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2013年7月 6日 (土)

1975年 新潟の旅 14 上越新幹線 その4 E4系

上越新幹線で活躍する新幹線車両、今回はE4系です。

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E4系 P3編成 2011/10/8 大宮

E4系200系の老朽取替とE1系導入後も増え続ける旅客需要に対応するために製造された車輌で、E1系と同様に全車2階建車両で「Max」の愛称が与えられています。1997年12月20日に東北新幹線で営業運転を開始しました。

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                         Maxのロゴ

車体はE1系では普通鋼製でしたが、E4系は車内販売ワゴン用の昇降機の設置など重量増分を補うため大型押し出し型材によるアルミ合金製です。トンネル微気圧波現象および高速走行時の騒音対策で先頭車両の前頭部はE1系よりロングノーズになりました(ノーズ長E1系:9.4メートル、E4系:11.5メートル)。

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E4系 P7編成 2013/6/22 大宮 「かものはし」とか「巨大イカ」とか呼ばれているようですが、2編成16両で走る姿はまさに「万里の長城」 2013/6/22 大宮

E1系同様、2階建車両で床下に各種機器を配置することが困難であるため、床下機器は水タンク、空気圧縮機、主電動機電動送風機にとどめ、主変圧器、主変換装置、補助電源装置は車端部の床上に搭載しました。機器室は室内とは気密壁によって仕切り、気密外としています。

4両(T+M1+M2+T)で1ユニットを構成し、M1車に主変換装置・補助電源装置を、M2車に主変圧器・主変換装置を搭載しました。主回路制御には可変電圧可変周波数制御(VVVF制御)が採用されました。主変換装置 (CI9)は、IGBT素子を使用した3レベルコンバータ+3レベルインバータで構成されています。E1系に対して編成中の電動車の絶対数が減少しているため(E1系:6両、E4系:4両)、故障などの非常時に冗長性を持たせることを目的に、モーター制御を従来の1両単位での制御から台車単位での制御に変更しました。

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E4系 P11編成 8連を1本もしくは併結で走らせることで変化する需要に対応 2011/10/8 大宮

主変圧器(TM209)は強制風冷式を採用し、4,150kVAの容量を備えます。主電動機(MT206)はかご形三相誘導電動機を採用し、E1系よりも連続定格出力を増強した420kWとしました。これによって、編成でのMT比が1:1でありながらも、起動加速度1.65km/h/sとし、E1系より向上させました。電動空気圧縮機はMH1128-C1200Eを採用しました。

最高速度は240km/h。8両編成で定員は817人。2本連結した16両の定員は1,634人で高速鉄道車両としては世界最大級です。E1系の12両編成から8両編成としたのは需要の関係により必ずしも12両編成で運行する必要がないことがあり、逆に輸送需要の多い時間帯の列車については2本連結した16両編成として、需要の多寡に応じた運用を可能とするのと、東北新幹線の場合、「つばさ」・「こまち」といったミニ新幹線車両を併結する場合にプラットホーム有効長などの地上設備が新幹線車両の標準である25m級車両16両分であることから、併結相手の車両運用についても冗長性を持たせるためです。

8両編成中の電動車1.5両(3台車分)をカットした状態で(2.5M5.5Tの状態)、25パーミル上り勾配での起動を可能としています。

東北新幹線・上越新幹線専用のP1 - P22編成と、長野新幹線の一部区間または全線への乗り入れが可能なP51・P52編成、P81・P82編成があり、26編成すべてがデジタルATCに対応しています。

新製時は全ての編成が仙台総合車両所(現在の新幹線総合車両センター)に配置されていました。

1999年4月29日:山形新幹線「つばさ」との併結運転を開始しました。

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E4系 P18編成 E3系 「つばさ」との併結シーン 2011/10/8  大宮 すでに過去のものに

2001年5月7日:上越新幹線での営業運転を開始しました。
 7月22日:長野新幹線の臨時列車「Maxあさま」として、東京駅 - 軽井沢駅間での営業運転を開始しました、

2003年9月15日:長野新幹線東京駅 - 軽井沢駅間における、臨時列車の営業運転から撤退しました。

2005年12月10日:東北新幹線仙台駅以北での定期運用を終了しました。

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E4系 P3編成 2003/1/28 盛岡 盛岡でこの姿が見られたのも今では過去の話に

2012年3月17日:上越新幹線越後湯沢駅以北で16両編成での営業運転を開始、東北新幹線大宮駅以北で16両編成での営業運転が消滅。
 9月28日:東北新幹線大宮駅以北での定期運用を終了。同時に、山形新幹線「つばさ」との併結も終了し、E5系の増備に伴い、東北新幹線大宮駅以北での運用は2012年9月28日をもって終了しました。

2013年4月現在はP1 - P22・P51・P52・P81・P82編成の全編成が新潟新幹線車両センターに配置されており、上越新幹線の「Maxとき」、「Maxたにがわ」にのみ使用されています。

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E4系 P7編成 2005/7/5 東京 このユニークなスタイルの電車が新幹線上から消えるのもそんなに遠い話ではないようです。 2005/7/5 東京

E4系Maxのインテリア、サニタリースペースについては座席探訪のサイトの情報が役に立つと思います。

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コメント

おはようございます。

上越新幹線アルバムを拝見しています。
上越新幹線というと東北新幹線の弟分といったイメージですが、
なかなか車両が多彩なのですね。

東日本の新幹線は車両のバラエティと分割併合があって、
さながら上野駅全盛時代を彷彿させます。

それに比べ東海道新幹線は今もむかしも画一的で・・・
そこがまた魅力という人もいらっしゃいますが。

やぶお さま、おはようございます。

何週間ぶりかで土曜日、朝から家におります。
この週末は暑くなりそうですね。

仰る通り、東北・上越新幹線は東海道系に較べると種類的には豊富なように感じます。

ただ、今回Blog記事を書くためにいろいろ調べて分かったのですが、E2系は東北路ではだんだん活躍の場が狭まられていると言うことで、これからはE5系がメインに、そしてE6系がミニ新幹線のメインなるようですね。つばさはまだ現行体制で行くようですが。E4系については上越での活躍が最後になるようですね。

ホント、新幹線の世界は東も西もターンオーバーが速いので、定期的にチェックしておかなくてはと今回感じた次第です。

静岡もかなり気温が高くなると思います、どうかご自愛下さい。

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