西ベルリンの思い出 パンナムのA310 N802PA
西ベルリンのテーゲル空港で撮影したPAN AMのA310-200、今回はN802PAです。
A310-221 cn 333 Clipper Frankfurt 1988/10/23 TXL
西ベルリンと西ドイツ各都市を結ぶドイツ国内線のなかでも大陸間連絡便が就航していたフランクフルト・アム・マイン、ハンブルク,ミュンヒェンへの線にA310は就航していたのだと思います。
表1 Fleet list of PA A310
表1にPAN AMのフリートリストを示しましたが、N801A~N807PAがP&W JT9D-7R4E1を装備した200型で、N811PAからN826PAまでが長距離タイプの-300型ですが、N825PA, N826PAの2機は実際は納入されなかったようです。
さらにClipper Nameに注目するとN801PA~N804PAには西ドイツの就航都市の名前が与えられているのに対し,それ以降の機体はそういった名前が見られません。恐らくこのことからN801PAからN804PAまでの4機がドイツ国内線で活躍していたのではと思われます。N805PA~N807PAはフランクフルトやストックホルムでも目撃されているので西ドイツ以外のヨーロッパ域内線に投入されていたのかもしれません。
ちなみにN801PAというレジはPAN AMのA310において少なくとも2代目の使用で以前には同じくPAN AM のDC-8-33 (cn 45254/6) "Clipper Queen of the Pacific"が使用していました。N801PA, N802PAはPAN AM倒産後はレジはそのままでデルタの塗装になってヨーロッパの空港で目撃されております。さらにN802PAはPresidential AviationのCanadair CL-600-2A12 Challenger 601 にも付されています。
N802PA 1988/10/23 TXL
N801PA,~N804PAはDeltaで使用された後、貨物用にコンバートされ、Fedexに売却されN416FE,~N419FEで活躍しました。
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