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2013年10月21日 (月)

公園保存蒸気 C12 241 南阿蘇鉄道高森駅前と南阿蘇鉄道

全国の公園保存蒸気を訪ね歩くシリーズ、今回は九州熊本、阿蘇山系の高森に保存されているC12 241号機です。今回は、保存蒸気のみならず、南阿蘇鉄道についても触れてみようと思います。

C12_241_100318_2
2010/3/18 南阿蘇鉄道 高森駅前

この機関車の履歴は、いつものように沖田祐作氏の機関車表によりますと

C12241     日立製作所笠戸工場=1268       1940-07-22 S50.00t1C1t(1067)
車歴;1940-07-22 製造→ 納入;国鉄;C12241→
配属[達615];仙台局→1940-07-22
竣工→配置;新潟局→1955-08-01 現在;鹿児島→1969-03-31
現在;鹿児島→1970-07-20 全検→1973-03-28 熊本→1974-07-00
休車→1974-07-26 廃車上申→1974-08-18 廃車[工車594];
熊本→1974-00-00 頃;
保存時鹿児島車両所切取式除煙板K-5 型改(C5765 から譲受)装備
→保存;熊本県阿蘇郡「高森駅前」;C12241

1940年に製造され、当初は仙台、新潟で働きましたが、1969年から鹿児島、熊本などの九州の地で勤務し、1974年夏に廃車になっています。デフレクターはオリジナルのものではなくC5765号機のものを保存時に流用しているのですね。

高森線における蒸気機関車の記録としてはC12252の素晴らしい写真がこちらでみることが出来ます。また白川鉄橋を渡るシーンはこちらで見ることができます。

<C12形蒸気機関車について>

C12形蒸気機関車は国鉄の前身の鉄道省が製造した過熱式タンク機関車で、軸重制限のある簡易線規格路線用の小型軽量機関車と設計され、テンダータイプのC56形はこの形式から派生した形式です。

鉄道省向けとしては1932年から1940年まで、および1947年に282両が製造されています。

製造メーカーは川崎車輛、汽車製造会社、日立製作所、日本車輌製造、三菱重工業の5社です。火室は深く設計され焚火しやすく、38号機以降は、アーチ管を増設して伝熱面積を増加し蒸発量を増やす改良が行なわれています。

このほか鉄道省以外に納入され、戦時買収などにより鉄道省に引き継がれ、C12形に編入された同形車が11両 (C12 265 - 275) あるため、ラストナンバーはC12 293となっています。

なお、基本的にはデフレクターは無しがデフォルトでしたが、C11形と同型のデフレクターを装備した車両も少数ですが存在しました。

100318_4
終点の高森駅構内の様子 国鉄高森線のころからの風景が多く残っているように感じます。

100318_5
高森駅の駅舎 なかなかユニークなスタイルの駅舎が迎えてくれます。

<南阿蘇鉄道高森線>

国鉄高森線として
1928年2月12日 立野 - 高森間が宮地線として開業、長陽・阿蘇下田・中松・阿蘇白川・高森の各駅を新設
 12月2日 豊肥本線の全通により立野 - 高森間を高森線に分離
1981年9月1日 第1次特定地方交通線として廃止承認

1984年2月1日 全線の貨物営業を廃止
 11月17日 第三セクター鉄道への転換を決定

旧国鉄特定地方交通線であった高森線を第三セクターに転換して開業した路線です。立野を出て北の阿蘇五岳(中央火口丘)、南の外輪山に挟まれた南郷谷を白川に沿って東に進み終点の高森に至ります。高森駅を除いた全駅が南阿蘇村に属しています。起点の立野駅は阿蘇カルデラを囲む外輪山の切れ目にあり、JR九州豊肥本線と接続しています。

かつては高千穂線とつながり九州中部を横断する予定だったそうですが、高千穂~高森間27.0kmの建設は1975年2月のトンネル掘削工事中の異常出水事故により、1980年に中断、凍結され、さらに高千穂線の第三セクター化(1989年)、2005年の台風14号による全線運行休止、同年12月の復旧断念、2008年末の同線廃止により、残念ながら完全に断念されたそうです。

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南阿蘇鉄道で活躍する2000形気動車 2003A 2010/3/18 立野

1986年4月1日の開業にあわせて導入された新潟鐡工所製造の車両で、NDC(ローカル線用軽快気動車シリーズ)の第一世代にあたります。16m級の鋼製車体でAはATS設置を意味するそうです。エンジンは新潟鐵工所製6H13AS(DMF13HS)で出力250PS/1900rpm、直列6気筒横形ディーゼルエンジンです。台車は動台車1軸駆動方式のコイルバネ台車NP119D・NP119T(国鉄DT22形台車と同形)です。

100318_6

この路線には日本一長い駅名の「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」があるほか、もうひとつ「阿蘇下田城ふれあい温泉駅」という長い駅名を持つ駅があります。

100318_2_3 

<日本一長い駅名に関するエピソード>

南阿蘇水の生まれる里白水高原駅という駅名は読み仮名が22文字あり「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅」(鹿島臨海鉄道大洗鹿島線)と並んで日本一長い駅名です。

正式表記では14文字あり、開設当初は読み仮名、正式表記ともに日本一長い駅名でした。2001年、一畑電車北松江線の古江駅が「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前駅」に改名され、駅名の長さで同駅を抜いて日本一となりましたが、駅名の由来となった美術館が2007年3月31日で閉館したため、同駅は同年5月21日に松江イングリッシュガーデン前駅に改名されました。これによって、再び読み仮名で日本一長い駅名に返り咲きました。

あまりの駅名の長さのため、案内やきっぷなどでは「白水高原駅」と省略されて表記されています。

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