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2013年4月19日 (金)

1974,1975 北海道へ 8 183系 リゾート列車

国鉄が民営化した頃、日本全国に大量にジョイフルトレインといった列車がデビューしました。ちょうどバブル期に至る景気の上昇もあってどの鉄道会社もいろいろな車輌を改造して臨時列車、リゾート列車用の車輌を準備致しました。

JR北海道においても先日、キハ56、キハ27記事でご紹介したアルファコンチネンタルエクスプレス(キハ59編成)やキハ80系を改造したフラノエクスプレス(キハ84編成)、トマムサホロエクスプレス(キハ84-101編成)、それらに続いてキハ183系をベースにした3編成がデビューしました。

私は、残念ながらキハ84の2編成は撮影しておりませんが、キハ183系をベースとした3編成は撮影しておりますので、今回はその3編成について紹介致します。なお、北海道の鉄道に関して大変素晴らしい写真とともに纏められたサイトがあり、その中にリゾート列車のページもあります。

まずはニセコエクスプレスとして有名なキハ183系5000番台です。

183_020827_2
2002/8/27 南千歳

キハ183系気動車をベースとする初のリゾート車両で、1988年から運用され、ニセコ方からキハ183-5001 - キハ182-5001 - キハ183-5002の3両編成を組みます。

前頭部は傾斜角を大きくとり、大型の曲面ガラスを採用した流線型となりました。JRの鉄道車両として初めてプラグドアを採用し、密閉性の向上と車体外側面の平滑化による着雪防止を図っています。

従来のリゾート列車が客室の一部又は全部を高床式としていたのに対し、曲線の多い山岳路線を走行することから床面はフラットな構造とされ、床面の嵩上げは200mmにとどめられました。屋根の高い車体断面は存置され、広い車内空間が確保されています。

座席はリクライニングシートが一般用よりもわずかに広い960mm間隔で設置されています。当初は各座席に液晶式モニターが設置されていましたが、2004年のシートモケット張替の際に撤去され、オーディオサービスのみ存置されています。

冷房装置は取外し可能な床置き式で、冬季には取外し後の空間をスキー板等の大型荷物置き場として使用できるようになっています。

走行装置はキハ183系の最終増備車(NN183系)を基本とした仕様で、最高速度120km/hに対応しています。駆動機関は直列6気筒ディーゼル機関DMF13HZ (330PS/2,000rpm) を各車に1基ないし2基搭載しました。ブレーキ装置は CLE 方式(応荷重装置付電磁自動空気ブレーキ)を装備し、ダイナミックブレーキを併設しています。

キハ183形

編成の両端に連結される運転台付の普通車で、5001は函館方に、5002は旭川方に組成(札幌駅基準)されます。 トイレ・洗面所を設け、定員は48名です。駆動機関は2基を搭載しました。

キハ182形

編成の中間に組成される普通車で、運転台はありません。5001の1両のみ製作されました。 車販準備室・電話室を設け、定員は56名です。 駆動機関は1基を搭載し、編成全体に電源を供給する発電装置としてDMF13HS形機関とDH82A形発電機を搭載します。

183_020827_3
2002/8/27 南千歳

続いて、クリスタルエクスプレス トマム & サホロとして有名なキハ183系5100番台です。

石勝線方面への観光輸送を主目的として、苗穂工場で設計、製作されました。JR北海道の気動車ジョイフルトレインとしては5番目の編成です。1989年から運用されています。

Exp_020825_3
2002/8/27 札幌

走行装置は「ニセコエクスプレス」と同様にNN183系に準じた仕様で、最高速度は 120 km/h です。走行用機関(DMF13HZ・330PS/2,000rpm)をキハ183形に2基、キハ182形に走行用機関1基と電源用機関(DMF13HS-G・180kVA)1基を搭載しました。台車も同様のボルスタレス式で、動力台車は一軸駆動のDT53、付随台車はTR239です。

1990年度の通商産業省グッドデザイン商品(現在の日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞)に選定されています。

当初は3両編成で登場しましたが、翌1990年12月にダブルデッカー車両のキサロハ182-5101を増結し、4両編成となりました。

キハ183形(5101・5102)

編成の両端に組成される、運転台付きの先頭車。5202が1号車、5201が4号車として使用されます。 運転台を2階に上げて先頭部を乗客に開放する名古屋鉄道パノラマカー方式の展望車としました。客席部は床面を300mm上げたハイデッカーとし、側窓も屋根肩にまでかかる曲面ガラスとなっています。 かつては展望席が各8席設置されていましたが、2010年1月に函館本線妹背牛駅 - 深川駅間で発生した789系電車1000番台「スーパーカムイ」の踏切障害事故に鑑み、同年5月25日に座席をすべて撤去した上で、乗客が立ち入らないよう仕切扉が設置されました。これにより、定員は当初の44人から36人に減少しました。

キハ182形(5101)

2号車として使用される中間車。定員は56人。 車体断面はキハ183形よりさらに大きくとり、屋根肩部に天窓を設けるとともに妻部にも窓を設けた「ドームカー」として360度の展望を確保しています。各席にシート液晶モニターが設置されていましたが、2003年に撤去され、その後は各車車端部と展望室ならびにグリーン個室に大型液晶モニターが設置されています。

キサロハ182形(5101)

3号車として使用される2階建て車両で、1990年12月に増備されました。気動車列車では日本初の2階建て車両です。台車間に1階部分を落とし込む構造で、走行用機関を搭載しない付随車となっています。 台車は廃車発生品の電車用TR69D形を装着します。これは、JR北海道が日本国有鉄道(国鉄)から継承しながら、一度も営業運転に就かずに廃車になったサハネ581形から流用したものです(583系はつかりの記事に追記しました。 2階客席は4人用のボックスシート(普通席)を7組配置し、1階には4人用のグリーン個室を3室設置しました。

Exp_020827
2002/8/27 札幌

そして最後はノースレインボーエクスプレス (North Rainbow Express) として有名なキハ183系5200番台です。

キハ56系気動車「アルファコンチネンタルエクスプレス」の置換え用として計画された編成で、6番目のリゾート編成として、苗穂工場で新製されました。愛称は公募により決定されました。1992年から運用されています。

183_1835201_080321
2008/3/19 新札幌

編成は函館側から キハ183-5202 (Mc2) - キハ182-5251 (M) - キサハ182-5201 (TD) - キハ182-5201 (mg) - キハ183-5201 (Mc1) の5両編成で、1992年7月に Mc2-mg-Mc1 の3両編成で運転を開始しましたが、同年12月に M-TD を加え5両編成となりました。

1994年3月の函館本線・室蘭本線特急高速化に先行して、一般のキハ183系550番台(NN183系)より先に最高速度130km/hに対応しました。走行用機関はキハ183形200番台と同じ DMF13HZC (420PS/2,000rpm) を各車に1台ないし2台搭載し、付随車組込みによる編成重量増に対応しています。台車は動台車が1軸駆動のDT53B、付随台車はTR239Aです。電源用機関は中間のキハ182-5201に搭載します。

青函トンネル通過対策が実施されており、電気機関車牽引により本州への乗り入れが可能です。

キハ183形

編成の両端に連結される運転台付きの普通車で、駆動機関は2台を搭載しています。定員はいずれも47名。車体帯色は 5201 (Mc1) がピンク、 5202 (Mc2) がラベンダーです。

キハ182形

編成の中間に連結される普通車で、定員はいずれも60名。
5201 (mg) は発電機関としてDMF13HZ-G (300PS) /DM93 (210kVA) を1組、駆動機関を1台搭載します。車体帯色はオレンジ。
5251 (M) は1992年12月に追加組成された車両で、駆動機関を2台搭載します。車体帯色はブルー。

キサハ182形

1992年12月に追加組成された車両。付随車 (TD) であるため、駆動機関は搭載されていません。車体帯色はライトグリーン。

編成の中間に連結される2階建車両で、1階部分にラウンジ・ビュッフェを設け、2階部分を客室としました。定員は36名。

183_1835201_080321_2
2008/3/19 新札幌

以上、183系をベースに開発されたJR北海道のジョイフルトレインをWikipediaの記事を参考にご紹介致しました。

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