2020年7月 7日 (火)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 16 播但線の旅 優等列車の歴史

現在、大阪~香住、浜坂、鳥取間を結ぶ特急「はまかぜ」が播但線を走っていますが、播但線の優等列車の歴史は1952年に神戸と豊岡を結ぶ快速列車として「たじま」が運転されたのが始まりで、最初は蒸機牽引の客車編成でした。1960年の準急列車化で気動車化され、神戸~豊岡間を2時間台で結ぶようになりました。1953年3月15日には城崎温泉への観光客輸送列車として大阪~城崎間に快速列車「ゆあみ」が運転開始され、こちらは1958年に準急列車化されました。1961年10月1日に「たじま」は「但馬」となり、1965年10月1日、「ゆあみ」は「但馬」に統合されました。1966年3月5日、準急列車は制度変更で急行列車となりました。

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82-740929-3a-edit1975/3 大阪駅に発着するキハ82形特急「はまかぜ」

特急「はまかぜ」が登場したのは1972年3月15日、新幹線岡山開業のダイヤ改正で新大阪・大阪~鳥取・倉吉間に2往復設定されました。車両はキハ82形を先頭にした80系特急車両でした。播但線内は無停車だったため、同線内の需要は急行「但馬」が担いました。当初は
指定ーGー食堂ー指定ー指定ー指定ー指定 (ハロシハハハハ)と 指定ーGー指定ー指定ー自由ー自由 の2編成でした。
1975年3月10日の改正には特急「おき」との編成共通化で食堂車が無くなりました。

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大阪駅 
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新大阪駅 キハ181系化された「はまかぜ」

18145-060621 2006/6/21 元町

1982年7月1日、「やくも」の電車化で余剰化したキハ181系での運用が開始されました。
1986年11月1日の改正では「まつかぜ」の運転終了、但馬の特急格上げを兼ねて「はまかぜ」は3往復に、「但馬」は2往復に
1996年3月16日、「但馬」は廃止、阪神淡路大震災復興の間に2往復になっていた「はまかぜ」が3往復に
このときのダイヤ改正は急行列車を廃止し、大阪、京都から播但線、山陰本線、京都丹後鉄道で結ばれる城崎温泉、天橋立、東舞鶴方面をビックXネットワークとし、特急列車を充実させようというものでした。

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2019/8/5 香呂を通過する189系「はまかぜ」

2010年11月6日を以てキハ181系の運用が終了し、翌11月7日より、キハ189系による運転開始

登場した際には姫路、和田山以外の播但線内各駅には停車しなかった「はまかぜ」ですが、1998年3月14日に生野駅に停車するようになり、現在は福崎、寺前、生野、竹田(一部)駅に停車しています。

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2020年5月19日 (火)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 10 津山まなびの鉄道館 展示車両 12 キハ181 12

津山まなびの鉄道館の展示車両、今回はキハ181-12です。

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津山まなびの鉄道館 2019/8/3
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車内も見学可能です

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Dsc02415 キハ181はキハ82のスタイルを踏襲していますが、連結器周りとかライトケーシングの形態は異なります。

非電化区間の特急用車両として1960年にキハ80系が特急「はつかり」でデビューさらに1961年10月のいわゆるサンロクトウのダイヤ改正で非電化区間特急網整備のため、貫通タイプのキハ82形をメインにした80系特急車が大量増備され、最盛期には四国を除く全国の主要線区に特急列車が走るようになりましたが、エンジンは戦前からのDMH17系であり、勾配線区での運転やスピードアップに対して余裕がなく、冷房装備でサービス電源が増加し、重量当たりの出力が急行型より低くなるという問題点を抱えていました。
こういった問題を解決するためDMH17系に代わる気動車用エンジンとしてDD13形に使用されていたDMF31Sを横型にしたDMF31HSA(400ps/1300rpm)を開発し、これを搭載したキハ60形2両、キロ60形1両を試作し、エンジンのみならず充排油型液体変速機、2軸駆動、油圧式ディスクブレーキ、防音、防振車体なども組み込み現車試験が重ねられました。エンジンは横型6気筒のDMF15HS(240ps/1600rpm)が1963年に、インタークーラーを追加したDMF15HZ(300ps/1600rpm)と対向12気筒方式のDML30HS(500ps/1600rpm)が1964年にが試作され、これらのエンジンを搭載したキハ90形(DMF15HZA)キハ91形(DML30HSA)が1966年に試作されました。キハ90系には変則・直結自動切換の変速機、2軸駆動のため心皿なしの空気ばね台車、屋根上放熱器、人間工学を取り入れた運転台なども採用され、最高速度は電車並みの120km/hとなりました。営業列車としての使用も考慮してキハ91形、キサロ90形が追加新製され、1967年10月のダイヤ改正から中央西線の急行「第2・3しなの」で営業運転が開始され、電気系統のトラブルはあったものの、基本的問題はなく、1968年10月ヨンサントウダイヤ改正に備えてキハ181系が量産されるようになりました。

181-750102-4edit 1975/1/2 名古屋 キハ181系が最初にデビューした特急「しなの」

キハ181系は1968年から1972年にかけ、
キハ181形 49両  1968年製造の1~4は量産先行車  1~49
キハ180形 79両  1968年製造の1~6は量産先行車 1~79
キロ180形 17両  1968年製造の1・2は量産先行車  1~13,101~104 100番台はキサシを連結しないし国内列車用に車販準備室設置
キサシ180形 13両 1968年製造の1・2は量産先行車  1~13
の計158両が製造されました。

18132-770315-b_20200518140101 1977/3/15 玉造温泉 

キハ181-12の車歴は
1969/11/14 日本車輛製造にて落成、新製配置は北オク(特急つばさに使用)
1975 広コリに転属 特急「おき」などで活躍
1983 米ヨナに転属
1994 京キトに転属
1996 米トリに転属
1998 米トウ
2003 京キト  2011年 廃車

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2020年3月 8日 (日)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 6 岡山駅に発着したJR四国の車両 キハ181系特急「南風」

昨日の「しおかぜ」に続き、現在は岡山~高知~中村間の特急「南風」です。

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1987/10/13 高松宇高連絡線接続、地平ホーム時代の高松駅で発車を待つ特急「南風」

1972年3月の登場時は宇高連絡船を介して、同時に20系ブルートレインに昇格した東京~宇野間の寝台特急「瀬戸」と接続するダイヤが組まれていました。

東京1925ー「瀬戸」15レー宇野612/630ー7便ー高松730/816ー「南風」11Dー中村1241
中村1455ー「南風」16Dー高松1925/1948ー34便ー宇野2055/2105ー「瀬戸」16レー東京725   1974年12月の時刻表データ

宇高連絡線7便には「しおかぜ1号」1D 750高松発、34便には「しおかぜ3号」1933高松着も接続していました。

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JR四国 コーポレートカラーのキハ181が連結された5両編成

1975年3月の新幹線博多開業では急行「土佐」「あしずり」が「南風」となり、3往復となりました。1986年11月1日のダイヤ改正でキハ185系が投入され、「あしずり」1往復が「南風」になり、4往復となりました。
1988年4月には岡山発着となり、エル特急に指定、高松発着列車は「しまんと」と改称され、岡山発着の「南風」は3往復に、1989年には2000系試作車TSEがデビュー、キハ181系の使用は1990年11月20日で終了となりました。

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2020年3月 7日 (土)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 6 岡山駅に発着したJR四国の車両 キハ181系特急「しおかぜ」

1988年4月10日、瀬戸大橋線(正式な路線名ではなく愛称で、宇野線<岡山~茶屋町>、本四備讃線<茶屋町~児島~宇多津>、予讃線<宇多津~高松>の総称)が全面開業し、岡山までJR四国の車両が乗り入れる様になりました。今回からは岡山駅に乗り入れたJR四国の車両について見て行こうと思います(既にマリンライナー5000系は登場済みですが)。

瀬戸大橋区間の走行に関しては保安上の理由から下窓上昇式窓の車両や、非常事態を考慮してトイレの設置されていない車両は営業運転できないというルールがあります(例外としてJR四国の一段上昇式窓のキハ58系の一部に乗り入れ対応車が存在しました)。このため、JR西日本の115系は下段固定窓の車両のみ、117系は100番台車のみ、165系、167系も下段固定窓改造車のみが乗り入れていました。JR四国でも121系は乗り入れできず、乗り入れ用に6000系を導入せざるを得なかった様です。

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1987/10/13 高松 岡山で撮影した写真ではありませんが、宇高連絡線があった頃の高松駅での181系「しおかぜ」

まずは先日から数回登場しているキハ181系です。キハ181系のデビューは1968年10月1日の通称「ヨンサントウ」改正での中央西線特急「しなの」でした。四国への181系の配置は1972年3月15日山陽新幹線岡山開業を中心としたダイヤ改正で四国初の特急「しおかぜ」3往復(高松~宇和島2往復、高松~松山1往復)、特急「南風」1往復が新設され、これに伴いキハ181系の1971年度最終新製車26両が高松運転所へ配置されました。

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キロ180ー100番台は定員は0番台と同じ48名、四国特急では食堂車を連結しないため、0番台の洋式便所・洗面所スペースを車販準備室としたバージョン)

1975年3月には「しなの」の全面電車化で名古屋第一機関区から8両が転入、11月には「つばさ」の電車化で尾久客車区から8両が転入し、キロ基本番台はそれぞれ100番台に準拠して改造され、キロ180-150番台となりました。
キロ180-1・7 → キロ180-151・152
1975年に南風2往復が増発され、1977年にはしおかぜが1往復(高松~宇和島)増発されました。1986年には内山線(予讃本線の向井原駅 - 内子駅経由 - 伊予大洲駅間短絡ルート)が全通したのに伴い、所要時間が10分短縮されました。

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この頃にはJR四国のコーポレイトカラーになった車両も登場して来ていました。

車両では車掌室付きキハ180形(特急「おき」3往復中、一往復がモノクラスで運用されていた際に改造:キハ180-10・14・17・18・23・24)の2両(23・24)が転入し、同年11月1日の国鉄最後のダイヤ改正ではこれら車掌室付きキハは増発・編成短縮化に伴うキロ不足に対応するためグリーン車化改造がなされ、キロ180-200番台となりました。キハ180-23・24 → キロ180-201・202
同改正ではキハ185系もデビューしていますが、キロ180形も乗車率の低いグリーン車を半室にすることにし、1987年以降、定員グリーン室24名、普通室18名のキロハ180形が誕生しました。キロ180-101 - 104・151・152・201・202→キロハ180-1 - 8
しおかぜは一挙に9往復増発され13往復(高松~宇和島間は5往復)になりました。

民営化直前の1987年3月23日、高松~松山間は電化・線形の改良等で最高速度が110km/hに引き上げられ高速化されました。

181-871013-12-edit 先頭はキハ181-1でした。

民営化後のJR四国では短編成化に対応して不足する先頭車(キハ181)をキハ180形から改造し、キハ181-100番台としました。国鉄時代に「おき」用に改造された3両に続き、キハ181-104・105が登場しました。キハ180-7・69・70・68・73 → キハ181-101 - 105
内装的には国鉄末期に回転クロスシートをキハ185系に準じた背面テーブル付きリクライニングシートに交換し、車内の床敷物、側面化粧板、仕切扉の交換、巻上げカーテンの交換などのアコモデーション改良がなされました。

1988年4月10日、本四備讃線の開業で「しおかぜ」は岡山発着となり、5往復(岡山~宇和島間は下り1/上り2)、高松発着は「いしづち」9往復(高松~宇和島間は下り3/上り2)となりました。1989年3月、瀬戸大橋線沿線住民の騒音訴訟から一部区間で原則運転が開始され、後継車両の2000系TSEが登場、1990年11月21日のダイヤ改正では181系による「しおかぜ」は2往復にまで減少、この後のダイヤ改正で181系のしおかぜは消滅したと思われます。

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2020年3月 6日 (金)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 5 岡山駅を発着する特急車両 キハ181系臨時特急「武蔵」

今回は過去に岡山駅で撮影した列車の話題です。

18122-021221-2 2002/12/21 岡山 事前に何の情報もなく、ただ偶然に岡山駅で見かけて写真を撮ったものでした。

むさし」といえばNRA10000系やLAVIEW001系で運転される池袋~飯能間の西武特急を思い出しますが、今回はキハ181系特急です。

2003年、NHKの大河ドラマでは
第42作 武蔵MUSASHI

原作:吉川英治脚本:鎌田敏夫音楽:エンニオ・モリコーネ

主な出演者:市川新之助 堤真一 米倉涼子 松岡昌宏 渡瀬恒彦 ほか  が放映されました(私は観てませんが)。

宮本武蔵の生誕地は岡山県英田(あいだ)郡大原町とされ、2005年3月31日に大原町は勝田町、美作町、作東町、英田町、東栗倉村と合併し、美作市の一部となりましたが、当時の大原町が大河ドラマ放映を機に地元PRの一環としてJR西日本とタイアップして、観光客誘致のために運転したのが特急「武蔵」でした。運転日は2002年12月から2003年2月の土・日曜、祝日で

キハ181-キハ180-キハ181の3連(上郡よりの1両が指定席、あとの2両が自由席)

18147-021221-3_20200305182801 横に幟もありますが、つい最近になってあの時の特急は大河ドラマ関係のものだと知った次第です。

時刻は

岡山(09:47)→上郡(10:33)→佐用(10:47)→宮本武蔵(11:11)→大原(11:15)
大原(15:14)→宮本武蔵(15:18)→佐用(15:32)→上郡(15:47)→岡山(16:34) の1往復でした。

因みに同じ2003年、広島~下関間にも大河ドラマ関連で181系等を使用した快速「関門・Musashi」が運転されていました。

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2020年3月 3日 (火)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 5 岡山駅を発着する特急車両 キハ187系500番台

岡山駅を発着する特急車両、今回はJR西日本がキハ181系置き換えのため投入したキハ187系です。

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2008/12/9 岡山 キハ187-500

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2013/3/21 岡山 キハ187-1500

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1871500-130321-2

2013/3/21 岡山

私個人的にはキハ82形やキハ181系に較べ、編成も短く特急車両としての風格に欠けるデザインであまり好きではないタイプなんですが、山陰本線の高速化に貢献し、2002年には鉄道友の会からローレル賞を受賞しています。JR西日本が初めて投入した特急型気動車で、2001年に山陰本線安来~益田間の高速化に新潟鐵工所製の0番台が投入され、2003年には山陰本線米子駅 - 鳥取駅間・因美線鳥取駅 - 智頭駅間の高速化で日本車輛製造製の10・500番台が投入されました。前者は島根県から、後者は鳥取県からそれぞれ資金援助を受けての製造でした。これまでに26両が製造されています。

主要諸元
最高運転速度 120 km/h
設計最高速度 120 km/h(0番台)130 km/h(10番台・準備工事)
起動加速度 2.0 km/h/s(0 - 60km/hまでの平均加速度)
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.2 km/h/s
編成定員 118名(0・10番台)112名(500番台)
編成重量 86.7 t(0番台)90.0 t(10番台)90.9 t(500番台)
全長 21,300 mm
全幅 2,845 mm
全高 3,470 mm
車体 ステンレス
台車 制御付自然振子装置組込円錐積層ゴム式ボルスタレス台車(ヨーダンパ付)
WDT61(1軸駆動)×2/両(0番台)WDT61A(1軸駆動)×2/両(10・500番台)
動力伝達方式 液体式
機関 コマツ SA6D140H × 2/両
機関出力 331 kW (450 ps)
変速機 DW21
変速段 2.803(1速)1.852(2速)1.236(3速)0.890(4速)※終減速比2.688
編成出力 1,324 kW (1,800 ps)
制動装置 電気指令式ブレーキ (応荷重装置・耐雪付)機関ブレーキ併用
保安装置 ATS-Sw(0・10番台)ATS-Sw・ATS-P(500番台)EB装置

←新山口 キハ187形0番台・10番台(Mc1)+キハ187形1000番台・1010番台(Mc2) 鳥取→
     ENG,GEN,BATT WC 58名   ENG,GEN,BATT 60名
←岡山・鳥取 キハ187形500番台(Mc1')+キハ187形1500番台(Mc3) 上郡→
     ENG,GEN,BATT WC 56名   ENG, GEN, BATT 56名
0番台は2001年7月7日に特急「スーパーおき」「スーパーくにびき」用として登場 14両
10番台は2003年10月1日のダイヤ改正で増発用に登場した0番台の改良タイプ
500番台は2003年10月1日のダイヤ改正で特急「いなば」の高速化用に登場 
智頭急行線内運行のためATS-Swの他、ATS-Pを搭載しているため定員が少なくなっています。

181-22-020329 2002/3/29 岡山 キハ181系時代は1997年11月29日から2003年9月30日まででした。

現行のダイヤでは6往復が設定されており、停車駅は岡山駅 - 上郡駅 - 佐用駅 - 大原駅 - 智頭駅 - 郡家駅 - 鳥取駅 です。

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2020年3月 2日 (月)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 5 岡山駅を発着する特急車両 381系「やくも」

前回までJR西日本の105系113系115系117系213系223系、JR四国の5000系などの各停、快速電車等の車両を見てきました。

今回からは特急車両を見て行きます。最初は国鉄が曲線通過速度向上のため1970年に振り子式電車591系を試作、各種性能確認試験を実施し、1972年に量産車としてデビューしたのが381系で1973年から中央西線・篠ノ井線特急「しなの」、1978年には阪和線・紀勢本線特急「くろしお」、そして1982年から伯備線・山陰本線特急「やくも」に投入されました。製造は1973年から1982年まで、川崎重工業、日立製作所、近畿車輛が担当し、277両が製造されました。

381

主要諸元
最高運転速度 120 km/h(曲線通過時は本則+20km/h)
全長 21,300 mm
全幅 2,900 mm
全高 3,880 mm(クハ381形)
3,385 mm(モハ381形)
3,960 mm(モハ380形)
車体 アルミニウム合金
台車 板ばね式自然振子ダイレクトマウント空気ばね台車 DT42・TR224
主電動機 直流直巻電動機 MT58・MT58A
主電動機出力 120 kW
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式
歯車比 4.21
定格速度 960 kW(1ユニット)
定格引張力 4,470 kg(1ユニット)
制御方式 抵抗制御・直並列組合せ
制御装置 CS43・電動カム軸接触器式
制動装置 電気ブレーキ併用電磁直通ブレーキ
保安装置 ATS-S・ATS-B(導入当初)
ATS-ST(JR東海所属車)
ATS-SW・ATS-P(JR西日本所属車)

181-770315-b 1977/3/15 出雲市 キハ181系「やくも」

18132-770315-b 1977/3/15 玉造温泉 

伯備線特急「やくも」は新幹線岡山開業の1972年3月15日の改正でキハ181系特急としてデビューしました。「やくも」という名称が列車名に登場したのは1959年9月の米子~博多間準急が最初で、1965年11月には新大阪~浜田間(福知山線・山陰本線経由)のキハ82系特急にも使用されました。1972年3月の改正でデビューしたキハ181系は岡山~出雲市・益田間で運転されました。1975年3月の新幹線博多開業のダイヤ改正では最初の気動車エル特急に指定されました。

381-850418-2 1985/4/18 岡山 381系「やくも」

1982年7月の伯備線・山陰本線伯耆大山~知井宮(現、西出雲)間の電化で電車化されました。1982年といえば上越新幹線開業の年でもあり、当初は183系1000番台の転用計画もありましたが、上越新幹線の開業遅れ、地元の猛反対と知井宮車両基地・出雲運転区の早期建設などもあり、381系が導入されたそうです。381系のクハは「しなの」用の18両は貫通路付き0番台、「くろしお」「やくも」用は非貫通形100番台で44両となっています。

381-021221-32002/12/21 岡山

381-020329-4
2002/3/29 倉敷 先頭車はモハ381形に運転台ユニットを接合し、先頭車化した国鉄アルミ車では初の先頭車化改造車となったクモハ381、9両が改造されました。

381-020329
2002/3/29 岡山 先頭はクロ380形
様々な編成を見ることが出来た「スーパーやくも」

1994年12月3日のダイヤ改正で「やくも」のうち、停車駅の少ない速達列車を「スーパーやくも」としましたが、2006年3月18日のダイヤ改正で「スーパーやくも」は廃止され、すべて「やくも」に統一されました。

381-081209-2
2008/12/9 岡山

2010年3月13日の改正ではエル特急の指定も解除されました。運転区間も1997年3月22日のダイヤ改正で岡山~出雲市間に統一されました。列車番号は1001M~1030Mで15往復となっています。

Dsc01955
Dsc019632019/8/2 倉敷 現行塗装の「やくも」編成 下がパノラマグリーン車付き編成

Dsc02752
編成は原則は4両編成で、1号車G車、2・3号車指定席、4号車自由席で、4往復に1号車がパノラマグリーン車を連結した編成が入りますが、6,7,9両での運転もあります。2010年8月から全列車がリニューアルされた「ゆったりやくも」で運転されています。

Dsc02707 2019/8/4 岡山 先頭車は2016年3月から改造された自動解結装置取付工事施工車のクモハ381-509

現在、最後の381系特急となっていますが、2022年を目途に新型車両への置き換えがアナウンスされています。

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2019年8月 4日 (日)

速報版 岡山、広島、鳥取、兵庫を巡る旅 二日目

2日目は、朝9時にオープンする「津山まなびの鉄道館」の見学と因美線・智頭経由で郡家(こおげ)まで行き、若桜鉄道を訪問することです。

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2019/8/3 津山駅前

前回、津山を訪問した2013年には無かった駅前のC1180号機を見学します。2017年8月までは津山市南小学校に保存されていたそうです。実に美しく整備されています。

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2019/8/3 転車台上にはDD13 638号機が乗っていました。ここに乗る車体は1ヶ月ごとに替わるそうです。

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キハ58 563は少し前に引っ張り出されており、車内も見学可能でした。手前の動輪はC5768号機のもの

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DD16304のラッセルヘッドは片側だけが付属しており、扇形庫の外側から見学することが出来ました。

駅には「津山まなびの鉄道館」までの道順が示されており、徒歩約10分とのこと、オープン前に到着しましたが、既に待っておられる方が数名いました。扇形庫は1936年製で梅小路に次ぐ日本で2番目の大きさの庫だそうです。2009年には転車台とともに経済産業省の「機械遺産」に登録され、2018年にはJR西日本の鉄道記念物とされました。2016年京都鉄道博物館がオープンした際、大阪弁天町の交通科学博物館に保存されていて京都鉄道博物館に収蔵されなかったD512号機、DF5018号機のほか、試作機1両のDE50、DD51, DD13, DD15, DD16などのDL, キハ181、キハ58、キハ52、キハ28、そして異色のオハ50形にエンジンを搭載したキハ33, 10t貨車移動機等13両が収蔵されています。

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2019/8/3 智頭 キハ120-343 因美線 津山~智頭間

駅に戻り、1135発の因美線智頭行きに乗車、1時間程で智頭に付きますが因美線はこの区間山越えでキハ120形25km速度制限区間をゆっくり進むのが印象的でした。

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2019/8/3 智頭 HOT3501 智頭~鳥取間 上郡~智頭間の智頭急行の車両が山陰線まで乗り入れています。

智頭からは智頭急行HOT3500形鳥取行きで郡家に向かいますが、郡家で降りて若桜鉄道を待つと1時間ほどあるので、そのまま鳥取まで乗車しました。

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2019/8/3 鳥取 キハ126 何種類かのラッピングがあるようですが、15+1015は漫画家青山剛昌が北栄町出身とのことで名探偵コナンのラッピング(青と赤基調)となっています・

鳥取駅は高架駅ですが、自動改札は導入されておらず、女性の駅員さんが列車のアナウンス、改札をしておられました。
30分の滞在で駅弁を購入、列車の写真等を撮影後、郡家に戻ります。今度はJRキハ47形2連でした。郡家で若桜鉄道の切符を購入する際に往復を買おうとしたら、1日自由乗車券の方が100円安い(¥430x2に対して¥760)とのことでそちらを購入。10分ほどで若桜行きの列車が到着、この列車も鳥取方面からやって来ました。

Dsc025842019/8/3 若桜 隼駅がスズキ製大型バイクの聖地とされていることからWT3301はバイクのラッピングに

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若桜鉄道に乗車するのは初めてですが、隼駅ではライダーの集会があり、安部駅は映画「男はつらいよ 寅次郎の告白」(1991年12月21日公開)のロケ地、そして終点若桜駅には12形客車、DD16 7号機, C12167号機などが保存されていました。

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2017年6月10日 (土)

下関総合車両所一般公開 鉄道ふれあいフェスタ 2016 その6 HM展示 8 いそかぜ

2016年10月15日土曜日の下関総合車両所公開のHM展示、同時期の列車としては「明星」や名古屋~熊本の「金星」などもあるのですが、HMの展示はなかったのでそれらは別の機会にするとして、今回は、キハ181系特急だった「いそかぜ」にいたします。

Hn_161015
いそかぜ」という愛称は、昨日の「なは」の記事にも登場した1965年10月1日から大阪~宮崎(一部、大分)間に運行されたキハ82系特急、列車番号1D、2Dで最初に使用されようです。

485_481_0_750305 1975/3/5 門司 

1961年10月1日の改正では「かもめ」の補完として、同じくキハ82系により、大阪~博多間に山陽本線経由で「みどり」が運転開始されました。実際の運行開始は初期故障などを考慮して12月15日からだったそうです。1964年10月1日の改正では新大阪~熊本・大分に変更されました。さらに、1965年10月1日の改正では、熊本発着編成が筑豊本線経由で佐世保発着になりました。

1967年10月1日の改正で大分発着の「みどり」は「月光」とペアを組む形で581系寝台特急電車になりました。ただ、581系による「みどり」はサロ581形がなかったため、1968年10月1日のダイヤ改正で485系に差し替えられました。

485_481200_750306 1975/3/5 小倉

一方、「みどり」の佐世保編成の方は「いそかぜ」の大分で増解結されていた付属編成を筑豊本線経由佐世保編成とすることで置き換え、列車番号は佐世保編成が1D、2D,宮崎編成が2001D、2002Dとなりました。1968年10月1日の改正で「いそかぜ」の佐世保編成は「かもめ」に編入、宮崎発着列車は「日向」と改称し、「いそかぜ」の名称は消滅しました。

個人的には1976年の長崎・佐世保線電化で485系特急「かもめ」「みどり」が走り出した際に、佐世保線の「みどり」はそれまでの大分特急のイメージから命名の理由がわからなかったのですが、この記録から理解できました。

181 尼崎

一方、今回の「いそかぜ」は「まつかぜ」の流れを引き継いだ山陰~九州特急でした。
「まつかぜ」は1961年10月1日のダイヤ改正で京都~大阪~松江間(東海道・福知山・山陰)にキハ82系で運行開始され、1964年3月20日には京都~博多間に延長されました。この列車が1985年3月14日の改正で京都~米子、米子~博多間に分割され、後者が「いそかぜ」となりました。車両はキハ181系でした。

18132_041017_2 2004/10/17 幡生

1993年3月18日の改正では、運転区間を米子~小倉に短縮、小倉~博多間は「にちりん」の増発に充てられました。2001年7月7日からは米子~益田間は「スーパーくにびき」とし、「いそかぜ」は益田~小倉間になりました。2005年3月1日の改正で廃止となりました。

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2012年12月29日 (土)

1975/11 奥羽南線電化と特急「つばさ」の電車化 2

気動車特急「つばさ」を語る上で忘れてはいけないのが、間合い運用として秋田~仙台間に設定されていた特急「あおば」ですね。

ちょうど、12月11日の記事でご紹介した気動車特急「にちりん」に対して設定されていた「おおよど」と似た関係ですね。

まず。特急「あおば」の歴史を振り返って見ましょう。

1971年3月20日:仙台駅 - 秋田駅間に東北本線・北上線・奥羽本線経由で運行する特急列車「あおば」運転開始。 181系特急気動車で運転されたが、これは上野駅 - 秋田駅間特急「つばさ」の間合い運用であり、また当初は臨時列車で、市販の各時刻表には「当分の間運転」と記載されたうえで、1年後の定期化まで運転が継続された。なお、半年間は普通車のみの編成であったが、10月にはグリーン車・食堂車を連結した編成とする。

1972年3月:特急「あおば」を定期列車に格上げ。

1975年11月:特急「つばさ」の電車化に伴い、車両運用の都合上「あおば」廃止。急行「きたかみ」に格下げ。 (Wikipediaの記事を参考にしております)。

という4年8ヶ月の特急でした。本家が気動車から電車化されるのに伴って、運用の都合で廃止されていることも特急「にちりん」「おおよど」の関係とよく似ています。

臨時列車としての登場時と定期列車化された後での時刻を以下に示します。

Photo_2
定期列車化されて停車駅も増えていますが、所要時間は若干短くなっています。

そして秋田駅で12Dの到着を撮った写真を載せます。1975年8月に「あおば」を撮るために能代から秋田に行ったのを憶えています。

18132_7507

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毎度おなじみのキハ181-32ですが、おかしなことに国鉄の特急シンボルマークがありません。後年、「いそかぜ」で撮った際にはきちんと装着されていましたが。

特急「つばさ」を語る上であとひとつ忘れてはいけないのが客車特急「つばさ51号」ですが、こちらは1974年3月に乗車し、本ブログの11月16日の記事(1974/3 能代、函館へ)でも取り上げておりますので、今回は写真だけに留めておきます。

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西日暮里横を通過するEF651050号機牽引の特急「つばさ51号」 8001レ

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スハフ14 1を最後尾に従えた特急「つばさ51号」 8002レ 郡山

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