2015年12月29日 (火)

速報版 2015冬の旅行 青森・函館の旅 2日目 函館貨物 (五稜郭) 駅 その3 キハ183系

五稜郭駅の様子、今回からは貨物以外の旅客車両についてです。

現時点で函館周辺の路線、函館本線、江差線で活躍中の車両は殆ど函館運輸所に所属しています。函館運輸所は函館駅構内の本所と五稜郭駅に隣接する青函派出所からなり、本所には函館本線、江差線の普通・快速用気動車、特急列車用の電車、気動車が配置され、青函派出所にはED79形機関車が配置されています。

183_151222 函館駅に到着したキハ183系 特急「北斗6号」 5006D 2015/12/22

今回はキハ183系について触れようと思います。拙Blogにおいては2013年3月6日の記事でキハ183系「北斗」について触れました。

函館~札幌間には「スーパー北斗」5往復、「北斗」4往復が設定されており、「北斗」に函館運輸所の183系が充当されています。

編成は下の写真のようにハイデッカーグリーン車を連結した5両編成を基本とし、多客期、団体利用時は最大10両まで増結されます。下り、3,9,17号、上り6,12,16号は最高速度130km/h対応車、下り15号、上り4号には最高速度120km/h対応車が使用されます。所要時間は函館~札幌間約3時間40分です。

183_151222_2五稜郭駅を通過する特急「北斗9号」 2015/12/22

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停車駅は 函館駅 - 五稜郭駅 - (大沼公園駅) - 森駅 - 八雲駅 - 長万部駅 - 洞爺駅 - 伊達紋別駅 - 東室蘭駅 - 登別駅 - 苫小牧駅 - 南千歳駅 - 新札幌駅 - 札幌駅 で、大沼公園駅は3往復(下り1・15・17号、上り14・16・18号)が通過します。

函館運輸所には

キハ183形14両 208, 218, 405, 406, 1505 - 1507, 3563 - 3566, 4560 - 4562
キハ182形21両 404 - 406, 413, 507 - 511, 2551 - 2562
キロ182形5両 504, 505, 2551 - 2553
の計 40両が配置されています。200番台と400番台は波動輸送用で、臨時・団体列車を中心に使用されています。

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1827552_151222_2 柵の向こう側に姿を現したキロ182-7552 12015/12/22 五稜郭

なおキロ182-2550番台に関しては現在、重要機器取り替え工事が進められており、番号も7550番台に改番されているようです。

新製時はキロ183-500番台で、1993年頃、130km/h対応やアコモ改造、塗色変更がなされ、2550番台と改番され、今回の改番が二度目となります。

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2013年4月19日 (金)

1974,1975 北海道へ 8 183系 リゾート列車

国鉄が民営化した頃、日本全国に大量にジョイフルトレインといった列車がデビューしました。ちょうどバブル期に至る景気の上昇もあってどの鉄道会社もいろいろな車輌を改造して臨時列車、リゾート列車用の車輌を準備致しました。

JR北海道においても先日、キハ56、キハ27記事でご紹介したアルファコンチネンタルエクスプレス(キハ59編成)やキハ80系を改造したフラノエクスプレス(キハ84編成)、トマムサホロエクスプレス(キハ84-101編成)、それらに続いてキハ183系をベースにした3編成がデビューしました。

私は、残念ながらキハ84の2編成は撮影しておりませんが、キハ183系をベースとした3編成は撮影しておりますので、今回はその3編成について紹介致します。なお、北海道の鉄道に関して大変素晴らしい写真とともに纏められたサイトがあり、その中にリゾート列車のページもあります。

まずはニセコエクスプレスとして有名なキハ183系5000番台です。

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2002/8/27 南千歳

キハ183系気動車をベースとする初のリゾート車両で、1988年から運用され、ニセコ方からキハ183-5001 - キハ182-5001 - キハ183-5002の3両編成を組みます。

前頭部は傾斜角を大きくとり、大型の曲面ガラスを採用した流線型となりました。JRの鉄道車両として初めてプラグドアを採用し、密閉性の向上と車体外側面の平滑化による着雪防止を図っています。

従来のリゾート列車が客室の一部又は全部を高床式としていたのに対し、曲線の多い山岳路線を走行することから床面はフラットな構造とされ、床面の嵩上げは200mmにとどめられました。屋根の高い車体断面は存置され、広い車内空間が確保されています。

座席はリクライニングシートが一般用よりもわずかに広い960mm間隔で設置されています。当初は各座席に液晶式モニターが設置されていましたが、2004年のシートモケット張替の際に撤去され、オーディオサービスのみ存置されています。

冷房装置は取外し可能な床置き式で、冬季には取外し後の空間をスキー板等の大型荷物置き場として使用できるようになっています。

走行装置はキハ183系の最終増備車(NN183系)を基本とした仕様で、最高速度120km/hに対応しています。駆動機関は直列6気筒ディーゼル機関DMF13HZ (330PS/2,000rpm) を各車に1基ないし2基搭載しました。ブレーキ装置は CLE 方式(応荷重装置付電磁自動空気ブレーキ)を装備し、ダイナミックブレーキを併設しています。

キハ183形

編成の両端に連結される運転台付の普通車で、5001は函館方に、5002は旭川方に組成(札幌駅基準)されます。 トイレ・洗面所を設け、定員は48名です。駆動機関は2基を搭載しました。

キハ182形

編成の中間に組成される普通車で、運転台はありません。5001の1両のみ製作されました。 車販準備室・電話室を設け、定員は56名です。 駆動機関は1基を搭載し、編成全体に電源を供給する発電装置としてDMF13HS形機関とDH82A形発電機を搭載します。

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2002/8/27 南千歳

続いて、クリスタルエクスプレス トマム & サホロとして有名なキハ183系5100番台です。

石勝線方面への観光輸送を主目的として、苗穂工場で設計、製作されました。JR北海道の気動車ジョイフルトレインとしては5番目の編成です。1989年から運用されています。

Exp_020825_3
2002/8/27 札幌

走行装置は「ニセコエクスプレス」と同様にNN183系に準じた仕様で、最高速度は 120 km/h です。走行用機関(DMF13HZ・330PS/2,000rpm)をキハ183形に2基、キハ182形に走行用機関1基と電源用機関(DMF13HS-G・180kVA)1基を搭載しました。台車も同様のボルスタレス式で、動力台車は一軸駆動のDT53、付随台車はTR239です。

1990年度の通商産業省グッドデザイン商品(現在の日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞)に選定されています。

当初は3両編成で登場しましたが、翌1990年12月にダブルデッカー車両のキサロハ182-5101を増結し、4両編成となりました。

キハ183形(5101・5102)

編成の両端に組成される、運転台付きの先頭車。5202が1号車、5201が4号車として使用されます。 運転台を2階に上げて先頭部を乗客に開放する名古屋鉄道パノラマカー方式の展望車としました。客席部は床面を300mm上げたハイデッカーとし、側窓も屋根肩にまでかかる曲面ガラスとなっています。 かつては展望席が各8席設置されていましたが、2010年1月に函館本線妹背牛駅 - 深川駅間で発生した789系電車1000番台「スーパーカムイ」の踏切障害事故に鑑み、同年5月25日に座席をすべて撤去した上で、乗客が立ち入らないよう仕切扉が設置されました。これにより、定員は当初の44人から36人に減少しました。

キハ182形(5101)

2号車として使用される中間車。定員は56人。 車体断面はキハ183形よりさらに大きくとり、屋根肩部に天窓を設けるとともに妻部にも窓を設けた「ドームカー」として360度の展望を確保しています。各席にシート液晶モニターが設置されていましたが、2003年に撤去され、その後は各車車端部と展望室ならびにグリーン個室に大型液晶モニターが設置されています。

キサロハ182形(5101)

3号車として使用される2階建て車両で、1990年12月に増備されました。気動車列車では日本初の2階建て車両です。台車間に1階部分を落とし込む構造で、走行用機関を搭載しない付随車となっています。 台車は廃車発生品の電車用TR69D形を装着します。これは、JR北海道が日本国有鉄道(国鉄)から継承しながら、一度も営業運転に就かずに廃車になったサハネ581形から流用したものです(583系はつかりの記事に追記しました。 2階客席は4人用のボックスシート(普通席)を7組配置し、1階には4人用のグリーン個室を3室設置しました。

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2002/8/27 札幌

そして最後はノースレインボーエクスプレス (North Rainbow Express) として有名なキハ183系5200番台です。

キハ56系気動車「アルファコンチネンタルエクスプレス」の置換え用として計画された編成で、6番目のリゾート編成として、苗穂工場で新製されました。愛称は公募により決定されました。1992年から運用されています。

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2008/3/19 新札幌

編成は函館側から キハ183-5202 (Mc2) - キハ182-5251 (M) - キサハ182-5201 (TD) - キハ182-5201 (mg) - キハ183-5201 (Mc1) の5両編成で、1992年7月に Mc2-mg-Mc1 の3両編成で運転を開始しましたが、同年12月に M-TD を加え5両編成となりました。

1994年3月の函館本線・室蘭本線特急高速化に先行して、一般のキハ183系550番台(NN183系)より先に最高速度130km/hに対応しました。走行用機関はキハ183形200番台と同じ DMF13HZC (420PS/2,000rpm) を各車に1台ないし2台搭載し、付随車組込みによる編成重量増に対応しています。台車は動台車が1軸駆動のDT53B、付随台車はTR239Aです。電源用機関は中間のキハ182-5201に搭載します。

青函トンネル通過対策が実施されており、電気機関車牽引により本州への乗り入れが可能です。

キハ183形

編成の両端に連結される運転台付きの普通車で、駆動機関は2台を搭載しています。定員はいずれも47名。車体帯色は 5201 (Mc1) がピンク、 5202 (Mc2) がラベンダーです。

キハ182形

編成の中間に連結される普通車で、定員はいずれも60名。
5201 (mg) は発電機関としてDMF13HZ-G (300PS) /DM93 (210kVA) を1組、駆動機関を1台搭載します。車体帯色はオレンジ。
5251 (M) は1992年12月に追加組成された車両で、駆動機関を2台搭載します。車体帯色はブルー。

キサハ182形

1992年12月に追加組成された車両。付随車 (TD) であるため、駆動機関は搭載されていません。車体帯色はライトグリーン。

編成の中間に連結される2階建車両で、1階部分にラウンジ・ビュッフェを設け、2階部分を客室としました。定員は36名。

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2008/3/19 新札幌

以上、183系をベースに開発されたJR北海道のジョイフルトレインをWikipediaの記事を参考にご紹介致しました。

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2013年4月18日 (木)

1974,1975 北海道へ 8 183系気動車改造版

JR北海道には1980年代から1990年代半ばまで、道内特急列車のエースとして活躍したキハ183系を改造したリゾート列車や観光列車、さらには183系グループとして新製されたリゾート車輌が存在します。また予備車輌を利用した臨時列車もありました。

今回と次回の2回に分けて、私が偶然撮影したそれらの写真を紹介したく思います。

まずはキハ183系基本番台に由来する「旭山動物園号」編成 です。

旭山動物園(旭川市)へのアクセス輸送に使用する車両について、内外装の改装工事を2007年に五稜郭車両所で実施しました。

当初は4両編成で使用を開始し、2008年4月28日以降は「オオカミ号」を追加して5両編成で使用しています。

旭山動物園の元飼育係で絵本作家のあべ弘士氏がデザインを手がけ、旭川側から1号車「ホッキョクグマ号」(キハ183-3)、2号車「オオカミ号」(キハ182-46)、3号車「ライオン号」(キハ182-47)、4号車「チンパンジー号」(キハ182-48)、5号車「ペンギン号」(キハ183-4)と名づけられ、それぞれの動物の親子などの絵が描かれています。 接客設備にも種々の改装がなされ、各車両には動物をかたどった記念撮影用の「ハグハグシート」が設けられました。

1号車の キハ183-3 は旧「ちゃいるどさろん」の空間を転用し、カーペット敷きで子供が靴を脱いで遊べる「モグモグコーナー」に改装されました。5号車の キハ183-4 は業務用室部分を転用した授乳室を備えました。車内メロディは童謡『森のくまさん』を用いています。

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2008/3/21 平和 この時は4連での運行でしたが、この直後から5連化されたようですね。

同じくキハ183系基本番台を使った列車で特急「コンサドーレ号」といったものもありました。

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2008/3/23 南千歳

こちらは専用編成ではなく、予備編成などを用いた臨時列車だと思われます。

183500_080323
札幌側のエンドは貫通タイプでした。

私もたまたま札幌出張の最終日に南千歳で撮影していて偶然、この列車に遭遇したのですが、ネットで調べると当時の列車の案内の記事が残っておりました。

JR北海道では、3月23日(日)に室蘭で開催されるヤマザキナビスコカップ、コンサドーレ札幌・川崎フロンターレ戦に合わせ、臨時特急コンサドーレ号を運転します。(JR北海道プレスリリース)http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2008/080225-2.pdf

そして最後は以前、オホーツク・サロベツの記事でも写真を載せたキハ183系6000番台です。

お座敷車(6000番台)

お座敷車としてそれまで運用されてきた車輌は最高速度が95km/hであったため、N183系 から2両、 NN183 系から1両の3両を1999年に改造して高速化したお座敷車両です。

N183 系の2両は走行用機関と変速機を NN183 系と同一仕様に変更し、 130 km/h 運転対応を全車に実施しました。 120 km/h 車とのブレーキ切替機能を装備し、他の本系列全車との連結が可能です。青函トンネル通過対策がなされ、同トンネル内を電気機関車牽引により本州に乗り入れることが可能です。

団体臨時列車として単独編成で使用するのみならず、閑散期には定期特急列車に併結して使用することも考慮され、団体使用時は床面を完全にフラットにできますが、定期列車併結時には車内販売や乗務員の往来のため中央部に通路を設けることができる構造とし、左右に2人用と4人用の座卓を設置している。それぞれの座卓の下部は深さ 30 cm の掘り炬燵構造としている。定員はキハ183形が団体使用時46人、キハ182形が56人で、定期列車併結時には、それぞれ36人・42人となります。

番号対応:キハ183-507・1557 → キハ183-6001・6101 ※キハ182-514 → キハ182-6001

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2002/8/25 札幌駅

いつものようにそれぞれのデータはWikipediaの記事を参考に纏めました。

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2013年3月10日 (日)

1974,1975 北海道へ 2 北の大地のDC特急 5 「オホーツク」 他 その2

今回は183系時代の特急「オホーツク」と特急「サロベツ」の歴史を見てゆこうと思います。

183
キハ183系 国鉄色による特急「オホーツク」 1983/8 札幌

1986年11月1日:夜行列車を除く「大雪」が「オホーツク」に統合され、「大雪」は夜行列車のみになる。「おおとり」「オホーツク」の食堂車連結が終了。

DcDDDDsDc×5 所要4
 オホーツク(3)、北斗(1)
 網走6421217札幌17102233網走
 札幌9261425釧路15502041札幌
 札幌7021227網走13461918札幌2035022函館
 函館442829札幌9281504網走16532219札幌

1988年3月13日:「おおとり」は札幌駅を境に系統分割。札幌駅 - 網走駅間を「オホーツク」、函館駅 - 札幌駅間を「北斗」とする。これにより函館駅から札幌駅以北に直通する定期列車は姿を消した。当列車の補完列車快速きたみ誕生。

183_910819_3
DcDDDsDDc×4 所要3(臨時+2)(Ds500番台)
おおぞら(1)、オホーツク(2)
 札幌9571454釧路15272014札幌
 札幌7031225網走13571915札幌19241941手稲
 札幌9301450網走17172234札幌
 札幌11201714網走(DcDDDsDc)
 網走11331704札幌(DcDDDsDc)

DcDDDsDDc×2 所要2
オホーツク(2)
 網走6431209札幌17302256網走
 網走9301453札幌16052121網走

1992年3月14日:夜行急行列車「大雪」が「オホーツク」に統合され、「大雪」が廃止。

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JR北海道塗装のスラントノーズキハ183系特急「オホーツク」 札幌 2002/8/25

2006年3月18日
:「オホーツク」9・10号(夜行)の通年定期運行が廃止され、冬季限定の臨時列車になる。札幌駅 - 旭川駅間については代替輸送として特急「ライラック」「スーパーホワイトアロー」に振り替えられた。

2008年3月17日:「オホーツク」の夜行列車が廃止。82号は3月16日発、81号は3月15日発が最後の運転であった。

続いて、特急「サロベツ」です。

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稚内行き 特急「サロベツ」の表示 2008/3/21 札幌

宗谷本線には、樺太が日本の統治下だった時代に、東京方面との速達のために函館駅と稚内駅を結ぶ急行列車が運行されていました。

1924年6月1日に、函館・稚内港(現在の南稚内)間の1・2列車(当時はのちの天北線ルート)が、それまで滝川駅以南だった急行区間を名寄まで伸ばしたのが発端で、

1926年9月25日のダイヤ改正で、現在の宗谷本線経由になるとともに、夏季は全区間が急行列車となりました。

1928年9月10日には通年で全区間が急行になるとともに、時間短縮を優先させ、札幌駅を通らず室蘭本線経由で運行されました。

1937年6月1日以降は再び函館本線経由に戻っています。しかし、太平洋戦争後に樺太が日本の施政を離れたため、戦後、優等列車の運行が再開されるまでには13年を要しました。

1958年10月1日:札幌駅 - 稚内駅間で夜行準急「利尻」(りしり)が函館本線・宗谷本線経由で運転開始。

1992年7月1日:「宗谷」3・4号を「サロベツ」として分離。4両編成のうち、最後部車両は名寄駅で切り離されました。

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札幌駅で発車を待つ183系500番台 特急「サロベツ」 2008/3/21

2000年3月11日
:「宗谷」にキハ261系気動車を導入し、特急「スーパー宗谷」に変更。「礼文」は札幌 - 旭川間を延長し「スーパー宗谷」に吸収。「サロベツ」にキハ183系気動車を導入し特急格上げ。「利尻」が特急列車に昇格し、座席車両をキハ183系気動車に変更。

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札幌駅に進入する183系特急「サロベツ」 2008/3/21

6月 - 8月:「利尻」「サロベツ」に期間限定で「ゴロ寝カー」としてお座敷車両(キハ183系6000番台)の連結を開始。
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サロベツに連結されたお座敷車輌 2002/8/25 札幌

2007年9月30日:稚内発の「はなたび利尻」を最後に宗谷本線の夜行列車が事実上の廃止。また、「サロベツ」のお座敷車両の連結を終了。

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2013年3月 6日 (水)

1974,1975 北海道へ 2 北の大地のDC特急 3 「北斗」 その2

今回はキハ183系「北斗」の話題です。

183_het_080321
キハ183系 貫通タイプの前頭部サイドに入れられたHETのロゴ Hokkaido Express Trainの略であることはよく見なければ分からないかもしれません。左下の120は120km/h運転対応車輌の意味ですね。 2008/3/21 札幌

183_910819
キハ183系0番台 使用の特急「北斗」 1991/8/19 この頃は千歳空港駅だったのですね。

まずキハ183系の先行試作車から量産車、N183系、NN183系といった流れは前回の「おおぞら」の記事で取り上げました。特急「北斗」への導入は1983年からです。

183100
特急「北斗」にも使用されたキハ183-100番台 札幌 1991/8/20

1983.5にキハ183系10両が新製配置

1983.6.1 函ハコ

DcDDDDDsD'DDDc×6 所要5
おおぞら(2)、北海(1)、北斗(1)
 函館940-1915釧路
 釧路720-1640函館1900-2325札幌
 札幌723-1153函館
 函館1145-1627札幌1715-2214釧路
 釧路1025-1540札幌1920-2355函館

Dc×2 D'×1 Ds×1

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札幌駅に進入する183系特急「北斗」 2002/8/27

1988年3月13日:津軽海峡線開業により、青函連絡船との連絡の兼ね合いで運行されていた函館駅を早朝・深夜に発着する列車を寝台特急(いわゆるブルートレイン)「北斗星」に振り替える。 「北斗星」の函館駅以北に関しては、B寝台の一部を普通車扱いとするいわゆる“ヒルネ”と称される用法であったが、函館駅を早朝に乗車する乗客が多く、それを寝台特急である「北斗星」ではさばくことが難しいことから、「北斗星」の直後に臨時「北斗」の続行運転を行ったり、「北斗星」に函館駅から座席車を増結した事もあった。
「おおとり」を札幌駅を境に系統分割。札幌駅 - 網走駅間を「オホーツク」、函館駅 - 札幌駅間を「北斗」とする。これにより、函館駅始発列車で札幌駅より先へ行く定期列車は運転されなくなる。
「北斗」一部の列車にはキハ183系500番台を投入し速達性を高め、函館-札幌間を3時間29分で結ぶようになった。

1831500_080319_2

1989.3.11 キハ183系44両が札幌から函館に転出し、「北斗」を担当 この車両には130/120と表記されており、両用対応のようですね。 2008/3/19 新札幌

函ハコ

DcDDDDsDDc×4 所要3(500番台)(Dsは札幌所属)
北斗(4)
 函館7341103札幌11371521函館17002038札幌
 手稲723742札幌8011145函館12201556札幌16392108釧路
 釧路9001325札幌17002034函館

DcDDDDsDDc×3 所要3(Dsハイグレード)(Dsは札幌所属)
北斗(4)
 函館8201206札幌12491640函館18572245札幌
 小樽755838札幌8541243函館13321717札幌17291741手稲‥札幌19042259函館
 函館9591346札幌14581848函館

Dc×2

札サウ

DcDDDc×3 所要臨時2
北斗(臨時3)
 札幌6501059函館11171520札幌15452014函館
 函館8251253札幌13111733函館18102231札幌

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上野幌を通過するキハ183系「北斗」 2008/3/21

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2010/6/26 上野幌 新札幌の次の駅とは思えないくらい、いきなり雄大な風景が展開します。

183_100626
北広島 駅名は広島出身の方が多く移住されたとか 2010/6/26

1994.3.1の改正でキハ281系が導入され「スーパー北斗」ととして走り出したため、キハ183系は登場後15年にしてエースの座を譲ることに。キハ183系の一部はキハ281系のイメージに合わせて内外装をリフレッシュするとともに130km/h運転に対応する改造がなされました。

130km/h 対応改造車
キハ183-1563~1566 => キハ183-3563~3566
キハ182-551~562 => キハ182-2551~2562
キロ182-501~503 => キロ182-2551~2553

130km/h および130nm/h/120km/h運転両用対応改造車
キハ183-1558~1562 => キハ183-4558~4562

183_020827_3
南千歳 2002/8/27
183_100624_2
南千歳 2010/6/24

2002年:「北斗」の一部車両がコンサドーレ札幌のラッピング塗装となる。2003年に元のHET色に戻る。

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183_020827_2_2
このようなサッカーチームとのコラボによるラッピング塗装車もいました 南千歳 2002/8/27   必ずしも編成内の全車両がそうであったのではないようですが。

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2013年3月 2日 (土)

1974,1975 北海道へ 2 北の大地のDC特急 1 「おおぞら」その2

今回はキハ183系時代の特急「おおぞら」さらに帯広発着の特急として命名された「とかち」の歴史です。

キハ80系気動車は長らく北海道の特急として用いられて来ましたが、1975年頃から接客設備の陳腐化と酷寒地運用ゆえの故障多発・損耗が顕在化し、取替えが喫緊の課題とされました。後継車両の計画に際しては北海道内での使用に留意し、厳しい気象条件に適合した「雪と寒さに強い」特急形気動車として開発が進められ、1979年キハ183系先行試作車が完成しました。1980年から1年半の試用の後、1981年10月から量産車の使用を開始しました。

1986年11月の国鉄最後のダイヤ改正で、各部の大規模な設計変更がなされた500番台(N183系)が投入され、キハ80系を完全に淘汰しました。JR移行後の1988年には走行性能の向上に留意した550番台(NN183系)を投入し、道内特急列車の高速化と設備水準向上を実現しました。

2001年から経年の進んだ車両が順次淘汰されつつありますが、使用路線の実情を考慮した仕様変更や改造も多数なされ、現在に至るまで道内各路線の特急列車に使用されています。

前回の記事と一部重複しますが、まずは特急「おおぞらの」歴史を見てみましょう。

1979年9月 函館運転所(函ハコ)にキハ183系先行試作編成が配置されます。

キハ183 901, 902, 903, 904
キハ182 901, 902, 903, 904, 905, 906
キハ184  901
キロ182 901

←札幌
DcDDDDDsD'DDDc×1 所要1
おおぞら(1)
 函館11402155釧路/釧路9201930函館(キハ80と隔日運用)

Dc×2

<キハ183系900番台試作車>
1979年12両が製作され、基本編成を7両、必要に応じ中間電源車を含む3両を挿入して最大10両編成とする運用方式が採られました。特急気動車としてはキハ181系以来11年ぶりの新形式でしたが、保守の省力化と信頼性の確保に鑑み各部仕様は先行形式で実績のある構造を主軸に採用する方針が採られました。
 車体は同時期に試作された781系電車の仕様を踏襲した耐寒耐雪設備を有し、客室窓の天地寸法は本州以南向け特急形車両に比べ小さく、客用扉は各車とも片側1か所に片開きのものを設けました。 
 分割併合を前提とせず、先頭車は特急形電車同様の高運転台式非貫通型で、着雪防止のため、直線と平面で構成され正面中位が前方に突出した「スラント形」と称される独特の前頭部形状を有し、灯火類は正面下部左右に前照灯と標識灯を設けるほか、運転台直上部中央にも2灯の前照灯を設けました。外部塗色はクリーム4号+赤2号の国鉄特急形車両の標準配色としました。
 車体側面には非常時脱出用の非常扉を設け、客室窓は冷房故障時換気用の内傾式窓を片側2か所に装備しました。
 キハ183形・キハ184形は床下に最大4両分の給電能力を有する電源装置を設置し、客室床上に機器室を設けました。

エンジンは、各車に1基のディーゼル機関を搭載し、発電設備の搭載・非搭載で駆動系の仕様が異なり、2種の系統がありました。

発電設備をもつ形式(キハ183形・キハ184形キハ40系気動車の駆動系を基本とした直列6気筒機関を搭載し、動力台車は1軸駆動の DT47 形でした。発電設備のない形式(キハ182形・キロ182形)にはキハ66系気動車の駆動系を基本とした大出力の水平対向12気筒機関を搭載し、動力台車は2軸駆動の DT48 形でした。

台車は車体直結式の空気バネ台車で、円筒案内式の軸バネには雪の侵入を防ぐゴム被覆を設けました。動力台車は駆動軸数の異なる DT47 形・ DT48 形の2種があり、付随台車は各形式とも TR233 形でした。

最高速度は基本番台と共に新製時は100km/hでしたが、後に対応工事がなされ110km/h運転を可能となりました。

トイレ・洗面所はキハ183形以外の全形式に設置し、キハ183形には業務用室、キロ182形には車掌室を設置していました。

冷房装置は集中式の AU79X 形を屋根上に1基搭載し、通風・換気は各車の屋根上に2基設置された新鮮外気取入装置によって行いました。

量産移行後は仕様を統一する量産化改造がなされて量産車と完全に混用されていましたが、老朽化や余剰のため2001年9月までに全車が廃車となりました

1980年2月10日:「おおぞら」5・4号に新型気動車キハ183系を導入。
1980年10月1日:それまで函館中心のダイヤ体系を札幌中心に変更し、本州との連絡は航空機との協調をメインとするため、室蘭本線室蘭~沼ノ端と千歳線の電化完成、千歳空港駅(現:南千歳駅)が開業したダイヤ改正です。電化を機会にこれまでの特急「いしかり」を延長する形で特急「ライラック」9往復が誕生しました。

「おおぞら」のうち、5・4号は札幌駅 - 釧路駅間とし、3・2号の旭川駅発着編成を廃止。これ以降「おおぞら」の滝川駅以北乗り入れはなくなりました。

1981年8~9月キハ183系量産車42両が函ハコに新製配置されます。

キハ183 1~8
キハ182 1~24
キハ184 1~5
キロ182  1~5

←札幌、釧路
DcDDDDDsD'DDDc×5 10連 所要4
おおぞら(2)、北海(1)
 函館9401915釧路
 釧路7201640函館
 函館11451627札幌17152214釧路
 釧路10251540札幌19202355函館

Dc×2  D'×1 Ds×1

<183系基本番台量産車>
1981年 - 1983年に4形式合計89両が製作されました。消火装置は自動1系統のみに簡略化され、燃料タンクは使用距離を考慮して容量を削減しました。1982年の増備車からはトイレに循環式汚物処理装置を搭載しています。
 外観はキロ182形およびキハ184形に大幅な変更があった以外は試作車に準じたものとなりました。キハ80系から特急気動車に装備されていた外開きの非常扉は廃止されました。内傾式の換気用窓も腐食や結露の誘発などの問題があるため廃止されました。また、車端ダンパも廃止されました。石勝線の長大トンネル対策として新鮮外気取入装置の性能向上が行われ、外気導入ルーバーの形状が大型化されました。駆動系の変更はありませんが、台車は軽量化されたDT47A・DT48A・TR233Aに変更されました。

1981年10月1日石勝線千歳空港駅(現在の南千歳駅) - 新得駅間開業に伴うダイヤ改正に伴い、「おおぞら」全列車を石勝線経由に変更し(滝川経由に較べると46.4kmの短縮)、1往復を除き札幌駅 - 釧路駅間の運行とする。 1往復は函館駅発着であったが、苫小牧駅 - 千歳空港駅 - 札幌駅 - 千歳空港駅 - 追分駅と停車し、千歳空港駅に重複して停車する珍しい列車となった。岩見沢駅・滝川駅・富良野駅の停車駅を取り消し。2往復をキハ183系、1往復をキハ82系による運転となりました。

1982年10月6日 札サウにもキハ183系37両が新製配置されます。(当初は特急「オホーツク」のみ担当)

キハ183 9~18
キハ182 25~42
キハ184  6^10
キロ182   6~9

←札幌
DcDDDD'DsDDDc×3 9連 所要2
オホーツク(2)
 札幌9281539網走17022304札幌
 札幌7001248網走13541953札幌

Dc×4 D×3 D'×2 Ds×1

1982年11月15日:「おおぞら」の全列車がキハ183系に変更。同時に食堂車の営業も終了。このときから、札幌運転所(札サウ)が「おおぞら」の運用の一部を担当。

札サウ

←札幌
DcDDDD'DsDDDc×3 所要3
オホーツク(2)、おおぞら(1)
 札幌9281539網走17022304札幌
 札幌7001248網走13541953札幌
 札幌8051325網走17152236札幌

Dc×4 D×3 D'×2 Ds×1

1983年6月1日 函ハコにキハ183系基本番台10両 第2次新製配置

キハ183 19,20
キハ182 43~48
キハ184  11
キロ182  10

←札幌、釧路
DcDDDDDsD'DDDc×6 所要5
おおぞら(2)、北海(1)、北斗(1)
 函館9401915釧路
 釧路7201640函館19002325札幌
 札幌7231153函館
 函館11451627札幌17152214釧路
 釧路10251540札幌19202355函館

Dc×2 D'×1 Ds×1

183
新しい特急「おおぞら」の顔となったキハ183系 900番台 (スカートの折れ曲がりから) 1983/8 札幌

1984年2月1日:「おおぞら」を札幌駅 - 釧路駅間で1往復増発。4往復体制となりました。

1985年3月14日:「まりも」の昼行列車を特急に格上げして「おおぞら」に統合し、札幌駅 - 帯広駅間2往復増発。「おおぞら」6往復体制となり、札幌駅 - 帯広駅間1往復にキハ82系が復活しました

この改正を前に編成短縮に伴い不足する先頭車を補うため、キハ184 1,4,3,5 を改造して キハ183 101~104 が誕生しています。またグリーン車の不足を補うためキハ184-901がキロ184-901に改造されています。写真はありませんが、キハ183 100番台のスタイル、塗装はあまり評判が良くなく、特に登場時のキハ183スラントノーズ車のように下半分を赤く塗った塗装はたいそう不評を買い、1ヶ月もおかずに塗り替えられたそうですね。キロ184-901はキロ182形の半分しか出力がなかったため、速度定数の変更を余儀なくされ、「オホーツク」限定で使用されました。
183100_020825
後年の写真ですが、このときの改造で登場したキハ183形100番台 2002/8/25 札幌

札サウ

←札幌
DcDDDDsDDc×5 7連 所要4
オホーツク(2)、おおぞら(3)
 札幌9301520網走16372219札幌
 札幌7001245網走13281915札幌
 札幌8001302釧路14111918札幌19432245帯広
 帯広7201024札幌10561612釧路17062206札幌

Dc×2 Ds×1

函ハコ

←札幌
DcDDDDsD'DDDc×5 9連 所要4
おおぞら(2)、北斗(2)
 函館9301848釧路
 釧路11131618札幌17062158釧路
 釧路7351645函館
 函館445855札幌9351351函館14301841札幌2012025函館

DcDDDDDc×2 6連 所要2
北斗(2)、北海(1)
 函館8001210札幌13511830函館19002310札幌
 札幌7301145函館12201657札幌17352147函館

Dc×2 D×1 D'×2 Ds×1

1986.11の改正を前に函ハコのキハ183系はすべて札サウに転属となります。さらにキハ183系500、1500番台(N183系)の札サウへの増備が始まります。

キハ183 501~507 1501~1507
キハ182 501~514
キロ182 501~508

183500_910819
苗穂を通過する特急「おおぞら」 1991/8/20 当時の塗装が懐かしい

<キハ183系500番台(N183系)>
国鉄分割民営化後のJR北海道の経営基盤整備を主目的とし、1986年に新潟鐵工所および富士重工業で36両が製作されました。車体は同時期に四国に導入されたキハ185系の鋼製車体版となりました。 道内特急の短編成化を実施するにあたって基本番台の中間電源車キハ184形の運用方が再検討され、本区分のキハ183形は2種類が製作されました。電源機関付きのトイレ・洗面所なしキハ183形1500番台、電源機関をもたず大出力の走行用機関を搭載、トイレ・洗面所つきのキハ183形500番台です。電源装置のないキハ183形500番台はキハ184形との組で運用し、既存の電源装置を活用しました。新製時の最高速度は 110 km/h とされましたが、将来の速度向上に備えて機器類は最高速度 120 km/h に対応した設計とされてました。

先頭車のキハ183形は高運転台非貫通構造をやめ、増結・切離しが臨機応変に行える貫通型の前頭部構造としました。室内空間の 1/3 を占めていた発電装置は小型化して床下に移され、客室空間が拡大しました。灯火類は正面中位左右に前照灯を、正面上部左右に保護ガラスで覆われた前照灯・標識灯を設けました。

駆動系も仕様変更され、大出力の12気筒機関は直噴化された DML30HSJ形、6気筒機関は新仕様の DMF13HS 形[7]を搭載しました。液体変速機はダイナミックブレーキの装備空間を確保するため小型軽量化され、形式は DW12・DW13 に変更されました。

台車は積層ゴム支持構造の軸箱装置をもつボルスタレス台車で、動力台車は DT53 形(1軸駆動、6気筒機関用) DT54 形(2軸駆動、12気筒機関用)の2種を駆動系に合わせて装備し、付随台車は各車共通の TR239 形です。

ブレーキ装置は従来車と同様の CLE 方式(応荷重式電磁自動空気ブレーキ)を装備し、高速運転に対応するためダイナミックブレーキの準備工事がなされました。これは高速域から踏面ブレーキを使用する場合の踏面への熱影響とフラット防止のため、電子制御によりコンバーターブレーキやエンジンブレーキを併用するものでした。現在はN183系全車がダイナミックブレーキの本工事を施工され、120 km/h 運転対応となっています。

1986年11月1日:国鉄最後のダイヤ改正に伴い、「おおぞら」を札幌駅 - 釧路駅間で1往復増発。また、札幌駅 - 帯広駅間の1往復を釧路駅まで延長するが、全列車を札幌駅始発・終着とする。この時点で「おおぞら」7往復となり、全列車がキハ183系で運行されるようになる。

←札幌
DcDDDDDsDDc×4 8連 所要3
おおぞら(3)
 釧路7481227札幌17382220釧路
 釧路9031328札幌14331928釧路
 釧路11201604札幌16282057釧路

仕業番号1~3のN183系使用列車で釧路からスタート

DcDDDDsDDc×10 7連 所要9
おおぞら(3)、おおとり(1)、北斗(7)
 札幌7501153函館13021659札幌17202125函館
 函館11352057網走
 網走10001921函館
 函館8111210札幌12421641函館19002258札幌
 札幌8541301函館14301828札幌19212319函館
 函館9311325札幌14271839函館
 函館456853札幌9351341函館17122111札幌
 札幌8041245釧路14071906札幌19542250帯広
 帯広7251016札幌11301629釧路17172205札幌

仕業番号11~19の183系 1号車にN183系組み込み

DcDDDDsDc×5 6連 所要4
 オホーツク(3)、北斗(1)
 網走6421217札幌17102233網走
 札幌9261425釧路15502041札幌
 札幌7021227網走13461918札幌2035022函館
 函館442829札幌9281504網走16532219札幌

仕業番号21/22~24 4号車にキロ182 500番台組み込み 21はオホーツク5/2号限定

Dc×4 Ds×1

1988年3月の改正はJRとして最初のダイヤ改正で、この改正を前にキハ183系550,1550番台が増備されました。

キハ183 1551~1554
キハ182  551~554

←札幌
DcDDDDsDDc×5 7連 所要4(500番台)
北斗(4)、おおぞら(1)
 札幌10071350函館15001844札幌
 札幌8011145函館12201556札幌16352104釧路
 釧路9001325札幌17002034函館
 函館7341103札幌11371521函館17002038札幌

仕業番号1~4

DcDDDDsDDc×3 7連 所要3(Dsハイグレード:キロ182のHG改造)
北斗(4)
 函館9581343札幌14581846函館
 函館8201205札幌12491640函館18572245札幌
 小樽755手稲822839札幌8541243函館13301715札幌17251740手稲‥札幌19042259函館

仕業番号5~7

DcDDDDsDDc×2 7連 所要2
おおぞら(3)
 手稲735752札幌8041246釧路13331820札幌20002255帯広
 帯広7271015札幌11151615釧路17102154札幌

仕業番号8,9

DcDDDDsDDDc×3 8連 所要2
おおぞら(2)
 釧路7471235札幌14111907釧路
 釧路10301512札幌17582240釧路

仕業番号10,11

DcDDDsDDc×4 6連 所要3(臨時+2)(Ds500番台)
おおぞら(1)、オホーツク(2)
 札幌9571454釧路15272014札幌
 札幌7031225網走13571915札幌19241941手稲
 札幌9301450網走17172234札幌
 札幌11201714網走(DcDDDsDc)
 網走11331704札幌(DcDDDsDc)

仕業番号12~14

DcDDDsDDc×2 所要2
オホーツク(2)
 網走6431209札幌17302256網走
 網走9301453札幌16052121網走

DcDDDc×3 所要臨時3
北斗(臨時4)
 札幌5491026函館11161520札幌15482014函館
 函館8251253札幌13101733函館18092243札幌
 札幌7001124函館15041921札幌

Dc×2 Ds×1

<キハ183系550番台(NN183系)>

550番台はJR移行後の1988年3月改正から函館本線で最高速度 120 km/h 運転を行うため、1988年 - 1990年に28両が富士重工業で製作されました。キハ183形・キハ182形のみで、グリーン車の製作はない。内装は500番台と大きな差異はありませんが客室仕切り扉の窓を大型化している。1991年には2階がグリーン座席1階が普通個室のキサロハ182形4両が日立製作所で制作されました。
車体構造は500番台とほぼ同様ですが、500番台で非装備であった新鮮外気取入装置を再度屋根上に設置しました。これはトンネル通過時の客室内への煤煙侵入防止のためです。外部塗色はN183系と同一の配色ですが、台車・床下機器は当初より黒色です。
 駆動機関は6気筒・12気筒とも過給器のインタークーラー追設などで出力を増大し、変速機は減速比を変更した DW12A・DW13A を搭載しました。台車は基本構造に変更はありませんが、高速走行のためヨーダンパ・滑走検知装置が追設されました。またブレーキ装置も500番台と同様ですが、当初から120km/h運転を実施するためダイナミックブレーキは新製時より取付けられていました。

キハ183 1555~1558
キハ182     555~558

1988年11月3日 

←札幌
DcDDDDDsDDc×4 所要3
おおぞら(3)
 釧路7481227札幌17382220釧路
 釧路9031328札幌14331928釧路
 釧路11201604札幌16282057釧路

DcDDDDsDDc×10 所要9
おおぞら(3)、おおとり(1)、北斗(7)
 札幌7501153函館13021659札幌17202125函館
 函館11352057網走
 網走10001921函館
 函館8111210札幌12421641函館19002258札幌
 札幌8541301函館14301828札幌19212319函館
 函館9311325札幌14271839函館
 函館456853札幌9351341函館17122111札幌
 札幌8041245釧路14071906札幌19542250帯広
 帯広7251016札幌11301629釧路17172205札幌

DcDDDDsDc×5 所要4
 オホーツク(3)、北斗(1)
 網走6421217札幌17102233網走
 札幌9261425釧路15502041札幌
 札幌7021227網走13461918札幌2035022函館
 函館442829札幌9281504網走16532219札幌

Dc×4 Ds×1

1989年3月11日 この改正を前に「北斗」の運用担当のため、再び函ハコにキハ183系の一部(普通車のみ)44両が転属となっています。

←札幌
DcDDDDsDDc×1 所要1(500番台)
おおぞら(1)
 札幌10071351函館15001844札幌

DcDDDDsDDc×3 所要2
おおぞら(3)
 手稲733752札幌8041246釧路13301821札幌20032256帯広
 帯広7271015札幌11151614釧路17132155札幌

DcDDDDDsDDc×3 所要2
おおぞら(2)
 

1988.11~と同じ

DcDDDsDDc×4 所要3(臨時+2)(Ds500番台)
おおぞら(1)、オホーツク(2)(臨時+1)
 1988.11~と同じ

DcDDDsDDc×2 所要2
オホーツク(2)
 1988.11~と同じ

DcDDDDsDDc×4 所要3(500番台)(Ds以外は函館所属)
北斗(4)
 函館7341103札幌11371521函館17002038札幌
 手稲723742札幌8011145函館12201556札幌16392108釧路
 釧路9001325札幌17002034函館

DcDDDDsDDc×3 所要3(Dsハイグレード)(Ds以外は函館所属)
北斗(4)
 函館8201206札幌12491640函館18572245札幌
 小樽755838札幌8541243函館13321717札幌17291741手稲‥札幌19042259函館
 函館9591346札幌14581848函館

DcDDDc×3 所要臨時2
北斗(臨時3)
 札幌6501059函館11171520札幌15452014函館
 函館8251253札幌13111733函館18102231札幌

Dc×2

1989.4 キハNN183系 新製配置 
キハ183 1559~1562
キハ182  559~562

1990.5  キハNN183系 新製配置
キハ183 1563~1566

1990年9月1日:「おおぞら」のうち、帯広駅始発・終着の列車を「とかち」に変更。これに伴い、「おおぞら」6往復に縮小。
特急「とかち」は5往復の運行。使用車両はキハ183系気動車0番台。

←札幌
DcDDsDDDc×7 所要5
おおぞら(6)
 札幌7301224釧路13031755札幌18302316釧路
 釧路11081555札幌16242053釧路
 釧路9201345札幌14451930釧路
 釧路7051138札幌12261712釧路17462232札幌
 札幌9421430釧路14541941札幌

DcDDDDc×4 所要3
とかち(5)
 手稲757813札幌8331130帯広11521449札幌19552246帯広
 帯広7131012札幌10441343帯広14061655札幌17342029帯広
 帯広9511249札幌13301627帯広18082105札幌

DcDDsDDDc×5 所要4(臨時+2)
オホーツク(4)(臨時+1)
 札幌7051223網走13521910札幌19241939手稲
 札幌9401509網走17192234札幌
 網走6431209札幌17152236網走
 網走9301448札幌15152042網走
 札幌11141651網走(DcDDsDDc)
 網走11511752札幌(DcDDsDDc)

DcDDDc×3 所要臨時3
北斗(臨時4)
 札幌6211025函館12111610札幌17152132函館
 函館8031156札幌13411752函館18112208札幌
 札幌9301353函館16192039札幌

Dc×3 D×2 Ds×1

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帯広始発、行きの列車名として新たに登場した特急「とかち」 南千歳 2002/8/27
183_020827_3
キロハ182形500番台を連結した特急「とかち」 2002/8/25 南千歳
1831500_080321
キハN183系による特急「とかち」 2008/3/21 上野幌

1991.7 キハNN183系 新製配置

キサロハ182  551~554 

1991年7月27日:「とかち」の全列車に2階建車両「キサロハ182形」を連結。(個室の営業を開始)従来の「とかち」と区別するため、「スーパーとかち」とする。 付随車連結のため当初高出力のキハ182形550番台2両を含む6両編成、のちに同車の他列車転用によりキハ183形0番台およびキハ182形0番台を出力増強改造し200番台とした。
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ダブルデッカーキサロハ182を組み込んだスーパーとかち 編成 南千歳

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キサロハ182 南千歳

1993年3月18日:夜行急行「まりも」を吸収し、「おおぞら」13・14号に変更する。
1994年2月22日:西新得信号場 - 広内信号場間で「おおぞら」10号が強風にあおられて脱線転覆し、28名が負傷する事故(特急おおぞら脱線転覆事故)が発生。

1997年3月22日キハ283系気動車を導入し、これによる列車を「スーパーおおぞら」として運転開始。「スーパーおおぞら」3往復・「おおぞら」4往復(うち夜行列車1往復)の体制となる。

キハ183系500番台の編成による(2階建車両を連結しない)列車を「とかち」とする。 キロ182形500番台は「おおぞら」と「とかち」の分離以来の石勝線復帰。使用車両は「おおぞら」は釧路方がキハ183形1500番台、札幌方がキハ183形500番台中間車0番台、「スーパーとかち」は両端キハ183形200番台、中間車キサロハ182形と0番台(200番台を含む)、「とかち」は両端キハ183形1500番台、中間車500番台。

2000年3月11日:ダイヤ改正により、キハ283系を投入し、同系を使用する1往復を「スーパーとかち」に変更。
2.キハ183系気動車は2階建車両連結車を含めて、すべて「とかち」に統一。
3.2往復に減ったキハ183系「おおぞら」に、キサロハ182形を連結。2階建車両連結「とかち」とともに釧路方がキハ183形200番台、札幌方が500番台となった。

2001年7月1日:「スーパーとかち」(基本編成5両)を2往復に増発。「とかち」は4往復になり、2階建車両の全列車連結を終了。使用車両は帯広方がキハ183形200番台、札幌方が1500番台または500番台、中間車は混用。

2007年10月1日:1.「スーパーとかち」7号、「とかち」4号を帯広駅 - 釧路駅間延長運転し、「スーパーおおぞら」に変更。
2.キハ261系による「スーパーとかち」を2往復、キハ283系による「スーパーとかち」を1往復 、キハ183系による「とかち」を2往復とする。
3.札幌発の終発を1時間繰り下げ。
4.キハ283系運行の「スーパーとかち」の基本編成を7両とする。
5.キハ183系「とかち」は基本的に500番台以降のN183系、NN183系での運用となる。

2009年9月30日:札幌発帯広行きの「とかち」3号と、帯広発札幌行きの「とかち」2号、「とかち」6号の出発をもってキハ183系車両での定期列車としての運転を終了
10月1日:キハ261系1000番台が追加投入され、列車名を「スーパーとかち」に統一。編成は5両編成から4両編成に変更され、自由席も1両に減少。
2.キハ283系で運行される列車は、7両編成から6両編成に変更。

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