公園保存蒸気 C58 407号機 大塚台公園
これまで都電の保存車両について、触れてきましたが、王子の飛鳥山公園や府中の郷土の森公園のように都電の車体だけでなく、蒸気機関車や電気機関車の静態保存がなされている場所もあります。そこで、このシリーズでは全国に保存されている蒸気機関車について触れて行こうと思います。
まずは、都電荒川線向原駅そばの大塚台公園に保存されているC58407号機です。
立派な屋根と柵に囲われて保存されているC58407号機。 2013/8/17 大塚台公園 地図はこちら Yahoo地図。
大塚台公園の南側の入口は都電荒川線の大塚駅前~向原間の線路に面しており、C58407号機の姿も都電の車窓から見える場所にあります。
大塚台公園そばを行く8809号 2013/8/17
何とか上手く撮影すれば保存されている蒸気機関車と現役の都電のツーショットが撮れるのではと思いましたが、今回は断念しました。
説明板によると、汽車会社の製造で新規配属から廃車になるまで終生、北海道内で活躍したようです。
沖田祐作氏の機関車表のデータも載せておきます。
C58407 汽車製造大阪工場=2543 1946-12-29 S58.70t1C1T(1067)
車歴;1946-12-29
製造→ 納入;国鉄;C58407→ 配属[達21];札幌局→1946-12-29 竣工→
配置;苗穂→1949-03-01 現在;苗穂→1956-04-01 現在;苗穂→1956-01-00 函館→
1964-04-01 現在;五稜郭→1973-08-12 苗穂→1974-03-20
廃車;苗穂→保存;東京都豊島区「大塚台公園」;C58407
デフレクターの前部分は当時の北海道スタイルで垂直に切り落とされていました。
また炭水車も通常のスタイルとはかなり違って容量が増量されているように思えました。
キャブのナンバー下にはちょっと恐ろしい形をしたタブレットキャッチャーの姿も見えます。車両自身は北海道のSLらしい特徴を残した貴重な鉄道遺産だと思います。
ただ全体を見た印象ではかなり各所に錆が出ており、塗装の剥げ落ちも目立ってきています。
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