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2013年2月 2日 (土)

1981/11 北陸へ 9 気動車

1981年11月の北陸旅行、最終回は気動車急行やローカルDCの写真をアップします。

最初は、七尾線関連のDC急行です。

1981年当時は能登半島北部の輪島駅までが七尾線で金沢駅から直通のDC急行が多数運行されていました。例えばRailArtのサイトに詳細なデータがあり、1980年の時刻表では金沢発の「能登路」が9往復+臨時1往復さらに「ゆのはな」が出ており、輪島行きと穴水で分離される蛸島行きが併結されて走っていました。

それらの列車は金沢駅のDC専用ホームから見附島(別名 軍艦島)絵入りのHMを装着して発車しておりました。
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同線は1991年に和倉温泉駅以南が電化され、非電化のままとなった和倉温泉駅 - 輪島駅間はのと鉄道に移管されました。また、七尾駅 - 和倉温泉駅間 (5.1km) は、のと鉄道を第二種鉄道事業者とし、特急列車はJR西日本が、普通列車はのと鉄道が運行しています。なお、和倉温泉駅以北ののと鉄道七尾線はJR西日本が第三種鉄道事業者、のと鉄道が第二種鉄道事業者である。また、七尾駅 - 七尾港駅間の貨物支線も存在したが、民営化前に廃止されています。

津幡駅で北陸本線と接続していますか、宝達駅付近で天井川をくぐるトンネルの絶縁の問題などを考慮し、交流電化の北陸本線とは異なる直流電化とされ、北陸本線との接続地点付近にデッドセクションが設けられました。よって全列車が交直流電車で運転されています。

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2008年9月に金沢駅で撮影した七尾線の車輌ですが、415系800番台を名乗っていますが、新製ではなく、もともと網干区、日根野区にいた113系に北近畿などに使用されていた485系を直流専用の183系に改造するにあたって捻出された交直両用機器を搭載して415系に改造したものですね。

2014年度の北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間の開業により、並行在来線区間にあたる北陸本線金沢駅 - 直江津駅間は経営分離されることが確定していますが、並行在来線にあたらない七尾線は経営分離の対象とはならず、新幹線開業後も引き続きJR西日本が運営することになっているそうです。

一方、富山では高山線で活躍していたと思われるキハ25やキハ48といった気動車を撮影しておりました。

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富山駅で撮影したキハ120-350による高山本線の気動車 2011/5/29

現在の高山本線ではキハ120形がメインに活躍しております。

<キハ120形>について

JR西日本の地方交通線向け標準型気動車として、1991年に製造が開始され形式です。

ローカル線区で運用されていたキハ20系・キハ35系・キハ45系などの老朽化対策(置換え)や、線区の活性化を図るため地方交通線を中心に投入した気動車です。代替対象となったキハ58系などに対し、基本設計が新しいため省力化や投入線区のスピードアップなどに寄与した反面、キハ120形自体が従来車より小型車体である上に編成両数が削減されたため、着席率の低下や混雑率の上昇を招きました。

新潟鐵工所の地方鉄道向け車両「NDCシリーズ」を元にしており、200番台とほぼ同形式の松浦鉄道MR-100形をモデルに開発され、新潟鐵工所およびJR西日本の後藤車両所(現在の後藤総合車両所)で製造されました。ワンマン運転にも対応しています。

1次車として製造された200番台のみが車体幅 2,700 mm の普通鋼製車体で、のちに製造された0番台・300番台が車体幅 2,800 mm のステンレス製車体(車体前面は普通鋼製)です。全長 16.3 m の両運転台の車両で、出入り口は片側2か所にバス用の2枚折り戸が採用されています。このほか、冷房装置にはバス用の汎用品を使用しています。新潟鐵工所のほか、自社の後藤総合車両所でもライセンス生産されました。

エンジンはコマツ製SA6D125-H1形を搭載しているが、200番台は250PS/2,000rpm、0番台・300番台は330PS/2,000rpmとなっています。

変速機は直結2段式で、運転台の主幹制御器は横軸式とされたが、操作部自体は従来車両と同一品が採用されています。国鉄キハ32形気動車に類似しています。0番台の主幹制御器は221系電車に準じた前後操作式とされましたが、ブレーキハンドルは200番台と同一の着脱可能な構造です。

富山地域鉄道部富山運転センターに300番台14両が配置されています。

(以上、Wikipediaの記事を参考にしました)。

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コメント

どうもこんにちは。

いやあ、北陸アルバムの大変なボリュームに堪能しました。
特急あり、普通列車あり、気動車あり、
そして北陸では異色の富山港線あり・・・
国鉄ファンにはたまりません。
メカ的なものにはクハ415-1901さんの足元にも及ばない私ですが、
貴方のブログはこれからのバイブルとして参考にさせていただくつもりです。

印象深いお写真を・・・
モトトレイン弊結の(日本海)・・・マニ50にバックサインを掲げるとは、
鉄道会社の律義さが出ていますね。

製造直後のレッドトレイン・・・私にとっては衝撃的なデビウでしたが、
薄幸に終わったのが残念です。

急行(能登路)の軍艦島のHMが旅情を誘います。

やぶお さま、こんばんは。

コメントありがとうございます。私も最初はこの北陸シリーズがこんなに長期連載になるとは思いませんでした。

EF81のあたりから、折角取り上げたのだからいろいろな情報を含めておけば、自分も後で参考になるかなと思っていろいろ書き足し手いたらこんな感じになったというのが正直なところです。

当時は大糸線とか、北陸のいろいろな私鉄までは訪れることが出来ませんでしたが、今後はこういった方向も充実しなくてはと思っています。

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