2024年4月15日 (月)

武蔵野線を走る2本のE653系「特急」 その1 特急「鎌倉」

4月13日、14日の週末は近場を走るE653系1000番台による臨時特急を撮影して来ました。

1本はこの春のダイヤ改正でこれまでのE257系5500番台からE653系1000番台に使用編成が変わった特急「鎌倉」です。元々は「ホリデー快速鎌倉」として運行されており、18切符のシーズンには乗車可能な列車でしたが、2022年10月から特急に格上げされました。個人的には「特急」と言える列車かどうか疑問ですが。

115-m40-051008 2005/10/8 新秋津

115-111112 2011/11/12 西国分寺

豊田電車区115系M40編成によるホリデー快速

使用車両は1990年の登場から2013年夏季までは115系で、小山電車区の7連、もしくは4連併結の8連でした。2002年冬季から2013年夏季までは豊田電車区のM40編成でした。2002年には新前橋電車区の165・169系(モントレー色)、三鷹電車区の同系が使用されました。

183-om101-130503-2_202404141359012013/5/3 鶴見 183系1000番台 OM-101編成

2012年から2013年には大宮総合車両センター東大宮センターの183系6連が使用されました。

185-om03-150620_20240414140601 2015/6/20 第三鎌倉踏切 185系200番台 OM-03編成

その後、2013年から2018年までは大宮総合車両センター東大宮センターの185系6連が使用されました。

E2575500-om52-220508_20240414141401

E2575500-om52-220508-22022/5/8 西国分寺 E257系5500番台 M-52編成

185系がE257系に取って代わられた後の2018年秋季からは幕張車両センターの500番台5連が使用され、2021年10月から2024年3月までは大宮総合車両センター東大宮センター所属の5500番台5連で運行されました。

E6531000-k70-8086m-240413-2 E6531000-k70-8086m-240413-3 2024/4/13 東浦和 E653系1000番台 K70編成

E653-240409 2024/4/9 特急「鎌倉」案内ポスター 西国分寺駅

特急「鎌倉」の時刻は

往路
8086M(鶴見まで)~8087M(鶴見から)
吉川美南748
南越谷755-55
武蔵浦和807-08
北朝霞814-15
新秋津825-26
西国分寺833-34
鶴見****
横浜(6)910-12
北鎌倉932-32
鎌倉936

復路
8088M(鶴見まで)~8089M(鶴見から)
鎌倉1624
北鎌倉1627-28
横浜(7)1644-44
鶴見****
西国分寺1721-22
新秋津1729-30
北朝霞1740-40
武蔵浦和1747-47
南越谷1802-02
吉川美南1810

ちなみに特急料金ですが、
吉川美南・南越谷~鎌倉 通常料金1890円 えきねっと購入1220円
武蔵浦和・北朝霞・新秋津・西国分寺~鎌倉 通常料金1480円 えきねっと購入960円

現在、勝田車両センターにはE653系波動用編成として国鉄特急色のK70編成昨年10月に新潟から里帰りして空色に塗装変更されたK71編成が在籍しており、「鎌倉」号停車駅に掲示されているポスターによればK70,K71の両編成が使用されるようなのでK71編成の列車が運行される場合は記録したいものです。ちなみに4月13,14日の両日、K71編成は高尾~勝田間の特急「絶景ネモフィラ高尾号」に投入されていました。その様子は明日の記事で。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2022年5月19日 (木)

連休中の臨時列車、連休明けの集約臨に活躍するE257系5000,5500番台 part3 ホリデー快速鎌倉

ホリデー快速鎌倉と言えば、武蔵野線から、府中本町で武蔵野南線に入り、新鶴見信号場をかすめ、鶴見駅で東海道貨物線から旅客線に入り、戸塚で横須賀線に転線し、鎌倉へ向かう列車で、運転開始は1990年だったそうです。わたしも、185系時代に乗車したことがありますが、あの時は青春18切符だけで乗車出来ました。

165-s8-030507-22003/5/7 大宮 新前橋区 S8編成他 165系モントレー色

115-m40-060422 2006/4/22 府中本町 長らくホリデー快速鎌倉にも使用された豊田電車区115系M40編成

183-om101-130503-2 2013/5/3 鶴見 宮オオOM101編成によるホリデー快速鎌倉

185-om03-150620 2015/6/20 第3鎌倉踏切 185系OM-03編成によるホリデー快速鎌倉

車両は小山電車区の115系、7連もしくは4連の併結編成が2001年冬期まで、2002年春期と夏期は新前橋区の165・169系モントレー色車、秋期は三鷹区の165・169系(三鷹色車)、2002年度冬期から2013年夏期(9月23日)までは豊田区の115系M40編成2012年秋期から2013年春期と秋期は大宮総合車両センターの183系6連、2013年冬期から2018年夏期までは大宮総合車両センターの185系6連 、2018年秋期から2021年夏期(9月26日まで)は幕張車両センターのE257系500番台が使用されました。車両がE257系500番台になった時点から全車指定席となりました。

E2575500-om52-220508

E2575500-om52-220508-32022/5/8 西国分寺 E257系5500番台 OM-52編成によるホリデー快速鎌倉

2021年10月9日からは運行区間が南越谷から吉川美南~鎌倉となり、使用車両もE257系5500番台となりました。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

 

2021年7月 8日 (木)

2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その17 浜金谷駅

館山から浜金谷にかけての房総半島西海岸は今でもそうかもしれませんが、東京の学校の臨海学校や会社の夏の保養施設も多く、海水浴の季節になると首都圏からの海水浴客で賑わう場所であるかと思います。わたしも小学校の頃、父親の職場の保養施設が岩井にあり、一度だけ来た憶えがあります。その頃の房総西線はまだ非電化でキハ30形キハ35形が走っていました。通勤電車の101系に似たスタイルながら、ステップがあり、客用扉が外吊り方式だったのが強烈な印象として残っています。そして浜辺には高度経済成長の遺物として重油の塊が打ち上げられていたのも当時の記憶として残っています。

内房線の木更津電化が1968年7月13日、千倉電化が1969年7月11日、安房鴨川電化が1971年7月1日です。一方、東京湾は開口部が狭く、閉鎖的形状のため、高度経済成長期に海洋環境が悪化し、政府が海洋環境整備事業に本格的に取り組んだのが1973年のことでした(参考文献)。

210407 2021/4/7 車内から撮影した岩井駅の駅名標

今回の旅では岩井で下車はしませんでしたが、あの頃に較べれば浜の様子もかなり変わったものになっているのかも知れません。

Dsc03270
そして今回は金谷港から東京湾フェリーで久里浜港に渡るため、浜金谷で下車することにしました。

Dsc03267
Dsc03265 3137M R01編成と交換

183 撮影年月日は不明ですが、浜金谷駅で撮影した183系「さざなみ」の写真が出てきました。今もかわらない特徴的な跨線橋の階段から浜金谷とわかります。

Dsc03274 跨線橋を降りると、東京湾フェリーの運航状況と鋸山ロープウェイの情報が眼に入ります。


Dsc03275 浜金谷の駅は千葉県では最西端に位置する駅だそうです。1916年10月11日、上総湊から当駅まで当時の木更津線が延伸した際に開業しました。

Dsc03276 鋸山、日本寺を訪れたのがいつだったか記憶が定かではありませんが、この辺に来た時には数回、訪れているのは事実です。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2020年12月21日 (月)

2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 61 日光戦争から東武直通へ

2018年晩夏の信州の旅、またまた大きく脱線して話は栃木県日光への旅の話題となりますことをお許し下さい。

2010年9月
253系0番台はE259系に道を譲るように成田エクスプレスからは去って行きました。そんな中で2002年に製造された5次車はまだ車歴が浅いことから、JR東日本での第二の車生を歩むことになりました。それが2006年3月18日のダイヤ改正から開始された栗橋の連絡線を介したJR東日本の宇都宮線~東武日光線直通運転です。

日光への鉄道ルートは1890年8月に日本初の私鉄である日本鉄道が日光線を開通され、1906年の国有化で国有鉄道の路線の一部となってからは大正時代までは最速で唯一の交通路でした。しかし、1929年10月に東武日光線が全線電化で開通すると大きな脅威となり、国鉄~JRと東武の間で日光戦争と呼ばれた東京都内から日光への乗客の争奪戦が展開される事態となりました。

国有鉄道から見ると、1930年に上野~宇都宮~日光を結ぶ準急列車が設定され、当時、普通列車で3時間40分で結んでいた同区間が2時間30分で結ばれました。太平洋戦争の戦局悪化で1943年2月には直通列車、準急列車ともに消滅しますが、1950年臨時快速「にっこう」が復活します。客車列車で運行され所要時間は2時間40分程度でした。1955年キハ45000形(のちのキハ17形)が登場しますが、性能の関係で速度は客車時代よりも低下しました。1956年10月10日、浅草~東武日光間を2時間弱で運行していた東武に対抗し、当時最新鋭のキハ44800形(のちのキハ55系)が投入され準急「日光」として運行が開始されました。停車駅は宇都宮だけとし、上野~日光間を2時間で結びました。1958年4月、日光線は電化され、1959年9月22日、151系並の内装・設備を有する157系「日光形」が登場、準急「日光」が電車化されました。157系は1969年4月25日のダイヤ改正で日光関係からは撤退し、165系115系が後を継ぐことになりました。準急列車から急行に格上げされた急行「日光」の時代が長く続きましたが、1982年11月15日の東北新幹線本格開業で急行「日光」は廃止され、日光線を走る定期列車の優等列車は消滅しました。

国鉄民営化後は1988年12月の池袋~日光間の臨時快速「日光」、1989年新宿からの「ホリデー快速日光」のちに「日光」1992年には185系特急「日光」251系による「ビュー日光」も運転されました。2000年代に入ると183系、189系による「やすらぎ日光」が新宿、千葉、平塚などから運転されました。

2004年10月4日2006年春から新宿~東武日光・鬼怒川温泉間で直通特急の運転開始がアナウンスされ、2006年3月18日を迎えました。

485-g58-081230
485-g58-081230-2
2008/12/30 大宮 253系1000番台が登場するまでの間、東武直通特急として活躍した485系G55+G58編成
1975年から1979年にかけ東北特急用に新製され盛アオに配属された車両で、JR以降後はA7編成として「はつかり」に充当されました。2002年には仙センに転属、「あいづ」等に充当、2005年12月15日、小山車両センターに配置換えとなり、2006年3月から同特急仕様車として運行されました。

189-z45-051106-2 2005/11/6 大宮 189系 彩野 Z45編成時代の塗装 

189-om201-090517-2
189-om201-090517-3 2009/5/17 大宮 189系OM201編成「彩野」
「あずさ・かいじ」のE257系化で余剰となった189系6両を2003年に大宮工場で改造し、埼玉県「彩の国さいたま」栃木県の旧国名「下野国」から「彩野」と命名され、小山車両センターに配属、Z45編成となりました。快速「やすらぎ日光号」などで活躍しましたが、2006年3月18日付けで大宮車両センターに転出、東武直通特急の予備車的役割を担うことになりました。塗装は変わり、「彩野 AYANO」の文字は消されましたが、引き続き愛称は彩野でした。

両編成とも東武形ATS・列車無線が搭載されました。

これら2編成は2001年4月16日に253系1000番台に置き換えられ、廃車の予定でしたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災、それに続く東京電力福島第一原子力発電所の事故による計画停電等で置き換えは延期となり、2011年6月3日まで運行されました。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2020年10月15日 (木)

2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 19 松本駅でみたE257系

再び、2018年晩夏の信州の旅です。塩尻駅から篠ノ井線に乗車するとおよそ20分弱で松本駅に到着します。


Dsc05650
2018/8/31

松本駅のすぐ横にはかつての松本電車区(長モト)、2004年4月1日から松本車輛センター、松本運輸区があります。現在の配置車輛はE257系、E353系、E127系です。

Dsc05656

Dsc05658

Dsc05660 中でも興味深かったのがE257系付属編成(M202)の構内入換運転でした。
普段はなかなか目にすることのない運転台を見ることが出来ました。
M200番台の付属編成もE257系が中央線特急を退いてからはお役御免となり、解体が進んでいます。

Dsc05652 大糸線ホームには211系3連、N315編成が入線していました。

81003-800503
81003-800503-2edit 40年の月日が流れていますが、1980年5月3日松本駅で撮影したポジフィルムには大糸線で運用に就いていたクモユニ81003や

55-800503edit 同じくスカイブルーに塗装された半流のクハ55、さらに183系「あずさ」の姿が

83-83-800503 新宿からやってきたローカル列車はクモニ83+115系スカ色編成でした。


にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム


最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2017年8月31日 (木)

小湊鉄道キハ5800形公開イベント その1 五井まで

8月26日の東京総合車両センター公開に続き、8月27日日曜日は青春18切符、最後の1枚を使って、市原市五井まで足を伸ばし、小湊鉄道のイベント、「キハ5800形気動車公開」に行ってまいりました。

以前、木更津まで出かけた際に五井で小湊鉄道の気動車を撮影したことはありましたが、小湊鉄道のイベント参加や乗車のための五井訪問は初めてでした。

E257500_nb12_170827
170827 2017/8/27 錦糸町

行きの行程。錦糸町での乗り換えの際に「新宿さざなみ1号」といった特急も見かけました。愛称に「新宿」と着く房総特急は同3号の他、「新宿わかしお」もあるようですね。

かつて千葉方面各線へのDC急行は新宿や両国発だったなとふと思い出し、

58_7403 1974/3 錦糸町

183 撮影年月日不詳 錦糸町

かつて錦糸町駅で撮影した列車を思い出してしまいました。
錦糸町から内房線君津行き快速で48分で五井に到着。

Dsc08188 五井駅はJR改札の中に小湊鉄道の改札があり、3,4番線がホームとなっています。今日はこちらへは向かわず、

Dsc08186
JRの改札口を出て、山側に向かいます。

170827_2
跨線橋からは小湊鉄道五井機関区の全景を見ることができます。左から2両目の庫の中にいる車両が本日公開されるキハ5800です。

170827_3
五井駅東口、かなり時代を感じさせる佇まいです。

170827_4
この案内に従って進むと既にかなりの長い列が

170827_5
170827_6
列は2段構成になっており、最初に記帳の列にならび、名前、住所、人数、このイベントを如何にして知ったかに答えて、入場券購入の列に並びます。

Photo
入場券は2つの図柄の硬券があり、2枚とも購入し、入場しました。
続きは明日の記事にて。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2016年11月29日 (火)

幕張車両センターフェスティバル(マリフェス)2016 prologue

2016年11月26日土曜日は7週連続での鉄道イベント、初めての参加でしたが、「幕張車両センターフェスティバル」、通称「マリフェス」に行って来ました。

Poster_161126
幕張車両センター(千マリ)、かつての幕張電車区は千葉支区の管轄でこの10月1日現在、電車464両、気動車10両、貨車126両が配置される車両基地です。

161126_2

35_161126 開設35周年を迎えた幕張本郷駅
この駅は1981年10月1日、総武線の複々線化が千葉まで延伸した際に開業しており、同じ時に東船橋駅も開業したのを憶えております。まさに幕張電車区に隣接した乗降場といった感じでした。

161126
京成千葉線の幕張本郷駅も隣接していますが、こちらの開設は約10年後の1991年8月7日でした。それぞれ1面2線の島式ホームですが、番線はそれぞれに下り側が1番となっています。

千葉市花見川区の幕張本郷駅北側にあり、総武快速線、上下線に挟まれて位置し、津田沼駅、幕張駅に出入区線が繋がっています。

気動車10両は久留里線のもので、それらは木更津駅構内の木更津派出に配置されています。その他、車両故障の際の応急措置用に、千葉駅構内の千葉派出、安房鴨川駅構内に鴨川派出、上総一ノ宮駅構内に一ノ宮派出があります。

貨車は越中島貨物駅にある東京レールセンターからレールを首都圏各地に輸送するための長物車やバラスト輸送・撒布用ホッパ車です。

A B
会場へのアクセスは鉄砲塚跨線橋から快速下り線沿いの道を幕張方向に歩き、入出場門から会場にはいるのですが、鉄炮塚跨線橋にはJR職員用の階段もあり、そこを通れば大幅にショートカットできるのですが、通路の狭さから通行禁止となっていました。

189_c5_161126_5
実際はクハ189-508以下、豊田車両センターのM51編成ですが、かつて幕張に配置されていた183/189系を再現するためにC5の編成札も準備されたようです。

189_c5_161126_21 反対側クハ189-10は懐かしの「すいごう」幕でした。E257系500番台はNB-13編成でした。E257系500番台も現在は定期運行が終了しています。

255e259_161126 255系Be-02編成 E259系Ne005編成

E130_107_161126_5 木更津からこのイベントのために?出張してきたキハE130-107

上のパンフレットにあるようにいくつかの目玉がありましたが、鉄道ファン的には車両の展示、189系C5編成(M51)、209系、255系、E130形気動車、E257系500番台、E259系などがメインだったと思います。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2016年11月14日 (月)

富士急電車まつり2016 prologue

2016年11月12日、前日の雨も上がり、好天に恵まれたなか富士急行線下吉田駅を始めとする3会場で開催された表記の「富士急電車まつり2016」に参加して参りました。

Photo 富士急行線の車内にぶら下がっていたイベント案内のパンフレット

161112_4下吉田メイン会場のマップと他の会場の案内 タイムスケジュール

これで、10月15日の下関10月22日の仙台10月29日の高崎11月5日の横瀬と5週連続土曜日は鉄道イベント三昧です(笑)。

富士急行線は最近、大月で写真を撮ったことはありましたが乗車した経験となると1990年代に富士山5合目まで出かけた時に遡ります。

1611122016/11/12 大月駅の列車案内

新小平から西国分寺、高尾で乗り換え、大月で新宿発の「ホリデー快速富士山1号8571M」に乗りました。車両は豊田センターの189系M50編成でしたが、この車両も撮影は何度もしていますが、実際に乗車するのは初めてでした。
メイン会場の下吉田には停車しないので、三つ峠で降りました。

189_m50_161112_2去りゆく列車と富士山 三つ峠

161112_9三つ峠駅からは富士山が美しく見えました。

5113_161112_3名車 京王5000系の塗装を復活させた1000形1001編成 車両番号まで復元している点がユニーク

161112_2下吉田駅駅舎 往年の名古屋駅を模したそうです。

三つ峠からは後続の13レで下吉田へ。

2001_161112_6富士山特急 クロ2001

JR東日本の165系改造「パノラマエクスプレスアルプス」を2001年に購入、整備改造し、2001、2002号編成のフジサン特急として活躍しましたが、小田急の20000形RSE車の購入やJR東海の371系の購入で置き換えられました。
イベントでは車内、運転台の見学も出来ました。

14_20_161112_17ブルートレインテラスとして保存されているスハネフ14 20

こちらは発電機エンジンの始動パフォーマンスがありました。

161112_3続いて訪問したのは河口湖駅の車両撮影会で12:05~12:30にかけて留置線に収容された189系M50 M52編成と8500系の車両撮影会がありました。また洗車機通過体験や列車の連結・分割作業実演もあったようです。

10001201_161112最後に2011年7月1日、駅名を富士吉田から富士山に改称した富士山駅そばの電車修理工場では鉄道タレントのスペシャルトークステージ、電車と綱引きなど行われていたようですが、私が訪れたときは比較的静かでした。そのおかげといってはヘンですが、マッターホルン号の運転台をじっくり観察することができました。

と、概略を紹介したく思います.これからの記事で各車両、トピックについて触れて行きます。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2015年12月19日 (土)

豊田車両センターまつり その2 189系 M52編成 グレードアップあずさ塗色

れ2015年11月7日の豊田車両センターの公開、今回は昨年11月の大宮入場で往年の特急「グレードあずさ」塗装になった189系M52編成の話題です。

189_m52_151107_5 M52編成 2015/11/7 豊田車両センター

M52編成は2002年から田町車両センターに配置されていた全車189系で構成された8M2T編成H102編成2013年8月29日に長野車両センターに回送され、編成からモハ189/188ユニット-19,21の4両を抜かれ、6両編成となり、9月2日に豊田車両センターに回送されM52編成となったものでした。M52編成として原色で活躍したのは僅かで、11月には大宮センターに入場、1990年代のグレードアップあずさカラーに化粧直しし、12月から活躍の毎日です。私も、12月6日に四方津で、そして今年6月には北鎌倉で撮影しました。

<新宿
    Tc            M M'                 M M'               Tc
クハ189-509 モハ189/188-38 モハ189/188-41 クハ189-11

から構成されており、新宿より先頭車のクハ189-509のみがグレードアップ改造工事施工車であり、それ以外の車両はグレードアップシート交換車です。

今回のイベントでは足回りと一部車内を見学する機会がありました。

189系の走行システムは横軽協調運転の設備以外は183系1000番台と同じですが、運転台下のMG用冷却風取り入れ口のスリットの面積が大きい点が外観上の違いとなっています。

189_m52_151107_6 189系の特徴となっている大きなスリット

183_om102103_110521_2 2011/5/21 大宮

OM103編成、両先頭車とも改造車でしたが、クハ183-1527のスリットはこのようなサイズでした。

189_m52_151107_23
まず、足回りから
台車は183系基本番台はダイヤフラム式空気バネ、ウイングばね式軸箱支持のDT32E(電動車)、TR69E(付随車)でしたが、1000番台では耐寒耐雪強化でDT32I、TR69Iとなりました。189_m52_151107_19
基礎ブレーキ装置はDT32Iは片押し式踏面式で、TR69Iはディスク式です。

189_m52_151107_3
CS15系 主制御器の箱

手前のMMCOSは主電動機解放器で一部の主電動機が故障した際にその主電動機を主回路から切り離し、残りの主電動機で運転できるようにするための機器です。

189_m52_151107_24
GSと書かれた箱はGround Switchで、電気をレールに逃がすスイッチです。

189_m52_151107_2
断路器 主電動機に流れる電流を制御する装置で、主電動機の直並列切り替えなどを行って、力行時の電圧、電流を制御します。

189_m52_151107_15
MS Main disconnecting Switch BS Bus disconnecting Switch で検査時や主回路の異常時に電気を切るためのスイッチが納められています。

189_m52_151107_21
AVR Automatic Voltage Regulator でMGで発電された電気の電圧と周波数を一定に制御します。

189_m52_151107_13
MGで発電された三相交流を整流し、直流に変換します。

189_m52_151107_4
ブレーキ制御装置 空気ブレーキ用の機器や弁、コックなどが纏められています。189_m52_151107_22
保安装置関連では東中野追突事故から装着された地上子からの情報を車両がパターン化するATS-P関連機器が装備されています。

189_m52_151107_8
汚物処理装置

続いて車内です。

189_m52_151107_6_2
車内は前述のようにグレードアップシートに交換されています。

189_m52_151107_4_2
しかし、6号車以外はグレードアップ改造はなされていません。

生憎、新宿寄りの6号車は入場出来ませんでしたが、グレードアップ改造車は元々どうなっていたかというと、

・ 座席部分の床を170mm嵩上げしてセミハイデッキ化
・ 窓を100mm上方へ拡大し内窓キセをFRP製に変更
・ 座席の交換
・ 普通車は背面テーブル付リクライニングシートへ取り替えてシートピッチを910mm→960mmまたは970mmに拡大し定員は各車両4名減
・ グリーン車はシートピッチはそのままにC席を独立させた1+2配置の3列式とし従来より座面横幅の広いシートに交換→定員36名に変更
・ 荷棚は100系新幹線と同型の読書灯付
・ 仕切ドアを自動ドアに改造し上部に案内表示器を設置
・ グリーン車に当初は百円硬貨専用→テレホンカード式の公衆電話を新設
・ グリーン車のトイレ・洗面所をリニューアル
・ 車内チャイムを「鉄道唱歌」から「信濃の国」「雪山讃歌」「武田節」「ちょっとだけストレンジャー」の4曲に変更
・ 指定席車両が対象で、自由席車は外部塗装を変更して座席表地のモケットとカーテンを指定席車と同色のものに交換した程度
・ 「あずさ」は4号車指定席を閑散期には自由席で運用することもあったため該当車は、指定席改造のほか座席取付部にレールを設置しシートピッチを変更可能にした。

とのことです。

189_m52_151107_5_2
洗面所は昔ながらのスタイルです。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

2015年11月12日 (木)

豊田車両センターまつり プロローグ

2015年11月7日は「豊田車両センターまつり」に行ってきました。

昨年11月8日西武トレインフェスティバル2014 in 横瀬に参加した際に、帰りの中央線の車窓から豊田センターの公開を知り、今年はこちらに参加することにしました。

Photo
まず驚いたのが電車基地の公開というよりはどこかで開かれるロックコンサートのポスターかというノリの案内でした。151107 入り口から見た豊田センターの収容線 2015/11/7

かつて、私が小学生の頃は中央線快速電車101系の電車区といえば、東ミツ(三鷹電車区)と東ムコ(武蔵小金井電車区)でした。

豊田電車区は1962年に着工、1963年には電留線が完成、1965年10月1日、武蔵小金井区の派出となり、1966年11月10日、区として発足しています。私は当時小学校5年生でした。その頃から、101系に東トタと表記された車両が増えてきたのを記憶しています。発足当時は460両収容で東洋一の規模だったようです。

その後、1974年には橋本に相模線車両用の派出所が出来、1996年には相模線の車両は国府津区に、橋本派出所は大船電車区へ。2004年3月13日には武蔵野線の車両が京葉車両センターに移管され、中央快速線唯一の車両基地になりました。2007年11月25日、豊田車両センターに改称され、武蔵小金井電車区が豊田車両センターの派出所になっています。

配置車両は今年4月1日現在で、電車707両、貨車9両です。内訳は

189系 M50, M51,M52編成 18両
201系 1両
E233系 
T1~T42 10両貫通編成 
H42~H59 6+4両編成 H59編成はこの春に青659 青459編成からH59編成に
青660~670 460~467

貨車 ホキ800形 バラスト輸送・散布用

Dsc05971          センターの表札

Dsc05972          エントランス

その後、中央快速線の主力も103系201系E233系と変化しましたが、ラインカラーはオレンジで、ポスターのオレンジ基調もそれを意識してのものでしょう。

20151107_1 20151107_2
オレンジへのこだわりはこちらにも出ていますが、

豊田センターに保管されているクハ201-1の撮影体験、工場内の展示物(パンタ、輪軸など)、洗浄線乗車体験、そしてなんと言っても収容線に並んだ車両群が興味を惹きました。

151107_2 検修庫内のクハ201-1 保留車とE233系編成 左からH56, T34, T26 庫外はT20編成

因みに今回の公開で収容線に並んだ編成は 北側から

E233系 H48編成、青664編成、H53編成、T11編成、T39編成、青661編成、青662編成、青463編成、T20編成
E231系 A520編成
189系 M52編成、N102編成
211系 N323編成、N603編成
651系 K105編成

庫内
E233系 T26編成 T34編成 H56編成、青467編成
クハ201-1
でした。

M52n102_151107
個人的にはこれまで青梅線などを訪問してもなかなか撮影が出来なかったE233系青編成が一気に撮影出来たことが収穫でした。また昨年12月にグレードアップあずさ色に塗色変更されたM52編成の車内を観察できたのも収穫でした。

Img_2669
最後にぐるっと外を回って敷地外から展示車両の様子を撮ってみました。何回かに分けてトピックをレポート致します。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

クルーズトレイン スポーツ ディーゼル機関車 ディーゼル機関車DD13/DD15 ディーゼル機関車DD16 ディーゼル機関車DD200 ディーゼル機関車DD50 ディーゼル機関車DD51 ディーゼル機関車DD54 ディーゼル機関車DE10/DE11/DE15 ディーゼル機関車DF200 ディーゼル機関車DF50 ニュース ハイブリッド機関車 ハイブリッド気動車 バス モノレール 三セク鉄道 事件・事故 事業用車 催事 地下鉄車両 城巡り 大相撲 客車 客車12系 客車14系 客車20系 客車24系 客車50系 客車E26系 新交通システム 新幹線0系 新幹線電車 旅客機 旅客機 Airbus A220 旅客機 Airbus A300 旅客機 Airbus A310 旅客機 Airbus A318/A319/A320/A321 旅客機 Airbus A330 旅客機 Airbus A340 旅客機 Airbus A350 旅客機 Airbus A380 旅客機 Boeing 707 旅客機 Boeing 727 旅客機 Boeing 737 旅客機 Boeing 747 旅客機 Boeing 757 旅客機 Boeing 767 旅客機 Boeing 777 旅客機 Boeing 787 旅客機 Douglas DC-10/MD-10 旅客機 Douglas DC-8 旅客機 Douglas DC-9/MD-80 series/MD-90/Boeing 717 旅客機 Lockeed L-1011 Tristar 旅客機 MD-11 旅行・地域 日記・コラム・つぶやき 書籍 東京メトロ 東京都営地下鉄 民鉄:京成グループ 民鉄:京浜急行電鉄 民鉄:京王電鉄 民鉄:京阪電気鉄道 民鉄:南海電鉄 民鉄:名古屋鉄道 民鉄:大井川鐵道 民鉄:富士急行 民鉄:小田急電鉄 民鉄:山陽電気鉄道 民鉄:東急電鉄 民鉄:東武鉄道 民鉄:江ノ電 民鉄:相模鉄道 民鉄:西日本鉄道 民鉄:西武鉄道グループ 民鉄:近畿日本鉄道 民鉄:阪急電鉄 民鉄:阪神電気鉄道 気動車 気動車1000形 気動車2000系 気動車キハ100系 気動車キハ110系 気動車キハ11形 気動車キハ120形 気動車キハ126系 気動車キハ141形 気動車キハ150形 気動車キハ181系 気動車キハ183系 気動車キハ185系 気動車キハ187系 気動車キハ189系 気動車キハ201系 気動車キハ20系 気動車キハ25形 気動車キハ261系 気動車キハ281系 気動車キハ283系 気動車キハ32形 気動車キハ35系 気動車キハ40系 気動車キハ45系 気動車キハ56/57/58系 気動車キハ75形 気動車キハ81形 気動車キハ82形 気動車キハ85系 気動車キハE120系 気動車キハE130系 気動車キハE200系 海外の鉄道 特急電車 私鉄 蒸機8620 蒸機9600 蒸機C10 蒸機C11 蒸機C12 蒸機C50 蒸機C51 蒸機C53 蒸機C55 蒸機C56 蒸機C57 蒸機C58 蒸機C59 蒸機C60 蒸機C61 蒸機C62 蒸機D50 蒸機D51 蒸機D52 蒸機D60 蒸機D62 蒸気機関車 貨車・貨物列車 路線について 路面電車 軽便鉄道 近郊形電車 通勤電車 連絡船 鉄道以外の博物館・展示施設 鉄道博物館 鉄道施設 電機ED16 電機ED60/ED61/ED62 電機ED70 電機ED71 電機ED72 電機ED73 電機ED74 電機ED75 電機ED76 電機ED77 電機ED78 電機ED79 電機ED91 電機EF10 電機EF12 電機EF13 電機EF15/EF16 電機EF18 電機EF200 電機EF210 電機EF30 電機EF510 電機EF53/EF56/EF59 電機EF55 電機EF57 電機EF58 電機EF59 電機EF60 電機EF61 電機EF62 電機EF63 電機EF64 電機EF65 電機EF66 電機EF67 電機EF70 電機EF71 電機EF80 電機EF81 電機EH10 電機EH200 電機EH500 電機EH800 電気機関車 電車101系 電車103系 電車105系 電車107系 電車113系 電車115系 電車117系 電車119系 電車121系 電車123系 電車125系 電車143系 電車151/161/181系 電車153系 電車155/159/167系 電車157系 電車165/169系 電車183/189系 電車185系 電車201系 電車203系 電車205系 電車207系 電車209系 電車211系 電車213系 電車215系 電車221系 電車223系 電車225系 電車227系 電車251系 電車253系 電車255系 電車281系 電車285系 電車287系 電車289系 電車301系 電車303系 電車305系 電車311系 電車313系 電車315系 電車323系 電車371系 電車373系 電車381系 電車383系 電車401/403/421/423/415系 電車417系 電車419系 電車451/453/455/471/473/475/457系 電車481/483/485/489系 電車5000系 電車581/583系 電車651系 電車681系 電車683系 電車70/72系 電車7000系 電車701系 電車711系 電車713系 電車715系 電車719系 電車721系 電車731系 電車781系 電車783系 電車785系 電車787系 電車789系 電車8000系 電車80系 電車811系 電車813系 電車817系 電車821系 電車8600系 電車883系 電車885系 電車_旧形国電 電車BEC819系 電車E127系 電車E129系 電車E131系 電車E217系 電車E231系 電車E233系 電車E235系 電車E257系 電車E259系 電車E261系 電車E351系 電車E353系 電車E501系 電車E531系 電車E653系 電車E655系 電車E657系 電車E721系 電車E751系 電車EV-E301系 電車EV-E801系 電車クモハ42 電車クモハ52

カテゴリー

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォト
無料ブログはココログ

日本ブログ村

  • 日本ブログ村