青春18切符で日光線小旅行 その1
この夏の青春18切符の有効期間は例年通り7月20日から9月10日まですが、私は7月27日に購入して、さっそく一回目の小旅行に出かけて来ました。
3月の改正で日光線の107系が引退し、205系改造の600番台が投入されましたので、その撮影が主目的でした。
レトロ調塗色に変更された107系 2011/11/3 日光
107系 登場時の塗色 2003/4/19 黒磯
荒川沖を6:08に出発する常磐線上野発の初電1321Mで友部へ、友部では3分の接続で小山行き730Mへ、さらに小山では5分接続で上野からやってくる3521M快速ラビッドへ、実はこの列車、荒川沖発上り初電1320Mで上野経由で宇都宮に向かう場合も同じ電車に乗ることになるのですが、8:18に宇都宮に到着、ここでも5分接続で日光行き833Mに。
水戸線内、結城駅で交換した415系1500番台K542編成 2013/7/27
小山駅では中線に停車中の8051レEF65 2087牽引を追い抜き 2013/7/27
日光線は2011年11月に日光から今市まで乗車しているのですが、宇都宮から乗車するのは初めてでしたので、撮影ポイント探しも兼ねて,前方注視としました。
日光線停車駅 車内広告から 宇都宮も含めて7駅あります。文挟は「ふばさみ」と読むそうです。
乗車したのは205系Y10編成で小豆色帯の車両でした。JR日光線は宇都宮から雀宮方向に東北本線と並行してしばらく南下し、右に分岐してゆきます。
最初の停車駅 鶴田で早速、上り電車と交換 小豆色帯編成でした。 2013/7/27
日光線向け車両のラインカラー帯は107系レトロ調塗色車と同様のクラシックルビーブラウン・ゴールド・クリームの3色を配するほか、車体側面には107系と同じ沿線名所をモチーフにしたエンブレムステッカーを貼り付けています(下の写真)。
日光駅、男体山と中禅寺湖をあしらった日光線のステッカー
次の鹿沼駅でも交換 今度は湘南色の帯のY7編成でした。 2013/7/17
前面・側面の方向幕は、日光線関係のコマが茶色地に107系と同様のレトロ調フォント、宇都宮線関係のコマが緑地に通常フォントとなっています。
鹿沼を出たところで築堤の上をしばらく走り、下り坂から上り坂に直線で変化してゆく場所を発見、あとで撮影することに。
文挟では交換なし。 この辺から線路は杉林の中を走る感じに 日光杉並木でしょうか。
下野大沢で3度目の交換 今度も湘南色帯のY1編成
土曜の朝のラッシュ時間は4編成が投入されているようでしたが、日中は2編成の運用となり、今回は乗車中のY10編成とY1編成でした。
205系600番台は2M2Tの4両編成x12本計48両が小山車両センターに配置される計画で、このうち4本16両が日光線向け、8本32両が宇都宮線向けとされ、宇都宮線向けは日光線でも運用されるそうです。
クハ205・204形は、前面運行番号表示器をLED化し 、4両編成2本での併結運用を考慮して電気連結器を追設しました。保安装置はATS-P形に加えATS-SN形を搭載しました。また、クハ205形は、後位4位側に車椅子対応の大形洋式トイレを新設し、向かいの3位側に車椅子スペースを設置しました。
車内は大きな変更ありませんが、座席モケットと側窓カーテンの交換が実施されました。また、寒冷地での運用を考慮して客用ドアレール下部へレールヒーターを設置、客室暖房器の容量を1基あたり750Wから1,000Wのものへ交換・増強しました。客用ドアの半自動対応として、車内外ドア横への開閉スイッチ新設ならびに室外側にドアチャイムを新設しました。
走行機器類に大きな変更はありませんが、空気圧縮機には耐寒対策を実施、付帯する除湿装置にはヒータの追加がされました。さらに、蓄電池の取り替えなどが実施されました。モハ205形のパンタグラフはシングルアーム式(PS33F形)に交換し、併せて霜取り用第2パンタグラフを増設しました。よって、中央東線入線可能を示す「◆」マークも貼られました。600番台の起動加速度は1.7km/h/s、減速度は3.6km/h/sとされています。
ブレーキ装置は、日光線内の25‰勾配区間を走行することから抑速ブレーキと耐雪ブレーキの追加、主抵抗器の容量増大が実施されました。同様の勾配対策として、電動車には車輪の空転防止用噴射式増粘着装置「セラジェット」(酸化アルミニウムの粉末を噴射)を搭載しました。
今回、上の写真と同じ場所で205系600番台を 2013/7/27
次回以降はは今市,鹿沼付近での撮影と市内ぶらぶら散策の記事を載せる予定です。
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