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2013年6月25日 (火)

新旧「こまち」に逢いに大宮へ

183系、189系の話題の合間ですが、先週土曜日(6/22)に大宮駅の新幹線ホームで久しぶりに新幹線を写しましたので、今回はその話題を。

そもそもは7月20日でE3系R1編成が引退するというJR東日本秋田支社のアナウンスで、駅が混む前に撮っておこうというのが動機でした。もともと新幹線に関しては定期的に撮っておこうという気持ちは全くなく、これまでもあまり写真は撮っていなかったのですが、結構、知らず知らずのうちに車輌も替わっているので、「収めるべきものはきちんと収めておくか」ということで、大宮駅で入場券を購入し、新幹線ホームにあがってみました。

今回の狙いはE3系R1編成ですが、この春の改正でデビューしたE6系もまだ撮影していなかったので狙うこととしました。入場券の時間制限は2時間なので、その時間を有効に使うため事前にどの時間にどういった編成がやってくるかも下準備は致しました。

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8:39 運良くE5系を併結し、ふだんあまり使われていない16番線に入線してきたE3系 R1編成 2013/6/22 大宮

<田沢湖線と列車について>

秋田新幹線のルートとなった田沢湖線1989年まで能代に祖父がいた関係もあり、東京から車で能代に行く際にはよく併走したルートでした。

田沢湖線が全線開業したのは1966年10月20日のことで生橋線赤渕 - 田沢湖間 (18.1km) が完成し開業しました。それまで部分開業していた橋場線に生保内線を編入し田沢湖線と改称。大地沢・志度内の両信号場を新設しました。
田沢湖線の開業により盛岡駅 - 秋田駅間で運転を開始した急行「南八幡平」は後年、急行「たざわ」と改称され、1982年11月の東北新幹線開業、田沢湖線全線電化にともなって電車特急列車となり、エル特急に指定されました。1985年には青森駅まで運転区間が延長されています。

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雪の秋田駅に到着する 485系特急「たざわ」 1983/1/2

1996年3月には秋田新幹線建設工事のため田沢湖線全線が一時運休となったため、運転区間を秋田駅 - 青森駅間に変更し、1997年3月の秋田新幹線開業によって「かもしか」に改称されて、廃止されました。

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新青森に接近する485系特急「かもしか」 2010/10/23

その特急「かもしか」も2010年12月4日の東北新幹線新青森駅延伸開業によるダイヤ改正で、秋田~青森間の特急「つがる」に統一され廃止されました。

<秋田新幹線について>

秋田新幹線は1997年3月22日、全国新幹線鉄道整備法に基づかない新在直通方式のミニ新幹線として開業しました。同法では「主たる区間を200km/h以上の高速度で走行できる幹線鉄道」を新幹線と定義しており、法律上は、盛岡駅 - 秋田駅間はあくまで在来線であって新幹線ではありません。東京 - 秋田間に「こまち」がE3系電車5両編成で運行開始。東北新幹線内は200系やE2系と連結して運行されました。

1998年:全列車が6両編成に増結。

1999年12月4日:東北新幹線内の連結相手が200系からE2系のみとなりました。

2001年9月16日:開業以来の利用者数が1,000万人に達する。

2002年12月1日:全列車を全席指定席化しました。

2006年1月5日:日本海側を中心とした大雪の影響で、開業以来初めての終日運休となりました。
2月11日 前日に発生した「こまち3号」の雪崩による抱き込みにともなう除雪作業の影響で、2度目の終日運休となりました。
3月11日:開業以来の利用者数が2,000万人に達しました。

2010年2月2日 新型車両E6系の投入が発表される。2013年の営業運転開始を目標に試運転がおこなわれる。車体構造上の理由による編成定員の減少を防ぐため、1編成中の車両数はE3系の6両に対し、1両増の7両に増やしました。

2011年 3月11日:東北地方太平洋沖地震が発生。地震直後から全線で運転を見合わせに。
3月18日:盛岡駅 - 秋田駅間で4往復のみで運転再開。
3月22日:盛岡駅 - 秋田駅間で5往復に増発。
4月7日:東北地方太平洋沖地震の余震発生により全線で再び運転を見合わせ。
4月9日:盛岡駅 - 秋田駅間で運転再開
4月29日:東北新幹線運転再開に合わせ秋田駅 - 東京駅間の全線で運転再開。
11月19日:「はやて」へのE5系投入に伴い、一部列車の東北新幹線内の併結相手車両がE5系に変更されました。

2013年3月2日:神宮寺駅 - 刈和野駅間で、下り「こまち25号」の先頭車両が脱線。乗客130名には負傷なし。この事故の影響で盛岡駅 - 秋田駅間で運転見合わせ。4日運行再開。
3月16日:E6系による「スーパーこまち」運行開始。

<新幹線車両のE3系について>

E3系については2013年1月2日の記事でも紹介しておりますので、今回は形式と編成の特徴についてのみ触れます。
形式は次の6形式です。

E311形 (M1sc) グリーン席を備える制御電動車。R・L編成11号車として使用されます。東京・秋田向き運転台、車掌室、分割併合装置、便所、洗面所、車椅子対応設備、多目的室、荷物置場(除く0番台)を備え、主変換装置、空気圧縮機などを搭載しています。

E322形 (M2c) 普通席を備える制御電動車。R編成16号車、L編成17号車として使用されます。山形・新庄・大曲向き運転台、荷物置場を備え、主変圧器、主変換装置などを搭載しています。

E325形 (M1) 普通席を備える中間電動車。便所、洗面所、公衆電話、荷物置場を備えます。 0番台 R編成15号車として使用されています。主変換装置、空気圧縮機、集電装置などを搭載しています。

E326形 (M2) 普通席を備える中間電動車。主変圧器、主変換装置、集電装置などを搭載しています。 0・1000・2000番台 R・L編成12号車として使用されています。車椅子対応設備を備えています。

E328形 (T2) 普通席を備える中間付随車。 0番台 R編成14号車として使用されています。荷物置場を備えています。

E329形 (T1) 普通席を備える中間付随車。R・L編成13号車として使用されています。便所、洗面所、公衆電話を備え、補助電源装置などを搭載しています。

秋田新幹線「こまち」に運用されるのはE3系0番台で、6両編成26本R1~R26(156両)が秋田車両センターに配置されています。

基本的には「こまち」用ですが、E2系との併結編成により盛岡発着の「はやて」や「やまびこ」・「なすの」でも使用されるようです。当初は「なすの」運用を除けば「こまち」のみの運用であり車体側面のロゴは「こまち」の横に「JR Akita Shinkansen」(試験運行時は「SERIES E3」も)と表記されていましたが、運用が拡大したためこの表記を消した車両もあるようです。

E3_r1_130622
R1編成は 1995年製造の量産先行車で落成時はS8編成として登場しました。
先頭車の前面形状が量産車と異なり、どちらかというと400系に近い形状となっています。 運転台窓下の前照灯の形態は量産型のR2編成以降とは大きく異なります。

E3_r11_130622
7:58 R11編成がE5系と併結で接近

R2 - R16編成は1997年の開業前に落成した量産車で当初は5両編成でしたが、翌年にE328形を連結して6両編成となりました。そのため、E329形とE328形(13号車と14号車)の連結部にはパンタグラフのないパンタカバーが存在します。 前照灯と後部標識灯は運転台窓下にまとめられました。

E3_r17e2_j12_111008_2
E2系と併結で大宮を出発するR17編成 2011/10/8 

R17編成は 1998年に落成した増備車です。以後落成した編成は当初より6両編成で組成されています。パンタカバーの数も2つとなり、運転室前面のワイパーは2本装備となっています(この写真では判別難しいですが)。

E3_r18_130622
8:22頃 R18編成、この写真ではワイパーの変化とパンタカバーの数の変化がよく分かります。

R18 - R26編成は 2002年から2005年にかけて落成した増備車です。連結面外幌の材質がポリウレタンから合成ゴムに変更され、同時にフットレストが装備され座席形状が座面スライド機能付きのもの(E257系と同じタイプ)に変更されました。またVVVFインバータ制御装置の素子もGTOサイリスタからIGBTに変更されました。

そして、引退して行くE3系に替わって続々と増備されて行くのがE6系です。

<E6系について>

JR東日本は、2000年に策定した中期経営構想「ニューフロンティア21」において示した「世界一の鉄道システムの構築」において、新幹線を最高速度360km/hで営業運転することを目標としました。その目標を実現するために2002年に「新幹線高速化推進プロジェクト」を社内に発足させ、新幹線高速試験電車「FASTECH 360」を開発し、2005年から地上設備も含めた各種試験を行いました。その結果、環境対策やコスト対効果を考慮すると最高速度320km/hが妥当と判断し、ミニ新幹線用車両としてE6系が開発されました。2013年3月16日のダイヤ改正から「スーパーこまち」の列車名で秋田新幹線の営業運転に投入されました。

量産先行車2010年6月に、仙台港に陸上げされました。同年7月9日には、新幹線総合車両センターで報道公開されました。営業運転開始まではS12編成を名乗りました。2012年11月より量産車が順次納入され、2013年3月16日に営業運転を開始しました。
最高速度は300km/hで、2013年度末からはフル規格新幹線区間での320km/h運転を予定しています。この頃までに、量産先行車も含めて24編成が投入される予定です。

新幹線区間では、E5系との併結を考慮して最高速度:320km/h・起動加速度1.71km/h/sですが、在来線区間では130km/h・2.0km/h/sです。7両編成で、電動車 (M) と付随車 (T) の構成(MT比)は5:2です。車体傾斜装置を採用することによって、新幹線区間における半径4,000mのカーブでも320km/hで走行できます。

車体の色は、上部を「茜色」、下部を「飛雲ホワイト」とし、その境目や車体側面に「アローシルバー」の帯を配しています。先頭形状は、E955形でテストされた「アローライン」を基にしており、ノーズの長さは約13mとなっています、E955形11号車と同じ長さで、E3系の約6mより延長されています。

先頭車両のノーズの長さによって編成定員が減少することを防ぐため、E3系の6両編成から7両編成へと、1編成中の車両数が増やされました。

架線からの単相交流25kVを主変圧器で降圧した上で、主変換装置で直流に整流、その後三相交流に変換して主電動機を制御するVVVFインバータ制御方式です。

編成全体は11号車から14号車の4両(M1sc+Tk+M1+M1)と15号車から17号車の3両(M1+T+M1c)の2ユニットで構成されており、電動車にはE5系用と共通化設計された主変換装置を、付随車に主変圧器と集電装置を搭載しました。

主電動機は300kwのMT207三相交流誘導電動機を搭載、駆動方式はWN平行カルタン駆動を採用しています。

編成を構成する形式は
E611形 (M1sc) グリーン席を備える制御電動車。11号車として使用。東京・秋田向き運転台・車椅子対応座席を備え、主変換装置・補助電源装置・電動空気圧縮機を搭載する。E2系やE5系との併結用に分割・併合装置が先頭に納められている。

E621形 (M1c) 普通席を備える制御電動車。17号車として使用。大曲向き運転台を備え、主変換装置・補助電源装置・電動空気圧縮機を搭載する。

E625形 (M1) 普通席を備える中間電動車。 0番台 13号車として使用。便所・洗面所を備え、主変換装置・電動空気圧縮機を搭載する。 100番台 14号車として使用。便所・洗面所を備え、主変換装置・蓄電池を搭載する。

E627形 (M1) 普通席を備える中間電動車。15号車として使用。主変換装置・電動空気圧縮機・蓄電池を搭載する。

E628形 (Tk) 普通席を備える中間付随車。12号車として使用。車掌室・便所・洗面所・車椅子対応設備・多目的室・車販準備室を備え、主変圧器・集電装置を搭載する。

E629形 (T) 普通席を備える中間付随車。16号車として使用。便所・洗面所・公衆電話を備え、主変圧器・集電装置を搭載する。

となっています。

E6_z5_130622
9:19 スーパーこまち7号 E6系が接近 併結相手ははやぶさ7号

E6_z3_130622
9:28 はやぶさ6号+スパーこまち6号が大宮を発車

僅か数分の間に下りと上りのE6+E5編成が大宮に停車しますので、おそらく両者は大宮の僅か北方で出会っているのでしょう。

といったわけで、既に大宮駅は旅行客以外に、消えゆくR1編成を撮影しようとする同業者の姿もチラホラ見ましたが、これから1ヶ月間、E1系や200系の引退時のようになって行くのでしょうか。

新幹線の写真を撮った後で、在来線の車輌の形をみると、えらく真四角で空気抵抗をもろに受けるように感じるのですから、人間の感覚というのは不思議です。

以上、Wikipediaの記事を参考に纏めました。

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コメント

クハ415-1901さん、新旧こまちの撮り鉄・・・力が入りますね。
特別ゲストとして秋田新幹線開通前の(たざわ)まで登場し、
さすがはボリューム感満点だと思いました。

さて旧こまちはカッコいいなあと思っていましたが、
ここにきて新こまちが登場すると、
さすがに斬新さではかないませんね。
なまはげを意識したという赤い塗装はなかなか気に入っています。

旧こまちは電車でGOで楽しんだだけで、乗ることなく勇退してしまいそうです。
私も大宮駅に出向こうかしら。

やぶおさん、おはようございます。

今回は「こまち」関係だけをアップしましたが、E2系「はやて」「あさま」「とき」、E4系、E5系、さらにはE3系の「つばさ」などバラエティが豊富です。

いままでは新幹線はなぁと思っていたのですが、結構面白いと感じ始めています。

今度の週末には小田原に東海道新幹線を撮りに行こうか、などと考えております。

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