公園保存蒸気 39685 さいたま市中央区役所
日本全国の公園等に静態保存されている鉄道車両を見て歩くシリーズ、今回はさいたま市中央区役所の構内に保存されている9600形の39685号機です。地図はこちらYahoo地図。
これまで見てきた九州の9600が門鉄デフだったり、デフなしだったりするのに対して、こちらは正調の大型のデフを装備しています。 2013/11/24
9600形式の保存機に関してはこれまでに九州の福岡市の貝塚公園の49627号機や北九州市若松の久岐の浜広場の19633号機を見て参りましたが、関東地方にも9600形式は何両か保存されております。
さいたま市中央区というのはほぼ旧与野市に相当する地域で、この場所もかつての与野市役所だったそうです。2001年5月1日の浦和市、大宮市、与野市の合併、さらに2003年4月1日の政令指定都市指定で中央区となりました。
9600形式は大きなボイラーを小半径の動輪上に載せているため、甲虫という愛称が付けられたそうです。
それではこの機関車の車歴を見てみましょう.データはいつものように沖田祐作氏の機関車表からです。
39685 川崎重工兵庫工場=538 1920-02-00 S59.80t1DT(1067)
車歴;1920-02-00 製造→ 納入;国鉄;39685→1920-02-10 使用開始[門鉄達272];大里→
1927-04-01 現在;鹿児島→1933-06-30 現在;大分→ 行橋→1950-09-00 頃転出→
1964-04-01 現在;坂町→1971-11-29 廃車;坂町→
保存;埼玉県与野市「与野市市役所」;39685
最初は九州日豊本線などで活躍し、米坂線で最後を迎えたようです。
煙室扉は補強されているのか二重になっています。
表面には錆の浮き出しも見られます。
旧与野市はバラで有名なそうで、この機関車もバラに囲まれて余生を送っていました。
ちなみに旧与野市の痕跡は足元のマンホールの蓋に残っております。 2013/11/24
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コメント
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こんにちは。モモパパです。
静態保存さrてる鉄道車両を見て歩くシリーズ。
いいですね~。
蒸気機関車9600形ですか。
やっぱり蒸気機関車はいな~。
ウチの近所にも静態保存されてるD51があるんですが個人所有で周りは屋根付のトタン板で囲まれてて中を伺い知るじょとはできません。
一体中のD51はどういう状態なのか気になるところです。
そしてまた別の場所ですが近所に踏み切りの警報機も普通の一軒家に立ってます。
こちらは電源を入れれば鐘が鳴りランプもピカピカ光る様になってます。
お願いすれば電源入れて見せてくれますよ。
投稿: モモのパパ | 2013年12月17日 (火) 09時27分
モモのパパさま、今回もコメントありがとうございます。
私も以前は出張したついでに「あっ!こんなところに保存されていたんだ」といった風だったのですが、最近はDBで調べて、一日に何カ所か設定して回るようにしています。
場所によっては最寄り駅から数キロ歩くこともありますが、それがかえって今まで見たこともない土地に触れる機会となって良いなと感じています。
9月の末に高崎線沿線を訪れ、11月の末には浦和周辺を見て回りました、この18切符が使える期間に少し遠出を考えてもいます。
お近くのD51も是非、公開されると良いですね。なかなかあれだけのものを個人で維持管理するのは大変だと思います。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2013年12月18日 (水) 07時33分