常総線開業100周年記念イベントとTX祭り その4
今回からは「第九回つくばエクスプレスまつり」についてです。
イベント会場一番入口に近い場所に停車していた1111編成
2013/11/3 つくばエクスプレス総合基地
常総線水海道車両基地から無料のシャトルバスで約20分ほどで、守谷市とつくばみらい市に跨がって位置するつくばエクスプレス総合基地に到着しました。
今回で9回目になるつくばエクスプレスのイベントですが、ここを訪れるのは開業前の2003年4月29日の車両基地公開以来ですが、訪れてみてその広さ(Wikipediaによると186,936.8平方メートル)、人の多さに驚かされました。
第9回つくばエクスプレスまつり2013のパンフレット 表と裏
人の数と施設の広さ、そして出店の数等では午前中の常総線の基地公開の数倍はあるように感じました。それでも方や100年の歴史を持つ鉄道、方や開業してまだ8年の鉄道で歴史が違いますので、それぞれのイベントが独自の色を出しているように感じます。
まずは臨修庫(F)内での部品等の展示を見てみました。TXの旅客用車輌は直流用の1000系が13編成、交直両用の2000系が23編成、配置されています。
展示されていたモーター 以下のような理由で東芝製か日立製か?
1000系も2000系もVVVF方式なのでモーターは共通かと思っていましたが、帰って調べて見ると両車とも190kWのモーターですが、1000系は東芝製でSEA-397形モーターを、2000系は日立製EFO-K60形モーターを搭載していることが分かりました。また編成も同じ6連でも1000系は3M3T、2000系は4M2Tです。したがって編成全体の出力は1000系:2,280kW、2000系:3040kWとなっています。
続いては2000系に搭載されている交直切替器で、常磐線の415系やE531系でもよく目にする方式で、M1 TX-2200 M1' TX-2400の屋根上に装備されています。
こちらは真空遮断機で交直切替前の交流電源の遮断や設定値以上の大電流が流れた際の安全装置として働きます。
一見すればだたの鉄の箱ですが、電動空気圧縮機CPでクノールブレムゼ製SL22系 クノールブレムゼはドイツ・ミュンヒェンを本拠とする輸送用機器製造業
なお、2次増備車以降はスクリュー式空気圧縮器(除湿装置一体型・吐出量1,600L/min)からオイルレス式空気圧縮機(除湿装置一体型・吐出量1,600L/min)に変更されているとのことです。
M車の駆動系で車軸への動力伝達はTD並行カルダン駆動方式 2枚のたわみ円盤を使う自在継手方式
庫内には1110編成が停めてありました。
先頭車両の台車 川崎重工業製のKW168 (電動車はKW167)
今回はここまでです。
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