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2013年12月29日 (日)

5両の保存D52を観に18切符で日帰り旅行 その5 D52 72号機 御殿場駅前

D52を観て歩く旅、今回は御殿場駅前のD52 72号機です。

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御殿場駅前の汽車ポッポ広場に保存されているD52 72号機 2013/12/21

この機関車は以前、駅から2km程の湯沢平公園に保存されていましたが、2010年9月28日から29日にかけて現在の場所に移されました。371系の写真を撮りに御殿場線を訪問した際に、湯沢平公園の訪問も考えたのですが、時間の関係で断念しておりました。

こちらも大変美しい姿をしていますが、形態的に沼津の136号機と何カ所か違いがあるのがわかります。

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デフレクターは点検窓のあるタイプです。

3本の砂撒き管は第二動輪前と第三動輪前後に出ているため、3本が斜め並行になっています。これは御殿場線で運用された際の後進運転に備えての形態的特徴とのことです。

モーションプレートは丸穴ではなく長い穴のタイプです。
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ボイラーは昭和34年2月に浜松工場で交換されたようです。

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御殿場線で活躍していた頃の写真ではシールビームタイプの前照灯を装着していましたが、今はオリジナルのLP403タイプを装着しています。

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現役時代の写真も展示されています。

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炭水車側のライトは136号機のように奥まって付いているのではなく、縁に装着されていましたが、ガラスがありません。また後部のナンバープレートもありません。

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ランボード上の四角い箱は清缶剤投入装置です。垂直のパイプは汽笛吹鳴のために圧縮空気を送り込むための展示用の仕組みですね。

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キャブに立ち入ることは可能で、炭庫の底にはストーカ(自動給炭装置)の穴がありますが、蓋がかぶせてありました。

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キャブ内、蒸気分配箱のバルブ類、水位計、メータ類もきちんと整備されています。

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136号機と違って耐寒仕様ではないため、空気分配弁にはカバーがありません。

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展示されている場所は線路のすぐ脇で、汽車ポッポ広場と命名されております。

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Wikipediaの御殿場線の記事によると、御殿場線分離後も御殿場駅には軍隊用ホームが設置され、多くの兵士が出征しました。沿線の小学校で教師をしていた富原薫氏はこの光景を見て、童謡『兵隊さんの汽車』を作詞したとされています。この童謡は戦後『汽車ポッポ』と歌詞が改められています。 その碑が機関車の横に展示されています。

最後にこの機関車の履歴を沖田祐作氏の機関車表から

D5272      川崎重工兵庫工場=2976        1944-05-26(5/9?) S84.30t1D1T(1067)
   車歴;1944-05-26(5/9?)製造→ 納入;国鉄;D5272→ 配属;広島局→1944-06-03 配置;下関→
      1944-06-08 使用開始→1946-01-03 新鶴見→1946-00-00 特休;沼津→
      1954-12-16 国府津→1955-12-05 装備改善(浜松工場)→
      1958-12-26 新缶に交換(浜松工場製= 浜松工場施工)→
      1968-08-08 廃車[関東支社達56];国府津→
      1978-07-00 静岡県御殿場市「湯沢平公園」;D5272

この機関車は新製後、新鶴見配属を経て、終生、御殿場線で活躍し、廃車後も国府津機関区のランドハウス内で保存されていました。

その姿を1975年3月4日、下関まで乗車した急行「高千穂・桜島」の車内から撮影していました。

600px

再掲ですが、その写真を。 1975/3/4

ごてんばせんネットの情報によるとこの扇形庫はサンゴニッチというフランス人 技師の設計によるもので、中世ヨーロッパの古城や教会を連想させる優美な姿でした。確かにそう言われるとそう感じます。

以上です。

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蒸機D52」カテゴリの記事

コメント

D52 72号機。
きれいな状態ですね。
移設に伴い塗り直したのかな。
炭水車のライトのガラスが無いのとナンバープレートが無いのが残念ですが。
でもいまだにきれいに整備せれて保存されてるのは素晴らしいと思います。

モモのパパ 様、こちらにもコメントありがとうございます。

そう思います。

国府津機関区に留め置かれていた頃はあのまま朽ち果てるのかと思いましたが、こうやって美しい姿を維持されていること、産業遺産として守って行くことの大切さと関係者の皆さまの努力を感じています。

クハ415-1901さん、こんにちは。
御殿場線アルバムを拝見しました。
私も御殿場駅前のD52は2年前の冬に見てきました。
富士山型のモニュメントもあり、楽しく見学ができました。
D52は御殿場線のヒーローだっただけに、
ここに保存されていることは大いに納得がいきます。

御殿場線電車小史もおもしろかったです。
かろうじて今は小田急車が御殿場まで来て華を添えていますが、
東海道線の直通車もなくなってさびしくなりましたね。
御殿場は東京にもキロ的に近いですが、
分社化の影響で乗り入れ車がなくなってしまったのは残念です。

やぶお さま、おはようございます。

早速、コメントありがとうございます。

先日の御殿場線訪問、私もすっかりD52の虜になってしまい、5機のD52の形態を模型的視点で形態比較を始めております。

確かに、以前と較べると御殿場線はJR東海に一本化されてしまったように感じますが、沿線からは富士山もたっぷり拝むことも可能ですし、幸いにしてこの季節関東から東海にかけては晴れの日も多く、是非再度訪問しようかと思っております。
やぶおさまには一年間、本当にお世話になりました.来年もどうか宜しくお願い致します。

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