公園保存蒸気 C57 26 行田市 本丸児童公園
全国の公園に静態保存されている蒸気機関車を訪ねて歩くシリーズ、今回は埼玉県行田市の本丸児童公園に保存されているC57 26号機です。
こちらを訪問した時の様子は2013年10月2日の記事で記述致しました。
行田市本丸児童公園に保存されているC57 26号機 2013/9/28
下から見上げているので些かわかりにくいですが、この機関車の煙突、通常のC57に較べると短いように感じます。
屋根無しの雨ざらし状態ではありますが、錆などは浮き出てなく引退時の状態を表面的には保っているように感じました。
やはりこの角度から見ると煙突が短いことが分かります。C57が貴婦人と呼ばれるのに煙突の長さがひとつの要素のように思えますが・・・
さて、この機関車の履歴を機関車表のデータから見てみますと
C5726 川崎重工兵庫工場=1883 1938-02-04 S67.50t2C1T(1067)
車歴;1938-02-04 製造→ 納入;国鉄;C5726→ 配属[達115];名古屋局→1938-02-07 使用開始→
配置;名古屋局→1945-04-01 現在;宇都宮→1955-09-15 保留指定→
1955-10-08 保留指定解除→1955-10-01(10/9?)名古屋→1956-07-00 山田→
1962-10-01 現在;伊勢→1964-04-01 現在;亀山→1967-03-31 現在;亀山→
1971-12-13 廃車;亀山→ 保存;埼玉県行田市「行田市水城公園」;C5726(行田市役所説?)
1938年に川崎重工兵庫工場で製造され、国鉄では名古屋局に配属、最初の10年間は浜松に配属されたようです。1960年代、山田、伊勢、亀山に在籍し、1971年に廃車になっています。
煙突が短いのは集煙装置、重油併燃装置を装備した名残のようです、ドームの後に重油タンクが残っています。C57でも初期のタイプのため、ボイラーが円柱に近く、後期の180号、186号に較べて、C55に近い形をしていることが分かります。
炭水車のライトはオリジナルのまま、装着されていますが、標識灯は少し高めの位置に引っ掛け式のものが付いています。
機関車と展示の経緯の説明が書かれています。全走行距離、2985,783kmだそうです。ただ機関車の絵が、パシフィックタイプではなく、2軸従台車のハドソンタイプになっているのは要修正ですね(笑)。
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