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2013年6月 5日 (水)

1975年 新潟の旅 9 181系 「とき」 その4

1973年5月26日、山陽本線で唯一181系で運転していた「しおじ1/4号」が485系に置き換えられ、山陽路での181系の歴史は終わりました。東海道特急としてのデビューから14年半でした。これ以降、181系は新潟、長野に集結し、「とき」「あさま」「あずさ」の定期運用の他、「そよかぜ」「新雪」などで活躍しますが、151系として製造されたメンバーの活躍はあまり長いものではありませんでした。

181_751100
1975.11の新潟旅行、長岡駅で撮影した181系特急「とき」 1975/11/3
181_751100_2_2
同列車の後追い撮影
1973年10月の改正では13往復まで成長した181系「とき」もわずか2年で、すっかり信用をなくすような形で後輩、183系1000番台にとって替わられ、6往復まで減少しておりました。

ここでまず151系のメンバーとして製造された先頭車、改造先頭車の活躍について纏めてみようと思います。

クハ151

1  向日町 1968.3 田町へ 1969.7 新潟へ 1973.9 長野へ 1976.1 廃車 (保存川重)
2  向日町 1968.7 田町へ 1969.7 新潟へ 1973.9 長野へ 1975.11 廃車
3  向日町 1972.2 長野へ                      1975.11 廃車
4  向日町 1972.3 新潟へ                      1975.5 廃車
5  向日町 1972.9 長野へ                      1975.11 廃車
6  田町   1969.7  新潟へ                      1975.11 廃車
7  向日町 1972.3 新潟へ                      1975.8 廃車
8  田町   1969.7  新潟へ                      1975.11 廃車
9  向日町 1972.9 新潟へ                      1975.8 廃車
10 向日町 1972.10 新潟へ                      1975.8 廃車
11 向日町 1973.9 長野へ                       1976.1 廃車
12 向日町 1972.11 新潟へ                      1975.8 廃車

クハ151-1~6は1958年、7~11は1961年、12は1962年製ですが、いずれも1976年1月までに廃車となっています。クハ181-3,5,7,11は終生赤帯は巻かなかったとのことです。

クロ151


1 向日町 1966.5 クロ181-1 1966.12 クロハ181-1 1973.9 クハ180-53 長野 1976.1 廃車
2 向日町 1965.12 クロ181-2 1967.2 クロハ181-2 1973.10 クハ180-54 長野 1975.11 廃車
3 向日町 1966.1 クロ181-3 1967.3 クロハ181-3 1972.3 クハ180-52 長野 1975.11 廃車
4 向日町 1965.9 クロ181-4 1966.12 クロハ181-4 1972.3 クハ181-62 新潟 1978.6 廃車
5 向日町 1966.6 クロ181-5 1966.11 クロハ181-5 1973.9 クハ180-55 長野 1975.11 廃車
6 田町 1965,3 クハ181-56 1969.7 新潟 1975.8 廃車
7 1964.9.8 4.24の草薙事故で事故廃車
8 向日町 1965.8 クロ181-8 1966.10 クロハ181-8 1972.10 クハ181-63 新潟 1979.2 廃車
9 向日町 1966.8 クロ181-9 1967.3 クロハ181-9 1973.1 クハ181-64 長野 1978.6 廃車
10 向日町 1965.11 クロ181-10 1967.1 クロハ181-10 1972.11 クハ181-65 新潟 1978.9 廃車
11 向日町 1966.7 クロ181-11 1968.9 クハ181-61 田町 1969.7 新潟 1978.7 廃車
12 向日町 1966.4 クロ181-12 1969.3 クハ180-51 田町 1969.7 長野 1976.1 廃車

クロハ181形は1966年度にクロ181形の開放室を定員32名の2等客室に改造し誕生した形式で、向日町に転属した10編成のうち、特11,12編成以外のクロが改造されました。

クロ150-3

田町 1965.3 クハ181-53 1969.7 新潟 1975.11 廃車

クハ181-71

サハ180-1 1968.12 田町 1969.7 新潟 1975.8 廃車

クハ181-72

サハ180-13 1968.12 田町 1969.7 新潟 1975.11 廃車

といった改造遍歴を辿り、どの車輌も1979年までに廃車になっています。

続いて161系由来と181系新製クハの履歴です。

クハ181-40番台の履歴

41 1965.6 田町 1969.7 新潟 1975.11 廃車
42 1965.5 田町 1969.7 新潟 1976.5    廃車
43 1965.5 田町 1969.7 新潟 1976.5  廃車
44 1965.1 田町 1969.7 新潟 1978.7  廃車
45 1965.1 田町 1969.7 新潟 1986.3  廃車 保存 鉄道博物館 大宮

クハ181-100番台の履歴

101 1966.6 田町 1969.7 長野 1975.6 新潟 198311 廃車
102 1966.6 田町 1969.7 新潟          1982.12 廃車
103 1966.8 田町 1969.7 新潟          1982.12 廃車
104 1966.8 田町 1969.7 長野 1975.6 新潟 1983.3  廃車
105 1966.8 田町 1969.7 長野 1975.6 新潟 1983.11 廃車
106 1966.8 田町 1969.7 新潟          1983.11 廃車
107 1966.9 田町 1969.7 長野 1975.7 新潟 1983.11 廃車
108 1966.9 田町 1969.7 新潟          1982.12 廃車
109 1969.6 長野          1975.6 新潟 1984. 1 クハ481-501に改造 1993.11 廃車     

クハ180-0番台の履歴

1 1966.6 田町 1969.7 長野 1975.11 廃車
2 1966.6 田町 1969.7 長野 1975.11 廃車
3 1966.6 田町 1969.7 長野 1975.11 廃車
4 1966.6  田町 1969.7 長野 1975.6 新潟 1982.9 廃車
5 1969.6 長野          1975.7  新潟 1984.1 クハ481-502に改造 1991.8 廃車

1969年7月に181系は田町区から運用移管されて長野と新潟に分かれましたが、新潟、長野間での移動は1973年9月に「あずさ」の運用移管の関係でクハ181-1,2が新潟から長野へ転属したケースと、1975年6月から7月にかけて長野の181系が189系に置き換えられる際に、クハ181-101, 104, 105, 107, 109、クハ180-4,5が新潟に転属したケースのみです。
クハの番号を判別する際にどの列車を担当しているかも重要な判断基準となります。例えばチャンピオンマーク付きのクハ181ー3、-4の2両は1972年に両者、関東に転属していますが、3は長野、4は新潟に配属されたため、「あさま」「あずさ」と「とき」に担当が分かれていました。

1973年10月のダイヤ改正で、「とき」13往復、「あずさ」10往復(181系は5往復)、「あさま」5往復まで成長しましたが、このときが関東における181系の活躍のピークでもありました。この改正後の冬シーズンから181系は大雪に悩まされ、1974年12月にはついに183系1000番台によって3往復が置換となり、1975年10月には7往復が置換されます。このとき、181系「とき」の編成は183系1000番台に合わせて12両編成となりました。

1975年7月には碓氷峠の連結制限解消のため、169系489系で培ってきた方式を直流特急車両にも取り込んだ189系がデビューし、「あさま」が置き換えられました。「あさま」の置き換えで捻出された比較的車齢の若い181系が新潟に転属となり、151系からのメンバーが廃車となりました。クハ180に関しては、1~4が1966年製、5が1969年製でしたが、4は5とともに新潟に転属し、その後「とき」で活躍しました。4,5は片渡り構造であったので、長野工場で両渡りに改造して新潟に転属しました。

181_1804
「あさま」編成用に登場したクハ180でしたが、「あさま」が189系化された後は、-4と-5が新潟に転属し、「とき」で活躍しました。
181_1804_2_2
クハ180-4のサイドビュー スカートは短く、クハ181に較べてセットバックされており、そこにEF63連結用のテコなどが装備されています。

1975年12月には「あずさ」も189系で置き換えられ、長野には保留車のサロ180-101だけが残され、108両が新潟集中配置となりました。

181_1805
ミスショットですが、「とき」で活躍するクハ180-5 ボンネットサイド下の空気取り入れ口が縦スリットになっています。485_481500_860219_3_2
後年、クハ180-5は改造されてクハ481-502となりましたが、出自の違いは隠しようがなく、車体の段差を含め、普通の人が見ても「あの電車、ヘン!」だったのではないでしょうか。1986/2/19 小倉

Wikipediaの記事と鉄道ピクトリアル誌(2005年9月10月号 No765,766)の151・161・181系電車の記事を参考に纏めました。

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