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2013年8月23日 (金)

保存中の都電6000形 1 神明都電車庫跡公園 6063号と乙2号

都電シリーズ、7500形に続いて6000形に参ります。

6000形は、1947年から1952年までの6年間に290両が製造されました、800形と並ぶ、戦後初の新造車両です。

太平洋戦争末期の空襲により、都電の車両は当時の主力形式であった旧3000形を中心に、600両以上の車両を喪失しました。また、戦時中の資材不足により稼働ができなくなった車両や、辛うじて被災を免れたものの、大戦末期から終戦直後の酷使により老朽化した車両も多数存在していました。

このため、戦後は主に経年の浅い戦災車両の更生復旧が進められましたが、並行して新車両の製造も行われました。

また、6000形の量産と同時期に、3000形242両と4000形117両が6000形とほぼ同形の車体により更新されました。この形態の車両がいわば都電の標準車となり、1067mm軌間の都電杉並線を除くほとんどの路線に在籍しました。

290両が製造された大所帯だけあり、製造年度や製造メーカーによって様々な差異が見られました。

1947年度の初期生産車は、被災した3000形の復旧名義で製造され、台車は種車である旧3000形で使用されていた組立台車枠のD-10型台車が使用されました。その後、1948年度までに生産された6174号までは新造されたD-10型台車が使用されました。

また、初期生産車は当初集電装置にトロリーポールを使用していましたが、後年になってビューゲルに換装されています。この際、車両によってビューゲルの取付位置が異なっていました。

1950年度と1951年度に製造された6175 - 6241号からは、上記のD-10型を元に開発された鋳鋼台車枠のD-16型台車が新たに採用されました。

そして、1952年度に製造された最終増備車の6242 - 6290号からは、D-16型の改良型で、枕ばねを従来の板ばねから油圧ダンパー付きのコイルばねに変更したD-17型が採用されました。この最終増備車は外観的にも特徴があり、側窓が拡幅され、従来車が側窓10枚であったのに対し、9枚に変更されています。

これらの車両のうち、初期に生産されたものに関しては1960年代に更新工事が施工されました。その際、一部の車両は1500形と同様に前面方向幕の拡幅改造が施されています。また、順次ドアエンジンの搭載や各部窓枠のアルミサッシ化などの改造が行われていました。

その後、大半の車両が都電荒川線以外が全廃されるまでに廃車され、1972年11月以降は、わずかに残った13両 (6063, 6080, 6086, 6152, 6181, 6189, 6191, 6209 - 6213, 6219)が荒川車庫に集結しました。当初は朝夕のラッシュ時の増発として運用されることがほとんどでしたが、7000形が荒川線のワンマン運転化に伴う車体更新のために荒川車庫から搬出されたことにより、通常の営業運転にも使用されました。

以上、Wikipediaの記事を参考に6000形の歴史を纏めてみましたが、都内には多くの6000形の車輌が静態保存されています。そこで今回から、1台ずつその様子をご紹介しようと思います。

今回は本駒込の神明都電車庫跡公園乙2号とともに保存されている6063号です。

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神明町車庫跡の公園に乙2号とともに保存されている6063号車 2013/8/17

2013年8月17日の土曜日に訪問しました。先日ご紹介した池之端児童遊園の7506号を見た後、都営バス上58系統で、本駒込4丁目まで乗車し、停留場を降りたらすぐ側に、公園がありました。

神明町車庫はかつて都電40系統(神明町車庫前~銀座七丁目:昭和42年12月9日限りで廃止)や都電20系統(江戸川橋~大塚三丁目~千石一丁目~神明町車庫~千駄木二丁目~上野広小路~須田町:昭和46年3月17日限りで廃止)を担当していた車庫です。40系統は現在の都営バス上58系統の路線とほぼ重なります。

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6063号は由来の記述にもあるように昭和24年3月(1948年度)製で昭和24年9月から、荒川線に集結した昭和45年12月までの間、神明町車庫に所属し、20系統で働いていたのですね。当時、神明町車庫は正式には大塚電車営業所神明町分所といったそうです。

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6063号のサイドビュー 

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6063号の正面から

WEBサイトの情報によるとバンパー部分の突起中央部に木片が付いているのがこの年度製造車の特徴とのことです。

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6063号の台車 リベットで組み立ててあるようなのでD-10台車でしょうか。

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こちらは乙2号、電動貨車です。砕石の運搬等に用いられたそうです。

本来、屋根上に装着されるべきビューゲルがなぜか荷台の上にありましたが、安定性を考慮してのことなんでしょうか。

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説明板です。

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真夏ならではの光景かと思いますが、車体はすっかりひまわりに隠されていました。秋になると様子が大きく変わると思います。

なお現役当時の都電20系統や神明町車庫の様子はあちらこちら のサイトで見ることができます。

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