西ベルリンの思い出 パンナムのA310 N801PA
1988年から1989年の西ベルリン滞在中にテーゲル空港で撮影した旅客機のシリーズ、PAN AMのBoeing 727の次はAirbus A310-200で行こうと思います。N801PAとN802PAの2機を写しております。
N801PA cn 288 "Clipper Berlin" Airbus A310-221 1988/10/23 TXL
まずAirbus A310という旅客機ですが、エアバス・インダストリー社が、同社初の機種であるA300の次に開発する旅客機として、A300の2人乗務の短胴型を構想し、それに基づいて開発されたのがA310です。そのため当初の仮称はA300B10でした。
主翼内の燃料タンク容量の差異により、短距離型A310-100(航続距離1,800NM)と中距離型A310-200(航続距離2,600NM)の2機種の開発を行う構想でしたが、-100型の受注はなく開発も行われませんでした。(NM:Naurtical Mile)
中距離型A310-200は、ルフトハンザドイツ航空とスイス航空がローンチカスタマーとなり、1978年7月から開発が開始されました。初飛行は1982年4月3日、1983年より商業運航を開始しました。
250席クラスのワイドボディを持った中長距離機として、ライバルのBoeing767とともに欧米やアジアの航空会社のみならず、中南米やアフリカ、中東の航空会社からも多数のオーダーを受け、受注を伸ばしました。生産は1998年6月に終了し、事実上の後継機材はエアバスA330となっています。2013年8月の時点で255機のA310が納入され138機が運行中です。
A300の胴体をキャビン部分でフレーム11個分、垂直尾翼下方(胴体後部)で2フレーム分、合計6.96m短縮しました。垂直尾翼はA300と同じですが、主翼・水平尾翼は新規に設計されています。エンジンはターボファンエンジンのプラット・アンド・ホイットニーJT9Dを採用しました。
コクピットにはA300で成功したFFCCツーマンクルー・コクピットにCRTディスプレー を採用、飛行管理装置 (FMS) の導入をおこない、電子技術・自動化の分野で第4世代のジェット旅客機となりました。兄弟型のA300の-600シリーズではA310のコクピットを流用して2人乗務になりました。
Type Engine 耐空証明取得
A310-203 GE CF6-80A3 1983/3/11
A310-203C GE CF6-80A3 1984/11/27 貨客混載転換タイプ
A310-204 GE CF6-80C2A2 1986/4/23
A310-221 P&W JT9D-7R4D1 1983/3/11
A310-222 P&W JT9D-7R4E1 1983/9/22
N801PA 1988/12/4 TXL
エアバスのシリーズの中でもA310は我が国の航空会社は導入していませんが、我が国に乗り入れている航空会社では、アエロフロート航空(SU)、MIATモンゴル航空(OM)、ビーマン・バングラディッシュ航空(BG)、パキスタン航空(PK)、フェデックスエクスプレス(FX)などが導入しているのでおなじみの飛行機かと思われます。
今回の記事ではWikipediaの該当記事を参考に致しました。
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