1975年 新潟の旅 8 115系 2000番台
115系の話題、今回は2000番台です。
115系も当初は東北本線(宇都宮、小山)、高崎線(新前橋)、中央線(三鷹、豊田)に投入されて来ましたが、1977年頃になると広島地区に残る旧形車や身延線の旧形車の直接の置き換えのために投入されることになりました。投入地域が暖地であったので、1000番台から耐寒耐雪構造を軽減した車輌が設計されました。これが2000番台です。
1985年4月に広島に出かけた際、大きなHMをつけた2000番台と思われる115系ひろしまCity電車に遭遇しました。 広島 1985/4/18
1977年に広島地区に6連8本、4連13本、1981年に身延線に3連13本と4連組成用(増結用)クハ8両が投入されました。
2012年の編成表によれば、広島運転所に115系4連のL編成が22本(L1~L22)配置されており、一部1000番台が混じっていますが大半は2000番台です。
L11編成は、播州赤穂<クハ115-2101+モハ115-2001+モハ114-2001+クハ115-2001>とオールトップナンバーから構成される編成です。 2004/9/5 広島
L-21編成 こちらはJR西日本が進めている地域統一色化に従って黄色に塗り替えられた編成で、L編成シリーズではL-03,L-08, L-10, L-15, L-20などが既にこの塗色となっています。いずれはすべてこの色になるのでしょう。
C21編成 2010/8/5 下関
2000番台は下関総合車輌所(広セキ)配置の編成にも存在します。C13,C14, C16, C18, C21, C24のモハユニットと一部のクハは2000番台です。この写真のC21編成も上り方はクハ115-2114ですが、下り方のクハは192で基本番台です。デカ目の台座にシールドビームライトを付けた珍改造の車輌で、誰が名付けたのか”チクビーム”と言われているようですが。
下関配属の車輌ではC編成以外にO編成のO01~O03編成のモハユニットも2000番台です。
一方、身延線に投入された2000番台は当初ワインカラー塗色で活躍しました。その時期、身延線を訪れていないので写真は撮っていませんが、湘南カラーになった後に一枚だけ撮ったものをご紹介致します。
静シス B2編成 2005/8/21 島田
JR東海は313系化を推進して国鉄型車輌の積極的淘汰を進めており、2000番台も全て廃車となっております。なお、身延線の狭小トンネルはモハ114形のPS23Aパンタ取り付け車でも絶縁距離確保が難しいことから、再び低屋根車として2600番台が登場しました。
というわけで、2000番台は
クモハ115-2001-2113
モハ115-2001-2029
モハ114-2001-2029, 2601-2613
クハ115-2001-2034, 2101-2129
と製造されました。
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