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2013年10月 2日 (水)

休日おでかけ切符で高崎線沿線へ その3 行田・鴻巣編

2013年9月28日の高崎線沿線の旅、最後は行田・鴻巣です。

行田といえば、学校で習ったのは「足袋」の産地ですが、現在の行田市に当たる大字埼玉は万葉集に「さきたまの津」という記述があり、「風土記」にも「武蔵国埼玉郡」とあるように、埼玉県の地名の発祥の地なんだそうです。

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行田市駅では観光案内のポスターがお出迎え (ゼリーフライとは何?) 2013/9/28

古墳時代には稲荷山古墳や日本最大級の円墳とされる丸墓山古墳など9基の大型古墳が造られ、1968年には金文字の入った金錯銘鉄剣など貴重な文化財が出土しています。

室町時代、文明年間(1469~1487年)には関東七名城のひとつとされる忍城が築かれ、成田氏を中心とする武士団の本拠地として周辺に勢力を拡大していました。

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忍城の城郭と現在の地図を重ね合わせた図が掲示されてありました。こんな大きな城だったことには驚きました。

戦国時代には後北条氏と結んだため、豊臣秀吉の小田原征伐の際には石田三成に水攻めを受けることとなります。しかし、「浮き城」ではないかと言われるくらい、水攻めには果敢に耐えたそうです。

江戸時代には阿部氏、後に松平氏の城下町となり、石高は十万石。江戸時代中期より、下級武士の内職として足袋の生産が始まり、明治時代を迎えて機械化され一大産地となりました。戦後は洋装化が進んだため衰退しましたが、今でも生産は行われているほか、足袋から転じた繊維産業が地場産業として一定の地位を占めています。

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市内に掲示されていた足袋蔵の案内 これによると最盛期の足袋の生産は全国シェアの8割を占めていたとか

熊谷から秩父鉄道に乗車して、二駅目の行田市駅で下車しました。駅はかなりレトロな雰囲気で、駅名標なども風格を感じさせてくれます。駅には最初の写真のような観光地行田をアピールするポスターもありました。

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秩父鉄道行田市駅の駅名標 

行田での目的は駅から約1km、南にある市民プール横に静態保存されているC5726号機です。駅から南下して行くと、まずは銅製の子供の人形が歩道脇に作られているのが目にとまりました。

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今では行田の街並みの一部となっている童たちの銅人形

これは1998年に行田市の中心部を走る国道125号の電線類地中化整備事業で市役所前から栄橋までの区間(860m)の歩道上に小さな櫓が建てられ、その上に童たちの姿を模した銅人形が並べられたそうです。これらの人形は1999年度彩の国さいたま景観賞を授けられ、今では行田の町並みに無くてはならないものとなっているそうです(行田市商工観光課のページから)。

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昔ながらの蔵は足袋の蔵 今はギャラリー、コンサート会場

さらに南下して行くと、かなり大がかりな蔵が見えてきます。3階建ての蔵で、2階の床を抜いて吹き抜けのギャラリーとして改装し、絵画・手芸作品の企画展の他、クラッシック、ジャズなどのコンサート会場としても使われているそうです(足袋蔵ギャラリー門のページから)。

程なくC5726号機の前に到着、観察し、写真を撮った後は来た道を引き返すのはいやだったので、かなりの距離はありますが、JRの行田駅まで歩くことにしました。

まずはそのまま南下すると、素晴らしい公園が見えてきました。

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ここは水城公園で、忍城の外堀の沼を利用して整備された公園です。釣りを楽しむ人々の姿もかなりありました。

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公園の案内図(ここにもゼリーフライが)

さて公園周辺を見渡すと、駅でポスターを見たときから気になっていた「ゼリーフライ」の売店があるではないですか。行田名物と書かれています。しかし、ゼリーフライという言葉から連想するのはゼリーを揚げたもの?近くで買って食べている人でもいれば観察も出来ましたが、とりあえず今回は食事をした後でもあったのでパスして、帰って調べることにしました。

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水城公園にあったゼリーフライの売店

Wikipediaによると、

おからを主とし茹でたジャガイモを混ぜ合せ、つなぎに鶏卵を加えてコロッケのようにまとめて素揚げして作る。いわゆる「おからコロッケ」の一種で、軽食としてソースをつけて食べられることが多い。ご当地グルメとして、行田市内各所においてスタンドやカウンター形式で販売されている。価格は平均して1個100円程である。
ゼリーフライの由来は、行田市持田にあった「一福茶屋」(現在は閉店)の主人が、日露戦争で中国東北地方に従軍した際、現地で食べられていた野菜まんじゅうを基にアレンジしたものと言われ、店売りされた詳細な年代は不明なものの、明治後期には既に確認されている。名称の「ゼリー」はゼラチンで固めた菓子の「ゼリー」ではなく、形状や大きさが小判に近いことから「銭富来(ぜにふらい)」と呼ばれていたものが訛り、「ゼリーフライ」に変化したともされているが、行田周辺の産物が布であったことから「布来(ふらい)」の説もあり、定かとはなっていない。

とのことで、「ゼリー」は銭に由来し、おからコロッケなんですね。

水城公園付近から、JR行田駅まで、国道17号バイパスや新幹線の高架を目印に迷わず歩けましたが、炎天下40分程歩いたら、さすがに足が棒のようになりました。

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JR行田駅前付近の歩道のマンホールの蓋 こういったちょっとしたところにも観光推進の雰囲気が感じられますね。

鴻巣へ移動するために高崎線を待っているとやって来たのはなんと残り僅かとなった211系C16編成、高崎線開通130周年記念編成ではないですか。7月に登場したのは知っていたのですが、最近、大宮にもあまり行っていないもので未撮でしたが、こんなところで逢えるとは。

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211系C16編成 クハ211-3009他 高崎線開通130周年記念ラッピング塗装 2013/9/28 鴻巣

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部分的スペシャル塗装ですね。

鴻巣で降りた後、先頭部に急いで撮影しました。

続いて鴻巣です。こちらでの目的は駅の北方1.8kmにあるせせらぎ公園に静態保存中のC11322号機に逢うことでした。

鴻巣でのぶらぶら歩きは行田での長距離歩行でかなり疲れており、目的地と駅との単純往復になってしまい寄り道はしませんでしたので見たものは少ないのですが、

鴻巣はひな人形の産地として380年以上の歴史があり、江戸中期には江戸十軒店(現・東京都中央区日本橋室町)・越ヶ谷(現・埼玉県越谷市)とともに関東三大ひな市として栄えました。明治時代には埼玉県内の他の人形の産地である岩槻(現・さいたま市岩槻区)3軒、大澤(現・越谷市)2軒、越ヶ谷6軒に対し31軒300人の職人という記録も残っており、現在でも9軒のひな人形製造業者が軒を連ねています。

また花卉栽培が盛んでポピーの栽培面積とプりムラ・サルビア・マリーゴールドの出荷量が日本一だそうです。

2008年に確認された川幅日本一(鴻巣-吉見の境を流れる荒川で川幅は2537m)に因んで麺の幅5センチを超える川幅うどんをはじめ、せんべい、ケーキ、どらやきなど多種にわたり誕生している幅広の商品を総じて、「こうのす川幅グルメ」と言うそうです。

以上、Wikipedia、鴻巣市観光協会公式サイトの記述より引用

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コメント

クハ415-1901さん、こんにちは。
行田の歴史散歩・・・いいですね。
私も定年を迎えたら一度鉄から離れて、
こういう古い街並みをゆっくり一日歩くこともしてみたいです。
とはいえ、お写真の駅名標には一発で惚れこみました。

行田のお城は規模が大きかったのですね。
パッとみたところでは江戸城かと思ってしまいました。
また名物フライ・・・このごろよくB級グルメで紹介されていますね。

やぶお さま、おはようございます。

行田・鴻巣編にも早速、コメントありがとうございます。

目的はあくまで公園機関車とはいえ、こうやって初めての土地をぶらぶら歩くこと、そしてただ歩くのではなくBlogに纏めるためにいろいろと帰ってから調べること、非常に得した気分になるものですね。

ゼリーフライはテレビ等でも紹介されていましたか、やぶおさんのお膝元の吉原のB級グルメは最近テレビでよく見ていましたが、こちらもそういった番組があったのですね。

毎週毎週とは行きませんが、まだまだ行ったことのない、こういった街歩きをしたことのない土地は結構ありますので、機関車と絡めてだけではなく老後の楽しみとして継続できればと思っています。

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