1975/3 関門・関西へ 5 はと しおじ
今回は「はと」と「しおじ」の写真を掲出したく思います。
「つばめ」がその後JR九州の787系鹿児島本線特急や、九州新幹線800系の愛称として復活しているのに対して「はと」「しおじ」はこの改正で消えて以来、復活していないのは寂しい限りです。
「はと」は1972.7の萩旅行の際に181系特急として乗車しましたが、181系も72.10の改正で山陽路を去り、さらに581/3系の昼行特急の歴史でも取り上げたように、1968.10~1972.4までは581/3系で運用された時期もありました。時代的にも昭和30年代から50年代まで、「つばめ」と「はと」の東海道・山陽本線での活躍は、なにか巨人軍の王・長嶋の時代とあうものですから、できれば「つばめ」「はと」が並んで活躍する場面を再度みたい気も致します。
下関駅はその後何度か訪れていますが、下関折り返し、上り始発列車の風景はあの頃も今もかわりません。一旦、本線をアンダークロスして、下関運転所に入った列車は再び側線でホーム前を通過して幡生寄りに引き上げて、スィッチバックして本線に進入するのですね。
当時既にL特急となっていた「はと」は下関を
5:55 1号 3030M
6:55 2号 3028M
7:55 3号 3026M
8:55 4号 3024M と出発するダイヤでした。
もちろん、「はと」以外にも岡山、大阪方面の特急はあり、午前中の4本だけが「はと」という名前が付けられていたのも今となっては面白く思えます。
まずは、夜も明け切れていない6:55に下関を出発する「はと2号」、先頭は赤スカートのクハです。
続いて「はと3号」は上り先頭は0番台白スカート、下り先頭は100番台でした。
「はと4号」は両方とも200番台貫通タイプ
「はと」の場合は3列車で、0番台赤、白、100番台、200番台と先頭クハパターンが300番台以外全部揃うケースとなりました。
続いて「しおじ」ですが、「しおじ」という名称の登場は東海道新幹線開業の1964.10の改正で新大阪~下関間の151系特急電車としての新設が始まりかと思います。翌年1965.3には2往復に増発、1968.10には「しおかぜ」を統合して3往復に、1969.10には4往復に、1970.3の万博輸送では5往復に、新幹線岡山開業では乗り換えを嫌う客のために3往復存置され、1974.4の改正では再び5往復体制となりました。車輌は新大阪~広島1往復(下り2号、3011M と上り4号3012M)が581/3系で運用され、あとはすべて481/5系でした。
しおじ2号 100番台クハ
しおじ3号 0番台白スカートクハ
どちらも朝早い出発のため、こんな写真しかありません。
1974.9の九州旅行の際に大阪駅で、こんな写真も撮っていましたが
どうしようもないピンボケ写真です。
別のホームから撮った100番台クハの写真
などを撮っていました。
581/3系の写真は3/6に大阪駅で撮ってますので後ほど掲載します。
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