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2013年11月20日 (水)

485系 特急「雷鳥」 和風車「だんらん」連結の頃

北陸本線の花形特急「雷鳥」に関しては

2013年1月21日の記事485系特急、
1月22日の記事489系特急、
1月28日の記事583系特急としての歴史について触れました。

今回は1985年3月14日の改正で短編成化、食堂車の連結廃止、和風車輌「だんらん」が登場してからの歴史について見て行こうと思います。

概観すると国鉄末期時代は485系の短編成化と改造の時期であり、さらに大ムコ一本化から、大ムコ(JR西日本)、新カヌ(JR東日本)の2配置区体制となります。2001年3月に東日本の担当分は廃止となります。一方、西日本の方は、「和風車だんらん」連結の時代から「スーパー雷鳥」の登場となり、金サワが再び担当区となり、2001年3月に「スーパー雷鳥」は廃止されます。

今回は、激動の改造時代と「和風車だんらん」組み込み時代、さらに東日本の「雷鳥」について触れます。

485_4810_850421_3
1985年4月21日、大阪駅で出発を待つクハ481基本番台を先頭にした「雷鳥
この先頭車はクハ481-27で、約1年前に上野駅で臨時「ひばり」として撮影していたクハでした(関連記事)。以前、「ひたち」の話題でも触れましたが、同じ時期、勝田区には1975年3月の改正で大ムコから鹿カコに移動した、クハ481赤スカート車が集結しており、この元仙セン車の「雷鳥」と言い485系のそれまでの固定観念が崩れだした時期でした。

1984年2月1日以降、特急「雷鳥」は大ムコが13往復(臨時1本を含む)、金サワが3往復(臨時1本を含む)を担当していました。食堂車が連結されていた最後の改正です。その後、2001年3月からは再び京都総合運転所(1996年3月16日に向日町運転所と向日町操車場が統合されました。2012年6月、吹田総合車輌所に)に一本化され、2011年3月の改正で「サンダーバード」に統合されて廃止となっています。

大ムコ

←大阪
TcM'MTsTsTdM'MTM'MTc×16 所要12(臨時+1)
雷鳥(13)(臨時+1)、北越(1)
 休
 向日町‥大阪7051106富山12201625大阪18052207富山
 富山10201425大阪16052006富山
 富山6481055大阪13051706富山18202225大阪‥宮原
 宮原‥大阪9051314富山14501855大阪‥向日町
 向日町‥大阪10051321金沢13411752新潟18532303金沢‥南福井
 南福井‥金沢8071125大阪13251638金沢17372055大阪‥向日町
 向日町‥大阪11351854新潟‥上沼垂
 上沼垂‥新潟10001725大阪‥向日町
 向日町‥大阪8051206富山12501655大阪19052308富山
 富山9201325大阪15051908富山
 富山527925大阪11051506富山16202025大阪‥向日町
 向日町‥大阪10351357金沢14371755大阪‥向日町
 大阪8321243富山15501956大阪

金サワ

←大阪、金沢
TcM'MM'MTsTdM'MM'MTc×10 所要7(臨時+2) 489系
白山(3)(臨時+1)、北越(2)、雷鳥(1)(臨時+1)
 休
 金沢7341434上野16002254金沢
 金沢10281734上野‥尾久
 尾久‥上野9001549金沢16472057新潟
 新潟8551314金沢15332234上野‥尾久
 尾久‥上野14002044金沢
 金沢535952新潟14002125大阪‥宮原
 宮原‥大阪7351454新潟17482204金沢
 金沢8551634上野/上野10341745金沢
 富山944-金沢10301355大阪16412011金沢-2100富山

TcM'MTsTsTdM'MTM'MTc×10 所要8(臨時+2)
雷鳥(2)、しらさぎ(7)(臨時+2)
 

T×3 Ts×3 Td×2

この後、1985年3月の改正までの間、

大ムコにおいては

1)サハの交換 サハ481-3,4,5,11が門ミフに転出し、替わりに115,116,117,118が転入、これは食堂車廃止による編成短縮でMG,CP供給車として集められました。サハ481-100番台はこの後、運転台取り付け改造を経て、183系、189系として巣立って行きます。一方、九州に移動したサハ481は改造されることなく生き延びて2000年3月末に消滅しています。

2)仙センよりボンネットタイプクハ-27, 28, 29, 30, 102, 103, 104が転入、300番台クハ338, 340も転入

3)盛アオより、モハ485-1501~1508のユニットが転入

4)サシ481-54, 55, 69, 70, 71, 73, 74, 81, 82が改造転入 
 だんらん用サロ481に改造 501~505(盛アオ)、506,507(大ムコ)、508~509(金サワ) ()内は改造区所

5)水カツへモハ485-64,67,68のユニットが転出(関連記事

6)金サワよりモハユニット転入(モハ485-484)
99-203, 103-207, 106-210, 108-212, 114-218, 119-223, 128-232, 162-264, 183-285, 185-287, 187-289, 188-290, 189-291, 215-317

7)盛アオよりクハ481転入 258, 261, 263, 335

8)仙センよりサハ481-104, 105, 106, 107, 114が転入

9)秋アキ盛アオ、よりモハ485-484 1000番台ユニット転入 1001~1006, 1025~1029

10)日根野にサハ481改造のクハ480が転出 12,13,14,15,16,17,18,19 がクハ480-1~8に(関連記事

11)サハ481-110,111がクハ182-1,2に改造され、長野へ転出(関連記事

12)金サワより、サシ489-10,12が転入

金サワにおいては

1)サロ489-2,5,10がサロ110-352,355, 356に改造転出(関連記事

2)サハ489-201, 204, 252がクハ480-9, 10, 11に改造され、日根野に転出(関連記事

3)盛アオよりクハ481-337が転入(関連記事

4)サハ489-11がクハ481-701に改造(関連記事

5)サハ489-7,9がクハ183-101, 102に改造され長野に転出(関連記事

といった大きな変化がありました。

1985年3月14日の改正では金サワは特急「雷鳥」の運用はなくなり、大ムコに一本化されました。さらに、「和風車だんらん」を含む10両編成と、含まない10両編成に運用が分けられました。

←大阪
TcM'MTsTsoM'MM'MTc×9 所要6 Tso:500番台
雷鳥(7)、アルペン(臨時1)
 休
 向日町‥大阪7051058富山12551652大阪18352134金沢‥森本
 森本‥金沢8121117大阪14051758富山2310505大阪
 富山8251222大阪14351741金沢18422152大阪‥野洲
 野洲‥大阪13301641金沢17422047大阪‥向日町
 向日町‥大阪12051601富山17252122大阪‥宮原/大阪2337520富山
 宮原‥大阪8051104金沢12421552大阪‥向日町

TcM'MTsTM'MM'MTc×16 所要13(臨時+2)
雷鳥(11)(臨時+2.5)、白鳥(1)、北越(1)
 休
 向日町‥大阪11351845新潟
 新潟9051612大阪18052158富山
 富山9251322大阪15052209新潟‥上沼垂
 上沼垂‥新潟8141522大阪17052058富山
 富山524922大阪11051411金沢16121922大阪‥向日町
 向日町‥大阪10302351青森
 青森4501812大阪‥向日町
 向日町‥大阪10051311金沢14421752大阪19052301富山
 富山10251422大阪16051959富山
 富山6491052大阪13051658富山18252222大阪‥宮原
 宮原‥大阪9051300富山14551852大阪‥向日町
 向日町‥大阪7351438新潟16102011金沢‥南福井
 南福井‥金沢7351142新潟13152022大阪‥向日町
 金沢6501031大阪16302032富山
 富山953-金沢10421352大阪15251848金沢19462305大阪

Ts×7 Td×14 T×2

485_481500_850421_2
サロ481-500番台 和風車だんらん 元サシであったことがよく分かる窓の配置です。 1985/4/21 大阪

485_481500_870224
サロ481-507 和風車だんらん 上の写真とは逆のサイド 金帯を配すところなどは当時のバブリーな風潮の反映でしょうか 1987/2/24 大阪

次の1986年11月、国鉄として最後のダイヤ改正に向けて上沼垂に485系が配置されるようになり、またしても485系の移動が行われました。この時の様子は2013年7月24日の記事で触れました。1985年の改正の前に大ムコに移動した多くの485系が、その後、1986年の改正の前に上沼垂に再移動しているのが分かります。9両編成8本の体制で、上沼垂では特急「雷鳥」を2往復担当し、特急「白鳥」と共通運用でした。

485_481753_870224_3
クハ481-753 を最後尾に連結した新カヌ編成の「雷鳥」 1987/2/24
クハ481-753はサハ489-5の改造車で、2001年には「きらきらうえつ」に再改造されています。

新カヌ 1986年11月1日改正

←大阪、青森
TcM'MTsM'MM'MTc×8 所要6(臨時+2)
白鳥(1)、雷鳥(2)、北越(1)(臨時+1)、いなほ(臨時1)
 休
 上沼垂‥新潟9041556大阪‥宮原
 宮原‥大阪10402340青森
 青森4501801大阪‥宮原
 宮原‥大阪7501437新潟17002045金沢
 金沢7441142新潟13152005大阪‥向日町
 向日町‥大阪11501844新潟‥上沼垂
 新潟11191402酒田15031742新潟
 上沼垂‥長岡8411128金沢16331742長岡‥上沼垂

1988年10月から一部の車輌でグレードアップ改造が開始されています。2001年3月に特急「雷鳥」が廃止されるまでの間の車輌の出入りも2013年7月24日の記事に纏めてあります。

485_4811505_870224_2
クハ481-1500番台が最後尾を務める特急「雷鳥」 上沼垂の編成ならでは 1987/2/24 大阪

1997年10月に特急「白鳥」の運用が京都に移管されるまではほぼ同じパターンで運行されました。

1997年10月1日改正

←大阪、青森
TcM'MTsM'MM'MTc×6 所要5 (指定席グレードアップ車)
雷鳥(3)、いなほ(1)
 上沼垂‥新潟20222230酒田
 酒田8031011新潟15162147大阪‥宮原
 宮原‥大阪8121435新潟‥上沼垂
 上沼垂‥新潟7331406大阪17121959金沢
 金沢8141107大阪16122233新潟‥上沼垂

1998年3月14日改正

←大阪、青森
TcM'MTsM'MM'MTc×8 所要6 (3000台/指定席グレードアップ車)
雷鳥(3)、いなほ(1)、はくたか(1)
 上沼垂‥新潟20222230酒田
 酒田8031011新潟15162147大阪‥宮原
 宮原‥大阪8121435新潟‥上沼垂
 上沼垂‥新潟7331406大阪17121959金沢
 金沢8141107大阪16122233新潟‥上沼垂
 金沢10351321越後湯沢14411734金沢(3000台)

1999年12月4日改正

←大阪、青森
TcM'MTsM'MM'MTc×8 所要5 (3000台/指定席グレードアップ車)
雷鳥(3)、はくたか(1)
 休
 上沼垂‥新潟7501410大阪18122105金沢
 金沢9141206大阪16122233新潟‥上沼垂
 上沼垂‥新潟15412211大阪‥宮原
 宮原‥大阪8121436新潟‥上沼垂
 金沢9501244越後湯沢16401939金沢(3000台)

2000年12月2日改正

←大阪、青森
TcM'MTsM'MM'MTc×7 所要5 (3000台/指定席グレードアップ車)
雷鳥(3)、はくたか(1)、いなほ(臨時0.5)
 休
 上沼垂‥新潟7501410大阪18122105金沢
 金沢9141206大阪16122233新潟‥上沼垂
 上沼垂‥酒田11211342新潟15412211大阪‥宮原
 宮原‥大阪8121436新潟‥上沼垂
 金沢9501244越後湯沢16411939金沢(3000台)

この後の、2001年3月の改正で上沼垂担当の特急「雷鳥」は廃止となりました。

一方で、1986年11月改正前に大ムコでは

1)水カツからサロ481-97が転入

2)サシ481-31, 33, 36, 37, 46, 47, 49, 51, 52, 53, 56, 57, 58, 59が廃車に

3)サロ481-37, 41, 47, 60, 61, 63, 65が廃車に

4)サハ481-117, 103, 112, 104, 102がクハ182-101~105に改造され松本へ転出(関連記事

5)サハ481-101, 113がクハ188-601,101に改造され長野に転出(関連記事

6)サハ481-107,105, 114がクハ183-103~105に改造され松本に転出(関連記事

といった動きがありました。

1986年11月1日改正 大ムコ担当分

←大阪
TcM'MTsTsoM'MM'MTc×9 所要6 Tso:500番台
雷鳥(7)
 休
 向日町‥大阪10201313金沢14101707大阪18502143金沢‥森本
 森本‥金沢8101108大阪13201702富山18322215大阪‥宮原
 宮原‥大阪9201302富山14541838大阪1910神戸‥向日町
 向日町‥大阪15202210新潟
 新潟8161505大阪16502030富山
 富山6491039大阪12201602富山17252109大阪‥向日町

TcM'MTsM'MM'MTc×11 所要8(臨時+4)
雷鳥(10)(臨時+4)、アルペン(臨時1)
 休
 向日町‥大阪8201112金沢12401537大阪17202101富山
 富山10251409大阪16201958富山
 富山8241207大阪14201758富山
 富山525909大阪11201416金沢16101909大阪‥向日町
 向日町‥神戸1324大阪13501642金沢17402037大阪‥宮原/大阪2353530富山
 宮原‥大阪7201102富山12541639大阪18202203富山2335510大阪
 富山13541739大阪19202303富山
 富山9251309大阪14501742金沢18402137大阪‥向日町
 富山9441341大阪15501904金沢
 大阪8001106金沢13431651大阪
 大阪8481148金沢14271736大阪
 大阪11331518富山16272024大阪

Ts×1 T×6

1987年の改正に向けても移動や改造の動きは続き、

1)金サワからクハ481-227, 305, 318, 321, 322, 323, 343、及びクハ489-303, 703転入し、ボンネット型の104, 107,108, 109, 113, 115, 124, 125が転出

2)サハ481-106, 115がクハ188-102, 602に改造され、長野に転出(関連記事

これ以降、1989年3月11日の改正前までは「だんらん」の時代が続きます。

1988年3月13日の改正

大ムコ担当分

←大阪
TcM'MTsTsoM'MM'MTc×5 所要3(臨時+1) Tso:500番台
雷鳥(4)(臨時+1)
 休
 向日町‥大阪9251309富山14241809大阪21002234米原
 米原550736大阪10251320金沢14101708大阪19252308富山
 富山525909大阪12251604富山16552038大阪‥向日町
 大阪13351545福井16141841大阪

TcM'MTsM'MM'MTc×15 所要11(臨時+4)
雷鳥(14)(臨時+3)、リゾート'88信越(臨時1)、アルペン(臨時1)
 休
 向日町‥大阪7251105富山12561638大阪18252207富山
 糸魚川827富山9251309大阪15251905富山2004糸魚川
 富山10561439大阪16252002富山
 富山6211004大阪11551450金沢16101909大阪‥向日町
 向日町‥大阪8551233富山13561739大阪20052259金沢
 金沢8101108大阪13251621金沢17102008大阪‥向日町
 向日町‥大阪15552232新潟
 新潟7131351大阪16552035富山
 富山8251208大阪14251804富山19052249大阪‥宮原/大阪2353512富山
 宮原‥大阪8251118金沢13101608大阪17252108富山2325510大阪
 富山6491039大阪13551650金沢18102108大阪‥向日町
 大阪8021151富山13081747神戸
 大阪8351138金沢/富山19112311大阪
 大阪11351542魚津16152032大阪
 神戸6301359長野14462234神戸

Ts×5 T×4

この改正が「和風車だんらん」連結の最後の改正となりました。

485_481100_870224
クハ481-100番台先頭の最もオーソドックスな「雷鳥」ですが、こういった時代も長くは続かず、この後はスカートに切れ込みが加えられて行きます。 1987/2/24 大阪

1989年3月の改正に向けて、再び動きがありました。

1)サロ481-502, 503, 504, 505がサロ481-2001~2004へ改造され、金サワに転出

2)サハ481-118がクロ481-2101に改造され、金サワに転出

3)モハ485-484ユニット 130-234, 132-236, 147-249, 148-250
   モハ485-484ユニット 1025, 1029が金サワに転出

今回の記事を書くにあたり、いつものように「485系の動き 配置および編成・運用の移り変わり 一覧」のデータを参考にさせて戴きました。

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