塩線専用に分かれていた編成が全編成山陽本線乗り入れ可能となりました。1998年10月3日のダイヤ改正で府中鉄道部から岡山電車区に転入し、
1999年3月13日のダイヤ改正では伯備線新見まで乗り入れ、

105-f05-020329
2002/3/29 岡山 伯備線に乗り入れていた頃の105系

105-f11-020329
2002/3/29 倉敷 

2001年10月1日のダイヤ改正では赤穂線、宇野線でも運用されるようになりました。
2004年の編成表では宇部電車区のU7編成(31-26)が岡山に転入し、F12となりました。
2004年10月16日のダイヤ改正で宇野線、赤穂線、伯備線の運用が消滅しました。これらの運用はワンマン化された213系に置き換えられました。
2007年の編成表ではF4, F5, F6、F9、F10編成が和歌山列車区に転出していますが、クモハ105-522-クハ105-12をF13編成として借り入れています。さらにF1,F2,F7,F11(29-6の編成)改めF10のクハ104にWCが取り付けられています。
2008年の編成表ではクハへのWC取り付け工事は終了し、30年延命工事も完了しています。
2011年の編成表では冷房装置がWAU102に変更、さらに補助電源装置がF1,2,7,8,12がWSC40、F3,10編成がWSC23Aに換装されています。この頃、各編成にTE装置(緊急列車防護装置)や運転状況記録装置が取り付けられています。
F1  1   1 
F2  2   2 
F3    3      3
F7    7     28
F8    8     29
F10  29     6
F12  31    26      

Dsc02055

Dsc02065Dsc02064
2019/8/2 府中 F1編成

編成の構成は2004年以降、変わりませんが、地域色黄色化が2010年8月6日出場のF10編成から開始され、最後まで残ったF1編成も黄色化されています。
検査等で編成が不足する際は福塩線の4両編成(2連併結)を113系B編成、115系A編成が代走することがあります。

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2020年2月18日 (火)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 3 福塩線の旅 福塩線の歴史

井原鉄道を清音から神辺まで走破した後は、JR福塩線の電化区間の終点、府中まで行きました。

190802_20200217200101
2019/8/2 神辺駅 府中方面列車時刻表

190802_20200217195701
2019/8/2 府中駅駅名標

Dsc02060
府中までは電化区間で105系が来ていますが、此処から先、塩町方面は非電化区間でキハ120形が走っています。列車の運行頻度もかなり下がります。

まずは福塩線の歴史ですが、2月16日の記事にあるように福山(当時は両備福山)~府中(当時は府中町)間(22.05km)は1914年7月21日両備軽便鉄道が開業した軌間762mmの軽便鉄道(特殊狭軌線)でした。1927年6月27日に直流750Vで電化されました。1930年11月14日、昭和天皇の陸軍大演習統監のため、道上駅~万能倉駅間に正戸山臨時乗降場がこの日のみ開設され、両備福山駅 - 正戸山駅間では軽便鉄道としては史上唯一、お召列車が運転されました。1933年9月1日、両備福山駅 -府中町駅間が国有化され、福塩線となりました。同年11月15日、田幸駅(現、塩町駅)~吉舎駅間10.7kmが開業し、1935年12月14日、吉舎~上下間が延伸し、それぞれ福塩南線、福塩北線と改称されました。1938年7月28日、上下~府中町間が開業し、福塩線として全通となりました

Dsc02052
一時は隣の下川辺まで電化されていましたが、今は架線は撤去されているようです。

1954年4月10日、電化区間が下川辺まで延伸されますが、1962年4月1日、この区間の電化は廃止となりました。1956年12月20日、府中町は府中に改称されました。

105-850418
1985/4/18 福山 導入当初の105系

Dsc02067 お城の下から105系が出発する姿

福塩線といえば私も山陽本線を旅したときに福山城の下に停車する旧形国電を見た記憶がありますが、1981年2月11日105系の運用が開始され、最後まで活躍していた70系などは1981年3月1日で運用を終えました。
1991年4月1日、福山~塩町間の岡山支社から府中鉄道部の直轄に変更され、府中~塩町間でワンマン運転が開始されました。1992年3月14日、福山~府中間もワンマン運転となりました。1999年1月11日、井原鉄道井原線の開業で同線からの片乗り入れが開始されました。2002年3月23日、府中駅構内以外~塩町間が府中鉄道部の管轄から広島支社三次鉄道部の管轄となり、2008年6月、府中鉄道部は廃止され、福山駅構内以外~府中駅間はせとうち地域鉄道部の管轄となりました。2017年6月1日、せとうち地域鉄道部が廃止され、福山駅~府中駅間は岡山支社直轄となりました。

2018年7月5日平成30年7月豪雨では全線が運休になり、7月10日の神辺~府中間の復旧を嚆矢に、7月21日には神辺~福山間と徐々に運転を再開して行き、全線で再開できたのは12月13日でした。本来、2018年8月全線開業80周年記念イベントを開催し、記念臨時列車が運行される予定でしたが、2019年3月3日に延期されました。

因みに府中駅は東京では京王線にあり、東京都の府中市、広島県の府中市と同名の市が2つありますが、こういった例は現在、府中市と伊達市(北海道と福島県)の2例で、過去には若松市(福島県→現、会津若松市と福岡県→現、北九州市若松区)があり、3例目ということです。府中市の場合、市制施行時期も近く、広島県府中市が1954年3月31日、東京都府中市は1954年4月1日とのことです。

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2019年3月14日 (木)

2018年10月の関西旅行 JR王寺駅

2018年10月の関西の旅、2日目は近江鉄道、信楽高原鐡道に乗車した後、草津線、東海道線、奈良線、関西本線と乗り継ぎ、奈良から王寺に向かいました。

181006 2018/10/6 関西本線(大和路線)のホームの駅名標

181006_2 和歌山線ホームの駅名標

王寺駅はJR西日本と近鉄が乗り入れている奈良県有数のターミナル駅で、JR西日本は関西本線と和歌山線、近鉄は生駒線、田原本線が乗り入れており、田原本線の駅は新王寺となっています。同じ会社の2路線が乗り入れていますが両駅は直線距離で100m程離れており、改札は別々、駅名も違う点がユニークです。尤も、近鉄田原本線の反対側のターミナルも西田原本駅として橿原線の田原本駅から西に離れた場所に存在していますが。

王寺駅は1890年12月27日、初代の大阪鉄道が奈良~王寺間を開業した際に終着駅として開業しました。1891年2月8日には大阪鉄道は稲葉山仮停車場(現、三郷(関東には「みさと」という駅がありますが、こちらは上の写真のように「さんごう」です)まで、さらに3月1日には高田まで延伸(現在の和歌山線)ました。1900年6月6日関西鉄道が大阪鉄道の路線を承継したため、王寺駅も関西鉄道の駅となりました。その関西鉄道も1907年10月1日に国有化され、国有鉄道の駅となりました。1909年10月12日、線路名制定で関西本線所属駅となりました。

181006_4 ホームにある信貴山の鳥居のレプリカ

わたしの個人的体験では1976年3月、大学2年の春休みでしたが家族で奈良県、和歌山県を旅行し、初日は奈良市内を見学、市内の旅館の泊り、奈良から国鉄で王寺に、王寺駅で駅弁(ご飯とおかずが分けられたタイプ)を購入し、和歌山線で橋本へ、さらに高野山に向かいました。

181006_3 2018/10/6 王寺駅の電留線

王寺駅の歴史で一番印象に残っているのは1982年8月の台風10号による集中豪雨で大和川が氾濫し、構内の電留線が水没、停留中だった101系6両編成10本60両と113系40両が被災し、101系54両が廃車になったことです。このため、首都圏で廃車待ち状態だった中原電車区の101系(カナリア色)54両が急遽、関西に送られ、また車両不足に対処するため、和歌山線にはDE10牽引の50系客車列車が運転されたそうです(情報はこちら)。

201_136_181006 2018/10/6 3番線ホームの関西本線・大和路線 201系 ND612編成

105_tc5_181006_2 2018/10/6
5番線ホームで出発を待つ103系1000番台改造の105系 SW008編成

117_320_181006 2018/10/6 和歌山線方面から王寺駅に到着する117系 SG005編成
以前、和歌山の117系を紹介したときとは違い完全に単色の塗装です。

221_04_181006_2 電留線で休む221系 NA421編成

わずか1時間程度の滞在の間にJR西日本の国鉄型車両を見ることが出来るのも今の王寺駅の特徴かもしれません。

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2019年3月 7日 (木)

2018年10月の関西旅行 JR奈良線 その1

2018年10月の関西旅行では、京都から奈良まではJR奈良線を利用し、奈良から王寺まで行き、近鉄田原本線の車両を撮影しました。そこで今回からの記事では国鉄、JR奈良線について触れてみようと思います。以前、103系シリーズで一度奈良線で活躍中の103系に触れており、そのときの内容と重複します。

奈良線、桜井線などを建設、運営した奈良鉄道の紋章

120913_2 2018/10/6 奈良線ホームの駅名標
奈良線のラインから―である茶色となっています。

奈良線は木津を起点に京都までの路線距離34.7km、部分的に複線の単線電化路線(幹線)です。駅数は両端駅を含めて19で、京都から木津方面が下りとなっており、運用は関西本線奈良駅まで乗り入れています。また、木津駅も京都府であることから奈良線とは言え、全線京都府内の路線です。

181006 2018/10/6 京都駅は8~10番線が奈良線ホームとなっています。

1879年8月18日、官営鉄道(東海道本線の一部区間)として京都~稲荷~大谷間(13.09km)が開業しました。後にこの区間は奈良線に

1895年9月5日、奈良鉄道が京都~伏見間を開業、同年11月3日、桃山まで延伸 (後にこの区間は近鉄京都線に)
1896年1月25日、玉水まで、同年3月13日木津まで、同年4月18日、奈良まで開業し全通
1897年4月1日 京都駅を七条駅に改称
1905年2月7日、路線を関西鉄道に譲渡
1907年10月1日 関西鉄道が国有化
1908年8月1日 七条駅を京都駅に統合
1909年10月12日 線路名制定で京都~木津間が奈良線、木津~奈良間は関西本線に

181006_jr

181006_jr_2 京都からJR藤森までは複線ですが、ここから先は単線となります。

1921年8月1日 京都~伏見間が廃止され、伏見~桃山間の旅客営業が廃止となり、東海道本線の京都~稲荷間が奈良線になりました。さらに稲荷~桃山間に新線が開業しました。

1928年11月15日 伏見経由の旧線の廃線跡を利用して奈良電気鉄道が京都~桃山御陵前間を開業 同年11月3日には桃山御陵前~西大寺まで開業しており、大阪電気軌道の西大寺~奈良間に乗り入れして京都~奈良間が全通しました。

奈良電気鉄道が京都~奈良間に電車を走らせてからというもの、非電化の奈良線は、運行頻度や所要時間の上で勝負にはならず、直通需要が大きく奪われました。

105_841207_2
105_841207 1984/12/1 京都駅 電化直後の奈良線電車 105系
105系オリジナル顔と常磐緩行線103系1000番台から改造されたクハ105が活躍していました。
1994年9月4日、関西空港の開港日ですが、この日で奈良線から105系は退き、桜井線、和歌山線運用のみとなりました。

113_840325 関西本線色の113系
和歌山線の運用ですが、これと同じタイプの車両が奈良線でも活躍していました。

1955年2月15日に全列車が気動車に、1975年12月19日、自動信号化、1982年3月CTC導入、1984年10月1日に漸く京都~木津間が電化されました。

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2017年6月 1日 (木)

下関総合車両所一般公開 鉄道ふれあいフェスタ 2016 その4 車両検修施設

2016年10月15日土曜日、幡生駅そばの下関総合車両所で開催された「鉄道ふれあいフェスタ2016」に関しては、これまで

プロローグ 2016/10/18
その1 カープ応援ラッピングトレイン 2016/11/24
その2 EF65 1124号機 2016/12/29
その3 クモハ42001 2017/2/10                          と記事にして参りました。

105_k04_161015
105_k04_161015_3 2016/10/15 検査入場中の105系K04編成 クモハ105-18
ちなみに105系は下のように広ヒロと広セキに配置されており、K編成(K7,8以外)は広ヒロ(可部線、呉線用)です。

今回は車両検修施設の様子に触れようと思います。

ここは国鉄時代は幡生工場と言われ、現在は西日本旅客鉄道、広島支社直轄の総合車両センターです。

JR西日本における地域性を考慮した車両検修職場として金沢総合車両所、後藤総合車両所、網干総合車両所に次いで4番目の在来線総合車両所として2009年6月1日、下関地域鉄道部下関車両センター、下関車両管理室、山口鉄道部車両管理室(旧小郡運転所)が統合され発足しました。

105_k04_161015_2 クレーンによる車体吊り下げ

業務は広島支社管内および一部他支社の在来線車両(電機、ディーゼル機関車、電車、気動車、客車)の全般検査、重要部検査、交番検査、仕業検査などの検修および改造を行い、閉鎖された鷹取工場に代わってJR西日本で廃車となった車両の解体を行っています。

車両基地は下関駅の門司より、大和町2丁目15番1号にある、運用検修センター(かつての下関運転所)と新山口駅構内の東側、山口市小郡下郷124にある新山口支所(かつての小郡運転所)、そして天神川駅~広島駅間、広島市東区の広島支所(かつての広島運転所)からなります。

配置車両は

電車
下関 105系 123系 115系 42系 145系
広島 105系 113系 227系 145系

気動車
下関 キハ47形
新山口 キハ40形 キハ47形 キハ120形
広島 キハ47形 キハ120形

機関車
下関 EF65形 DD51形 DE10形

客車
新山口 12系 (近々新製された35系も加わるそうで)
広島 マニ50形

貨車
新山口 チキ5200形 ホキ800形

22161015 近ナラの221系も入場中でした。

221_161015 普段目にすることのない221系の中間連結器
221系の入場は平成25年から開始された延命工事をこちらで担当しているためかと思われます。

当日の検修庫内にはEF65、105系などの配置車両が検査を受けていましたが、関西地区で活躍する221系が検査を受けているのも見ることが出来ました。

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2016年10月18日 (火)

下関総合車両所一般公開 鉄道ふれあいフェスタ 2016 prologue

毎年、鉄道の日「10月14日」の前後にはいろいろな鉄道会社が車両基地の公開イベントを開催します。わたしもこれまで関東地方を中心に各社のイベントに参加して参りました。

今年からは週末の休みが多くなったこともあり、関東地方以外のイベントにも参加してみようということで、まずは10月15日土曜日 幡生駅そばの下関総合車両所で開催された「鉄道ふれあいフェスタ2016」に参加してきました。今回の記事はまずprologueとして全体の概要を紹介し、次回から個々のトピックについて触れてゆこうと思います。

161015

まずは往路復路ですが、今回は”経費節約弾丸ツアー”で新宿~小倉の高速夜行バスを往復とも利用しました。

この4月4日に開業した新宿バスタから21:00発の高速夜行バスに乗り、当初は小倉まで乗車し、JRで幡生まで戻る予定でしたが、新山口駅にも停まるとのことで、予定を変更して、新山口駅下車、JR山陽線を乗り継いで幡生駅に向かいました。そのため、到着は1時間半ほど早くなりました。

A
B 2016/10/15 会場入口で配布されたパンフレット

Hm_161015 HM風のポスター

イベント会場では2時間ほど見学しました。

115_l08_161015 115系L-08編成

25年ぶりのリーグ優勝、そしてクライマックスシリーズファイナルも勝ち抜け、日本シリーズでは日本ハムファイターズとどういった戦いをするかが楽しみな広島カープの応援電車も展示されていました。

42001_161015 クモハ42001 

宇部線・小野田線に1957年に転属後、42005,42006とともに小野田線本山支線用として活躍、42005はJRに継承されず、42006も2000年に廃車されるも、42001は2003年3月14日の運転を最後に引退はしましたが、このように毎年のイベントでは公開されており、車籍も残っているようです。

Ef65_1124161015 EF65 1124号機

昨年のトワイライトエクスプレス引退後、山陽線関係の臨時列車牽引のためか、それまでの特急色からトワイライト塗装に変更され、話題をさらった機関車でした。関東のファンとしてはこの機関車が展示されるのもはるばる幡生まで足を運ばせた大きな動機になりました。HMは時間ごとに何種類か付け替えられていました。

227_s14_161015 227系 S14編成 RedWing

115系3000番台以来、32年ぶり(広島カープの優勝より長い)2015年3月14日のダイヤ改正より、広島地区で運行を開始した新形式です。

105_k04_161015 105系の車体つり下げ実演

下関総合車両所は他のJR工場に較べても車両の担当範囲が広く、電車、気動車は言うの及ばず電気機関車、ディーゼル機関車の検査、改修、改造を行っています。

幡生から下関、門司を経由して門司港へ、まずは平成筑豊鉄道北九州銀行レトロライン「潮風号」トロッコ列車で、九州鉄道記念館駅から関門海峡めかり駅へ、EF301号機や関門海峡の潮の流れを見た後、門司港まで引き返し、2004年10月以来の九州鉄道記念館を再訪、門司港駅周辺の門司港レトロ地域を見学した後、小倉駅へ。

小倉駅から復路の高速夜行バスに乗車し、朝10時の予定を約1時間早く9時過ぎに新宿バスタに戻りました。一橋学園の家までも40分ほどで到着しました。

ということで、
1) イベントでの展示内容 
   広島カープ応援電車 
   クモハ42001 
   EF651124号機 
   227系
   105系つりさげ など
2) レトロライン「潮風号」について
3) 新宿~小倉間の夜行高速バスの旅
4) 関門海峡、和布刈公園  などについて触れてゆこうと思います。

10月22日にはJR貨物広島車両所の公開がありますね。今年は新利府の新幹線車両基地公開に参加予定なので、来年訪問したく思います。

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2016年9月15日 (木)

紀勢本線 和歌山~和歌山市間 種々の和歌山周辺で活躍中の105系編成

以前、101系の廃車発生部品を再利用して登場した車両の紹介や常磐緩行線で活躍した103系1000番台の転用の話題、奈良線の103系の話題、広島地区で活躍した105系の話題でも登場しましたが、今回の訪問で撮影した車両の写真を加えて、再度、和歌山周辺で活躍中の105系について触れようと思います。

105_tc501_120317_3 2012/3/17 高田 SW001編成 クモハ105、クハ104ともに-501の編成

2009年11月29日から運行を開始した2編成目の「旅万葉」ラッピング車です。万葉集がテーマで藤原鎌足、柿本人麻呂、額田王、大伴家持、大伴旅人、山上憶良、の画と歌が描かれています。

105_w11_120317 2012/3/17 桜井 SW011編成 クモハ105-519とクハ105-9による編成

105519_080226

1059_080226 2008/2/26 和歌山 SW011編成のオリジナル塗色時代

105_sp002_180903 2016/9/3 和歌山 SP002編成 クモハ105、クハ104ともにー504の編成

105_sp002_160903
SP002編成のクモハ105-504はダブルパンタです。

2016/9/3 和歌山 SP002編成
ここまで登場した編成は103系時代のグローブタイプのベンチレータで冷房機はクモハの屋根上とクハの床下にバス用タイプの簡易冷房装置WAU202が搭載されています。

105_sw010180903 2016/9/3 和歌山 昨日の記事で取り上げたSW010編成

この編成の冷房装置はクモハは集中式、クハは分散式です。

105sw004_160903
105sw004_160903_2 2016/9/3 和歌山 クモハ105、クハ104とも-506のSW004編成です。

NHK大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地をアピールするために2016年3月1日から運行を開始したラッピング編成です。運転は12月までだそうです。

この編成の冷房装置は両方ともAU75です。

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2016年9月14日 (水)

紀勢本線 和歌山~和歌山市間 SW010編成について

昨日の記事で紹介した紀勢本線和歌山市~和歌山間、紀伊田辺~新宮間、和歌山線、桜井線などに投入されている105系の話題です。

所属は吹田総合車両所日根野支所新在家派出所で24編成、48両が所属しています。現在、同所には105系以外に117系4両編成も5本所属しています。場所は和歌山線の和歌山~田井ノ瀬間の線路の北側にあり、かつては和歌山機関区、新和歌山車両センターと言われ、C57形,C58形蒸気機関車や特急「くろしお」用キハ80系、キハ28/58系、キハ30系が所属していました。

Swsp

図1 103系1000番台から改造のクモハ、クハで構成される105系編成(SW010)以外

Sf 図2 新造105系で構成されるSF編成

105系に関しては以前、広島可部線の話題で紹介しましたが、こちらにはクモハ105-500番台クハ104-500番台、いずれも4扉のモハ103/102-1000番台から改造されたもので、クモハは新造車に準じた運転台の取り付け(32両)、クハは電装解除、台車は101系廃車発生品のDT21T台車に交換、運転台は新造車に準じたものが取り付けられた(10両)の編成と、クモハ105-500番台とクハ103-1000番台から改造されたクハ105-0番台(14両)の編成がいます。ただ、何度か紹介しましたが、クハ105-7の編成は桜井線の踏切事故でクハ105-7が廃車となり、モハ103-385を電装解除し、クハ105-7の運転台を切り継いで製造されたクハ104-551に置き換えられています。

105_104551160903 クハ104-551を先頭にした105系SW010編成
顔はすでに亡いクハ105-7由来、その後ろにモハ102-385の車体とといったクハです。

105_104551160903_2

今回の関西訪問ではそのクハ104-551を含む編成が和歌山~和歌山市間の運用に入っていました。以上がSW,SP編成で、桜井線、和歌山線、紀勢本線(和歌山市~和歌山間)の運用に入っています。

105_104551_160903 ワンマン化対応がなされている運転席周辺

紀勢本線(新宮~紀伊田辺)間の運用には新造3扉のクモハ105-0番台、クハ104-0番台のSF編成が活躍中です。

105_104551_160903_2
105_104551_160903_2_2 また、将来起こりうるとされている南海トラフ地震による津波対策の装備が車内に備え付けられているのも印象的でした。

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2016年9月13日 (火)

紀勢本線 和歌山~和歌山市間 路線の紹介

先の阪和線羽衣支線に続いて2016年9月2日から4日の関西旅行に関する記事です。

今回触れるのは紀勢本線和歌山から和歌山市までの区間です。

紀勢本線は三重県の亀山駅から新宮駅までがJR東海の管轄区間で非電化区間、新宮からはJR西日本の区間で直流電化されており、和歌山駅で阪和線に接続しています。関西地区と紀伊半島を地区を結ぶ特急も阪和線から紀勢本線に直通しています。

160903_4 和歌山駅ホーム 2016/9/3

一番奥が紀勢本線から阪和線方面、オレンジ色の駅名標が阪和線折り返しホーム、蒼い駅名標か阪和線から紀勢本線直通列車用ホーム
あと、ベンチの設置方法が関東では見られない枕木方向向きです。これは旅客のホームへの転落を防ぐためとのことです。

160903 2016/9/3 和歌山
阪和線を経由して天王寺方面に向かう列車と違って和歌山市行きの列車は最も東側の8番線から発車します。

一方、和歌山~紀和~和歌山市の区間は電化されていますが、単線で運転頻度も低く、しかも和歌山市駅構内から分界点まで約1.0kmは南海電鉄の所有であり、用地がJR西日本に貸与されています。そんなわけで、和歌山~和歌山市区間は紀勢本線の中でも”忘れられた区間”的存在かと思います。

160903_2 和歌山市方面 時刻表
和歌山線、粉河、橋本方面と同じ105系が投入されています。日中、9時台から15時台は1時間に一本です。

160903_3 運賃表

ワンマン運転で車内に運賃表がありますが、桜井線、和歌山線などと共通運用であることがわかります。

105_m82_160903 105系 M82編成
明日の記事で詳しく触れますが、この日和歌山~和歌山市間に投入されていた105系編成です。

8番線から出発した2両編成の105系は阪和線と併走し、高架橋をくぐるまでは和歌山線の線路と共用の線路を走ります。次第にカーブして、阪和線をくぐり、高架橋を上り、紀和駅に到着します。ここは1968年まで和歌山駅と称しており、現在の和歌山駅は東和歌山駅でした。

紀和駅を出ると高架線を下り、右手から南海線が合流し、分界点を通過して和歌山市駅に到着します。かつては南海線から南紀方面への列車が現在も非電化の渡り線を介して運転されていましたが、今は甲種回送でのみ使用されています。

Jr_160903 南海の南のターミナルの片隅に入線したという感じの和歌山市駅

160903_5 柵の向こうには南海加太線の電車

160903_6 本線 特急サザンの姿も

明日は車両の紹介です。

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