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2013年12月30日 (月)

5両の保存D52を観に18切符で日帰り旅行 その6 313系 V編成

前々回、御殿場線の今日に至る歴史を振り返って見てみましたが、今回は今日の御殿場線で活躍する313系の話題に触れようと思います。

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身延線で活躍する313系V1編成 2007/3/4 富士

<313系>

1999年にそれまでJR東海の主力だった103系、113系、165系などの国鉄形車輌の置き換えを目的に登場した車輌です。車体断面はJR東海における最小の車両限界である身延線を基準に決定され、管内すべての電化路線での走行が可能です。また、従来の車両と比べてもパワーアップが図られており、311系に代わり、東海道本線におけるほぼ全ての快速列車にも充てられています。

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V2編成 2009/8/13 谷峨

1998年度末に77両、1999年度に104両が投入され、共に1999年に営業運転を開始しました。これにより103系が全車廃車となり、165系も定期運用から離脱しました。また、東海道本線名古屋地区では113系の定期運用が消滅するなど、国鉄形車両の淘汰を進め、JR東海における自社形電車の比率を55%にまで向上させました。

その後2001年に6両、2006年度に204両の増備が行われ、総計391両を有する最大両数系列在来線電車となるとともに、同社の国鉄型車両である113系、115系、123系を淘汰しました。

さらに、2010年から2013年にかけて120両の新製を予定しており、これにより国鉄形電車のほぼすべてを自社形に更新する予定です。これにより119系が廃車(一部えちぜん鉄道へ譲渡)となりました。117系2013年3月16日のダイヤ改正で、定期運用が消滅しました。

また、2015年に予定される武豊線の電化に伴い、28両の新製が計画されています。

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V3編成 2007/3/29 甲府

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V4編成 2014/1/2 竪堀

車体構造は片側3扉を有する軽量オールステンレス製車体であり、運転台部のみ普通鋼製で、連結時に通行可能な貫通扉と貫通幌(幌受)を備えます。前面窓は側面に回り込むパノラミック・ウィンドウで、運転席側上部に行先表示器、助士席側上部に種別表示器、前照灯は前面窓下部と貫通扉上部に計4個、尾灯は前面窓下左右に前照灯と一体化されて2個設置されています。側板のビード(浮き出し線)が残されており、その本数は211系や311系と変わりません。雨樋部は張り上げ屋根構造です。扉間の客室窓は1枚固定式であり、窓柱は荷重を受けない構造として窓ガラスの内側に設け、車内仕様による窓割りの違いに対応しています。戸袋窓・妻窓は設けられていません。連結面寄りの側窓は、非常時に上部が内側に折れて開けることのできる構造となっています。先頭部は白色に塗装され、前面から側面にかけJR東海のコーポレートカラーであるオレンジ色の帯を巻いています。

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V5編成 2009/8/13 松田

主電動機は373系で実績のあるC-MT66A形三相誘導電動機(出力185kW、端子電圧1,100V、電流125A、周波数86Hz、定格回転数2,525rpm)を使用し、MT比を1:1とすることで加速性能を向上させると同時に、10パーミル上り勾配での均衡速度は130km/hを確保しています。MT比は編成にかかわらず固定され、3両編成には主電動機数を半分にした車両が組み込まれています。また、制御装置は373系のGTO素子に代わり、東芝製IGBT素子によるVVVFインバータ(PWM制御、1両2群・1C2M方式)が採用されています。

台車は、211系の流れをくむ円錐積層ゴム式の軽量ボルスタレス台車(C-DT63A形/C-TR251形)であり、空気バネ位置に改良を加えられたほか、ヨーダンパを装備します。付随台車は1軸2ディスクブレーキを採用するとともに、踏面清掃装置を備え、踏面ブレーキを省略しています。また、全軸に滑走検知装置を備えています。

運転台は373系に準拠しており、貫通式であるためコンパクトにまとめられています。左手ワンハンドル式マスコン、右側にはタッチパネル式液晶モニタ装置を配備し、ボタン式のEB装置、定速制御を装備する。力行は5段、ブレーキは抑速ブレーキと常用ブレーキ7段、非常ブレーキの計9段階です。

ブレーキ制御は電気指令式です。回生ブレーキを主、空気ブレーキを従として、編成全体のブレーキ力を確保する「T車遅れ込め機構」を有しており、空気ブレーキの作動を抑制することで褶動(しゅうどう)部のメンテナンス軽減を図っています。また、回生ブレーキは同一き電区間内に力行車両がないと失効しやすいことから、発電ブレーキ機構を一部の番台区分に搭載しています。さらに、回生ブレーキが失効した場合でも、その不足分のみを空気ブレーキと発電ブレーキで補うブレンディング制御を採用しており、回生効率の向上と回生失効時における衝動の抑制を図っています。これらのシステムは373系のものを継承しています。電動空気圧縮機 (CP) は、実績の多いレシプロ(ピストン)式を採用しながらも、動力源を交流電動機に変更して騒音低減を図っています。

また、柔軟な運用にも配慮されており、在来車の211系、213系、311系と併結する際には、併結する系列に対して313系が性能(引張力)を合わせる設定とすることで、編成間の性能不均衡を防ぐ設計となっています。

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V6編成 2013/12/21 沼津

<静シスの313系>

御殿場線に投入される車輌は静岡車輌区(静シス)の配置で、V編成3000番台2両、W編成2300、2350番台2両、T編成2500番台3両、N編成2600番台3両があります。

まずV編成ですが、

←国府津、沼津

   クモハ313  クハ312   製造年月日    
V 1    3001          3001    1999/3/1  東急
V 2    3002          3002         1999/3/1  東急                          
V 3    3003          3003         1999/3/1  東急
V 4    3004          3004         1999/3/2  東急
V 5    3005          3005         1999/3/2  東急
V 6    3006          3006         1999/3/2  東急
V 7    3007          3007         1999/3/19 日車
V 8    3008          3008         1999/3/19 日車
V 9    3009          3009         1999/3/19 日車
V10   3010          3010         1999/3/29 日車
V11   3011          3011         1999/3/29 日車
V12   3012          3012         1999/3/29 日車

V13    3101         3101         2006/8/1   日車
V14    3102         3102         2006/8/1   日車

V1~V12編成は車内の配色は緑を基調とし、座席はクモハ313形の車端部と扉付近がロングシート、それ以外は固定クロスシートです。座席数は従来の車両と同程度を確保しています。扉間の窓配置はシートピッチに合わせ、不等間隔に4分割されています。

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V7編成 2013/2/21 山北

ワンマン運転設備として、出入口表示機、運賃箱、運賃表示機、整理券発行機、サイドミラー、自動放送装置を搭載しています。寒冷地で運用されるため、車内保温のための押ボタン式半自動扉機構を搭載するほか、クモハ313形は霜取りのためパンタグラフが2基搭載されています(製造当初より本番台のクモハ313形には準備工事がなされており、2006年度よりパンタグラフの増設工事を開始、同年度中に全車の増設が完了)。列車本数の少ない線区での運用を考慮し、発電ブレーキを搭載しています。静岡車両区所属のV1編成では、電気二重層キャパシタを用いた鉄道車両用電力貯蔵システムの試験が行われました。

1999年5月6日に営業運転を開始し、同年12月4日のダイヤ改正以後ワンマン運転を開始しました。

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V10編成 2013/12/21 御殿場

V13,V14編成は3100番台と称し、仕様は3000番台と同一であり、製造当初からパンタグラフを製造当初から2基搭載しています。

2006年8月7日に営業運転を開始しました。当初は123系の運用を置き換える形で身延線を中心に運用されましたが、同年10月1日のダイヤ改正から3000番台初期車と共通に運用されるようになり、御殿場線にも入線するようになりました。

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V12編成 2012/1/9 沼津

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V13編成 2013/12/31 甲府 (追記)

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V14編成 2014/1/2 入山瀬 (追記)

とりあえず、これまで撮影済みのV編成の写真をupdateしました。文章の作成ではWikipediaの記事を参考に致しました。
W、T、N編成に関しては次回以降の記事で触れる予定です。

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今回の旅、御殿場駅から少し西に向かって歩けば富士山が真正面に見えます。

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コメント

こんにちは。モモパパです。
僕が国鉄完全乗車目指してた時は113系全盛だったな~。

モモのパパさま、おはようございます。

113系が日常の時代が長いことありましたね。
身の回りの車輌の場合、当たり前のことをきちんと記録しておくことの大切さが、
その車輌が引退してしまった後で気がつくのですね。

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