公園保存蒸気 C11 304 大荒田交通公園
各地の公園に静態保存されている蒸気機関車を観て歩くシリーズ、今回は東北本線、西川口~蕨のほぼ中間の線路沿いにある、大荒田交通公園に保存されている C11 304号機です。
2013年11月24日に訪問しました。
このときは栃木~埼玉シリーズとして、自宅から常磐線を北上し、友部へ、友部で水戸線に乗り換え、小山へ、小山で駅東公園に保存されているC50 123号機を見た後、東北本線で大宮へ、大宮で先日ご紹介した山丸児童公園のC1229号機を観て、徒歩で北与野へ、埼京線で与野本町へ、中央区役所の39685号機を観て、埼京線、武蔵野線を乗り継ぎ、蕨へ、そこから歩いて公園に到着しました。
ちょうど、この日は保存会の方々でしょうか、補修作業や掃除が行われているところでした。
C11 304号機 2013/11/24 大荒田交通公園
C11としては先日、ご紹介した鴻巣せせらぎ公園のC11322号機と同様の蒸気ドーム、砂箱がカマボコタイプの戦時スタイルでした。
現地に行くまで機関車がどちら向きに置いてあるのかは分からないので、場合によってはこういったモロ逆光の写真になってしまいます。太陽の位置を判断しつつ、出来れば再訪しようと思っています。
フェンスの位置が微妙な距離にあり、引いて撮れば上のように、網にレンズを差し込んで撮ると下のような写真に(笑)。
クロスヘッドや逆転リンク周辺は綺麗に塗装されていました。
後部のナンバープレートは装着されていますが、ライトはガラスがなかったようです。
鴻巣の322号機の写真と較べると石炭の積載量を増やすためでしょうか、炭庫に囲いが見えます。植栽の向こう側は東北本線の線路です。
この機関車の履歴をいつものように機関車表のデータ(沖田祐作氏)から
C11304 日本車輌名古屋工場=1386 1945-05-10 S66.1t1C2t(1067)
車歴;1945-05-10 製造→ 納入;国鉄;C11304→ 配属;? →1945-05-10 竣工→ 配置;? →
1955-08-01 現在;茅ヶ崎→ 甲府→1960-03-00 大宮工場→1961-02-00 茅ヶ崎→
1964-04-01 現在;茅ヶ崎→ 大井工場→1970-00-00 廃車;大井工場→
保存;埼玉県蕨市「大荒田交通公園」;C11304
履歴からすると相模線や身延線(甲府?)で活躍したようです。茅ヶ崎時代は僚機として真岡鉄道の325号機がいたそうです。
最後に現地に掲示されている説明板を。
この後は、引き続き歩いて、線路の反対側の川口市西青木の児童文化センターに向かいました。
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コメント
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こんにちは。モモパパです。
C11 304号機。
錆が出てるように見えますけど保存手入れの防錆ペイントかな。
こうして保存手入れされてるのを見ると嬉しくなります。
投稿: モモのパパ | 2014年1月11日 (土) 06時55分
モモのパパ さま、おはようございます。
今朝も早速、コメントありがとうございます。
保存されている蒸気機関車、言うなればその土地の宝物であり、丁寧に保存してあげないと
やがては朽ち果ててしまうものですから、こうして有志の方が集まって手入れをすることは大事ですね。
現役を退いたのが昭和40年代中期から50年代初頭ですからどこの機関車もすでに30年以上経過しており、いろいろな動きが出てくる時期とも感じております。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年1月11日 (土) 09時14分