2013/5/25 JRおおみや鉄道ふれあいフェア 2013 その1
今月5日の東京貨物ターミナル公開に続いて、JRおおみや鉄道ふれあいフェアに行って参りました。
正式にはJR東日本の大宮総合車輌センターとJR貨物の大宮車輌所の一般公開です。
前回、参加したのは2010年でした。
大宮までは柏から東武野田線を利用してみました。あとでお話しますが、野田線でも意外な収穫がありました。
東武野田線のホームからは試乗の185系C1(斜めストライプ編成)と展示機関車が見えます。
大栄橋を渡って行くとDE10がHMを付けてお出迎え。前回も同じでした。
会場入口そばには、D51187号機の展示が。
昭和13年、大宮工場1号機として製造された銘板がキャブに。
因みにD51 187号機の履歴は
D51187 国鉄大宮工場=1
1938-09-09 S77.60t1D1T(1067)
車歴;1938-09-09 製造→ 納入;国鉄;D51187→ 配属;東京局→1938-09-09 使用開始→
1938-09-00 配置[東鉄達749];田端→1945-12-29 姫路→1955-11-09 浜田→
1956-10-00 頃;後藤工場にて切取式除煙板G-5 型装備;浜田→1960-02-29
集煙装置取付→
1960-02-06 最終甲修;後藤工場→1971-08-26 廃車;浜田→
保存;埼玉県JR 東日本「大宮工場」;D51187(保存時除煙板を標準型に取換)
(沖田祐作氏の機関車表から)
今年は交通新聞社が発行する時刻表(現 JR時刻表)が50周年のようで、
D51187号機にも時刻表50周年のHMが。
鉄道関係のイベントにつきもののアーチがお出迎え。
国鉄時代はひとつの組織だったのかと思いますが、分割民営化後の今も仲良く並んで表札が。
入口で配られたパンフレット 展示のおおまかな様子は例年と変わらない様です。
台車の組み立ての実演、大量の輪軸のストック、台車置き場の横を通過して、最初に見えてきた展示車両は青大将塗色のEF58 93号機でした。
EF58 93号機 2005年に来たときと展示場所が変わっていましたが、
裏側から狙ったショットで、
1956年製造ですから、私と同じ年なのですが。
93号機の現役時代、ミスショットですが、20系化された上り急行「銀河」を牽いて川崎駅に接近するところです。93号機の履歴です。
EF5893 東芝府中工場=302300-3
1956-07-09 E115.0t2CC2(1067)
車歴;1956-07-09 製造→ 納入;国鉄;EF5893→ 配属[達549];東京局→1956-07-09
竣工→1956-07-09 配置;東京→1956-08-19 借入;宮原→1956-00-00
宮原→1979-07-04 浜松→1984-02-01 東京→1985-03-14 新鶴見→1985-07-26
廃車;新鶴見→ 保存;埼玉県大宮市「JR 東日本大宮工場」EF5893
「銀河」牽引時代は宮原区の所属でした。
(沖田祐作氏の機関車表から)
EF5893号機の先にはこの3月の改正で日光線から引退した107系電車N4編成。
クハ106側からのショット
107系N4編成の登場時の塗装 2006/7/8 自治医大~石橋間
107系の運転台
<107系について>
1980年代後半の日光線・両毛線など北関東支線区の普通列車には、急行列車の廃止により165系急行形電車が多数転用されていました。しかし、新製後20年以上を経て、老朽化が進行しており、 デッキ付き片側2扉の車体構造のため朝夕ラッシュ時には乗降に手間取り遅延を発生させる原因になっていました。最低組成編成が3両であるため日中閑散時には輸送力過剰となっていました。
国鉄分割民営化によって発足してまもないJR東日本に望まれたのは、時間帯ごとの需要に柔軟に対応できる車両の開発でした。
以上の経緯から1988年から1991年にかけて誕生したのが クモハ107形 (Mc) + クハ106形 (Tc') から構成される107系で以下の特徴を持ちます。
2両編成を基本とすることで2両・4両・6両と需要に応じて輸送力の調整が可能です。
製造コスト削減を図るため165系の廃車発生品となる主電動機・台車・補助電源装置(電動発電機)・ブレーキ制御装置・空気圧縮機・冷房装置など主要機器を再用しました。
車体製造技術の維持向上を兼ね大宮工場(現・大宮総合車両センター)・大井工場(現・東京総合車両センター)・大船工場(現・鎌倉車両センター)・新津車両所(現・新津車両製作所)・長野工場(現・長野総合車両センター)・郡山工場(現・郡山総合車両センター)など自社工場での製造を実施しました。
投入線区の事情で仕様が異なるために0・100番台の番号区分を実施しました。
107系の記事に関してはWikipediaの記事を参考にしました。
<次回へ続く>
にほんブログ村 最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村に飛ぶことができます。
« 1975年 新潟の旅 8 115系 改造 500番台 2両編成 | トップページ | 2013/5/25 JRおおみや鉄道ふれあいフェア 2013 その2 »
「鉄道施設」カテゴリの記事
- 2023年晩夏の関西旅行 近江鉄道彦根駅の風景(2024.11.19)
- 速報版 2024年晩夏 京都の旅 2日目 午前中は嵐電、午後は叡電を満喫(2024.09.04)
- 速報版(補遺) 2024猛暑の夏 新潟の旅 3日目 その2 直江津駅 part2(2024.08.27)
- 速報版 2024猛暑の夏 新潟の旅 2日目(2024.08.20)
- 2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その37 豊明検車支区にてEL120形を撮影(2024.05.01)
「催事」カテゴリの記事
- 青梅線開通130周年、青梅駅駅舎築100年(2024.11.28)
- 通勤電車シリーズ 205系 20 E231系500番台(ヤテ514~516)の山手線への投入による動き(2022.02.21)
- 秩父鉄道の駅 その5 ひろせ野鳥の森駅と広瀬川原駅(貨物駅)(2021.08.31)
- 2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その6 蘇我駅で撮影した蒸気機関車牽引列車(2021.06.21)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 4 諏訪市湖畔公園に保存されているD51 824号機(2020.09.18)
「電機EF58」カテゴリの記事
- 横浜市電保存館を訪問 その10 吉村コレクション part2 電機編(2019.05.12)
- 東京総合車両センター公開「夏休みフェア2018」(2018.08.27)
- 名古屋~南紀を結んだ特急列車 その1 寝台特急「紀伊」(2017.08.16)
- 下関総合車両所一般公開 鉄道ふれあいフェスタ 2016 その6 HM展示 10 サロンカーなにわ(2017.06.12)
- 下関総合車両所一般公開 鉄道ふれあいフェスタ 2016 その6 HM展示 6 彗星(2017.06.08)
「蒸機D51」カテゴリの記事
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 105 御代田駅そばの御代田交通記念館に保存されているD51 787号機(2021.04.08)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 95 坂城町武道館裏のD51 245号機 (2021.03.12)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 44 臥竜公園内須坂市動物園に保存のD51401号機(2020.11.25)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 28 長野県立大学後町キャンパス内に保存されるD51 549号機(2020.10.28)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 25 長野市役所篠ノ井支所前に保存されるD51 921号機(2020.10.23)
「電車107系」カテゴリの記事
- 通勤電車シリーズ 205系 41 東北本線・日光線用 600番台の登場 part3 107系の塗色を継承した600番台(2022.03.28)
- 通勤電車シリーズ 205系 39 東北本線・日光線用 600番台の登場 part1 東北本線 小金井~宇都宮~黒磯間(2022.03.23)
- 東京総合車両センター公開 その3 首都圏直流電車の主電動機 part3 MT54(2015.11.26)
- 青春18切符で日光線小旅行 その1(2013.07.28)
- 2013/5/25 JRおおみや鉄道ふれあいフェア 2013 その1(2013.05.26)
「電車185系」カテゴリの記事
- 波動用として活躍する185系C1編成(リレー号塗装)を撮影 part2(2024.04.30)
- 波動用として活躍する185系C1編成(リレー号塗装)を撮影 part1(2024.04.29)
- 武蔵野線を走る2本のE653系「特急」 その1 特急「鎌倉」(2024.04.15)
- 連休中の臨時列車、連休明けの集約臨に活躍するE257系5000,5500番台 part3 ホリデー快速鎌倉(2022.05.19)
- 秩父鉄道の駅 その4 上熊谷駅(2021.08.30)
「ディーゼル機関車DE10/DE11/DE15」カテゴリの記事
- 2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その8 EF510が牽引する炭酸カルシウム貨物 5580レ(2024.02.07)
- 2023年 北九州旅行 その24 黙々と任に就くJR九州のDE10達(2023.07.31)
- 2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その6 蘇我駅で撮影した蒸気機関車牽引列車(2021.06.21)
- 木更津駅で遭遇したもう一つの「E13*」形式(2021.03.24)
- 2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 1 水島臨海鉄道の車両 DE701(2020.02.11)
コメント
« 1975年 新潟の旅 8 115系 改造 500番台 2両編成 | トップページ | 2013/5/25 JRおおみや鉄道ふれあいフェア 2013 その2 »
クハ415-1901さん、こんにちは。
大宮鉄道フェスタのレポートを拝見しました。
私も近くならぜひ出かけたかったです。
道路橋からのDE10・・・私も今月4日に見かけましたが、
きのうは(あけぼの)のHMをつけていたのですね。
確かDE10は(あけぼの)を陸羽東線牽いた実績がありましたね。
なかなか説得力のある演出だと思いました。
いつも思うのですが、首都圏のこれら鉄道イベントでは、
快適な撮影ができるのでしょうか。
田舎者ゆえ、出かけたい気持ちはあるのですが、
あまりに押し合いへしあいの状況だと怖気づいてしまいますので。
投稿: やぶお | 2013年5月26日 (日) 20時27分
やぶお さま、こんばんは。
コメントありがとうございます。
>いつも思うのですが、首都圏のこれら鉄道イベントでは、
快適な撮影ができるのでしょうか。
私も昨日はいつもの70mm-200mmのズームレンズとビデオカメラを持って行ったのですが、一眼レフの方は焦点距離が長すぎて役に立たず、構内では殆どビデオカメラの静止画モードで撮影しました。
あと車輌の側まで人がいるので車輌だけ綺麗に写そうとすると結構根気がいることも感じました。
よく列車が廃止になるときに激パ状態になるようですが、ああいった状況ではなく写せました。
是非、次回は参加されてみると宜しいと思います。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2013年5月26日 (日) 21時52分