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2013年11月 6日 (水)

常総線開業100周年記念イベントとTX祭り その2

2013年11月3日の2つのイベント、今回は常総線開業100周年イベントの2回目で、展示車両について触れます。

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写真撮影会で顔を揃えた常総線の新旧車両群 奥からキハ100形101、DD50 2号機、キハ310形314、キハ2100形2102、キハ5000形5003 2013/11/3 水海道車両基地

まずは常総線の100年の歴史を振り返ってみましょう。

1911年、現在の路線の敷設に際し「下館 - 水海道 - 佐貫」の計画案と「下館 - 水海道 - 取手」の計画案がほぼ同時期に申請されたそうです。両者の話し合いの結果、佐貫計画案の事業者が申請を取り下げたため現在の路線が建設されました。

1913年11月1日に常総鉄道として 取手 - 下館間が開業しました。

1928年9月7日 内燃動力併用開始。

1945年3月20日 筑波鉄道(初代)と合併して常総筑波鉄道に改称。

1965年6月1日 鹿島参宮鉄道と合併して関東鉄道となる。

1974年7月16日 貨物営業廃止。

1984年11月15日 取手 - 水海道間複線化。

沿線は一部の市街地を除いて、概ね田園地帯を通る単線の路線でしたが、1960年代に東洋観光興業造成の住宅街(新取手)が開発されて以降、取手口で東京通勤路線としての性格を強めました。1970年代 - 1980年代にかけて、常総ニュータウンやパークシティ守谷などの大規模開発が行われると東京のベッドタウンとして沿線の人口が急増し、取手口の輸送力増強が必要となり、日本住宅公団などから資金分担を得て、取手 - 水海道間を複線化しました。全国でもこれだけ長い複線の非電化路線は珍しいのではと思います。

1992年3月6日 水海道車両基地が完成し使用開始。小絹 - 水海道間に南水海道信号所開設。
6月2日 - 取手駅で列車が駅ビルに衝突する事故 (常総線列車衝突事故)。

電化が検討され、茨城県石岡市にある気象庁地磁気観測所の観測に影響を与えない直直デッドセクション方式による直流電化の実験が行われそうですが、必要な変電所数が増えるため費用負担が大きいことが判明し、当面は非電化で営業を続けることとし、1990年代以降は高出力の新型気動車を相次いで投入しています。

2004年10月16日 南水海道信号所での運転停車を廃止。列車の増解結時以外は通過となりました。

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南水海道信号所に準備されていた乗務員待機用の設備 2006/7/30

2005年7月9日 つくばエクスプレス開業を控えてのJR常磐線ダイヤ改正に合わせ、快速列車訓練運転開始によるダイヤ改正。速度照査式ATS使用開始。

 8月24日 つくばエクスプレス開業に伴うダイヤ改正。快速列車新設を含む増発及び全列車1 - 2両のワンマン運転化。その後、取手口の混雑対応のため、平日朝の5往復が4両編成(車掌乗務)に戻されました。

路線距離(営業キロ):51.1km
軌間:1067mm
駅数:25駅(起終点を含む)
電化区間:なし(全線非電化)
複線区間:取手 - 水海道間17.5km
閉塞方式:自動閉塞式
保安装置:速度照査式ATSおよびCTC一括制御
車両基地所在駅:南水海道信号所(水海道 - 小絹間) →水海道車両基地

それでは今回のイベントでの展示車両両と過去に撮影した車両を車輌形式毎に見て参りましょう。

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キハ303 2006/7/30 水海道車両基地で休む姿 

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キハ3016 2003/4/29 水海道車両基地 キハ30 25からキハ3016に改造され、さらにワンマン化でキハ104に改造されましたが、キハ2200形の投入でキハ3016に戻されました。

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キハ101(現在)

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キハ101 2006/7/30に水海道駅で見たときは102と同じ2色の塗装でした。

1987年から1992年にかけて、国鉄のキハ35系気動車を譲り受けたもので、現在国鉄首都圏色となっているキハ101(キハ30 55からキハ306を経て、ワンマン化改造でキハ101に)が展示されていました。

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クリームとブルーのツートンのキハ102(キハ30 96からキハ3013を経て、ワンマン化改造でキハ102に)が会場内の乗車列車として運行されていました。

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キハ352 2006/7/30 水海道車両基地

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キハ3511 2013/11/3

キハ350形は国鉄清算事業団、JR九州、東日本から導入された片運転台仕様のキハ35形・キハ36形をベースとしていますが、クリームとオレンジ帯のキハ3511(キハ35 187から)の姿がありました。

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続いてキハ0形は元国鉄キハ20系の車体新製車ですが、工場棟内にキハ003がいました。
キハ0形は1982年以降運用している車両で、国鉄キハ20系の機器を流用しています。キハ310形との違いは雨樋の縦樋が車体に埋め込まれている点です。

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キハ314 旧標準色 2013/11/3

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キハ314 2006/7/30 水海道車両基地

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キハ315 もっともこちらの方は展示車両ではなく、通常業務に就いていたのかと思われますが。

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キハ316 2006/7/30 水海道車両基地

キハ310形1977年に国鉄キハ10系を譲り受けたものでキハ314(キハ16 94から)とキハ315(キハ17 171から)の姿がありました。314と315、同じ形式ながら塗装のパターンは異なっていました。

キハ310形は車体は新製されており、台車も1983年にオリジナルのDT19、TR49からDT22、TR51へと交換されています。さらに冷房化、機関更新、行き先方向幕の設置、前照灯の移設等も行われており、オリジナルのキハ16、17のスタイルは殆ど窺い知ることが出来ません。またキハ0形との差異も殆どありません。

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DD50 2 2013/11/3

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DD50 2 2003/4/29 車内から ロッド式であることが分かります。

この機関車は1956年日本車輌製の自社発注車でセミセンターキャブ方式、ロッド式のディーゼル機関車です。私と同じ年齢ですか。
1974年の貨物営業廃止後は、取手 - 水海道間の複線化工事に伴う貨車の牽引、下館 - 水海道車両基地間の譲渡車両・新製車両の回送に用いられており、稼働することは少なくなっています。

次回は1990年代以降に増備された新鋭の気動車について触れます。

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