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2014年2月25日 (火)

九州に渡った485系 鹿児島運転所 その2

鹿児島運転所の485系の話題、1985年3月のダイヤ改正前まではボンネット・タイプのクハのみの編成構成でしたが、1985年3月14日のダイヤ改正を境に大きな変化がありました。

それは編成が鹿児島方がクロ、門司港方がクモハとなったことです。そのためにこの改正を前にして車輌の大移動、改造がありました。

1) クハ481 南福岡に転出 33, 35, 37, 39, 501, 502, 601, 602, 603
                  仙台に転出 1, 2, 3, 4, 6, 8, 9, 12, 13, 15, 18, 36, 40
                  勝田に転出 5, 7, 10, 11, 16, 20, 34, 38
     仙台に転出した車輌は勝田に移動し、
2013年10月29日の記事にあるように赤スカートのまま
常磐線で特急「ひたち」で活躍を開始しました。

2) サロ481 廃車 17      
                  南福岡に転出 29, 30, 31, 32, 33, 34, 35, 134, 135
        クロ480に改造 40>1, 43>2
                  南福岡でクロに改造転入 44>3, 45>4, 53>5, 56>6, 58>7, 64>8, 67>9, 76>10, 78>11, 83>12, 87>13, 103>14, 130>15

3) モハ485 廃車 モハ481/480-21 
                  クモハ485に改造 97>1, 98>2, 100>3, 101>4, 102>5, 104>6, 105>7, 109>8, 111>9, 113>10, 116>11, 118>12, 120>13, 134>14, 145>15
                  転入MM' 青森から 89-90, 91-308, 92-302

(改造前番号>改造後番号)

クロとクモハの改造は1~15の15両ずつ行われました。種車の番号順に改造後の番号が揃えられているのが分かります。

485_480au12_850419
キノコ形エアコンキセAU12のクハ480を先頭とした特急「有明」 1985/4/19 博多

485_480_850419
こちらはAU13を搭載したクロ480 1985/4/19 博多

エアコンのタイプでみるとクロ480-1~4はAU12形キノコ型のエアコンに非貫通型の運転台という信じられないスタイルで登場することになりました。同時期に紀勢線に登場した485系特急「くろしおも同様でしたが。後に冷房容量増強のために後位にAU13E形を1基増設となりました。5 以降はAU13E形を搭載していましたが改造時に1基撤去して4基搭載に変更し、のちにAU13E形を1基運転台側に増設しました。さらに11・12は後に半室普通車化再改造によりクロハ480-51・52となりました。

485_485_850419
門司港側の先頭車はクモハ485 特急「有明」 1985/4/19

クモハ485の改造は前位側にクハ481形300番台同様の運転台を設置し制御電動車化しました。運転台後部を機器室とし110kVA・MGおよびCPを搭載し、機器室後部に出入台を設置し、定員は16名減って56名となりました。

485_4857_850419
乗務員室扉と客用扉の間隔が広く、この間に機械室が設置されているクモハ485形 1985/4/19 小倉

一連の改造によるクロ~クモハ編成で特急「有明」をメインに担当するようになりました。

←西鹿児島
TscM'MM'MM'Mc×15 所要11(臨時+2)
有明(15)(臨時+4)、にちりん(4)
 休
 西鹿児島9341424博多14521936西鹿児島
 西鹿児島6451124博多11521629西鹿児島17002244門司港
 門司港6521250西鹿児島13411824博多18522031熊本‥川尻
 川尻‥熊本742924博多9531427西鹿児島14571924博多19522131熊本‥川尻
 川尻‥熊本642824博多8521033熊本11031246博多13101446熊本15421724博多17522233西鹿児島
 西鹿児島8001224博多12521714西鹿児島18142254博多‥南福岡/2355542西鹿児島
 南福岡‥博多10521233熊本13421524博多15521732熊本18422024博多20522231熊本‥川尻
 川尻‥熊本8421024博多13171609大分18101954小倉20222206大分‥下郡
 下郡‥大分9101055小倉12221407大分14431625小倉17011841大分20102258博多‥南福岡
 南福岡‥博多7001121西鹿児島11511624博多16522129西鹿児島2300538博多
 西鹿児島8451324博多13521840西鹿児島
 西鹿児島9591512博多16471823熊本
 博多13471521熊本‥八代16041821博多

M'M×6 Ts×1 Td×5

485_48010_850419_2_2
特急「にちりん」も4往復クロ~クモハ編成が担当しました。 1985/4/19 小倉

485_4857_850419_2
クモハ485-7 特急「にちりん」 1985/4/19 小倉

鹿児島運転所におけるこの体制は長くは続かず、次の国鉄最後のダイヤ改正となった1986年11月1日の改正では門ミフと鹿カコの間で大規模な車両の交換が行われることになります。

このときの移動で、最後まで残っていたモハ481/480ユニット-13.14は廃車となり、初期の485系モハユニット89,90,92は福知山に転出します。そして

モハ485 107,112,115,129,133, 146,150,151,152,153, 159,163,165,166,167, 168,171,175,179,182, 192,193,194,197,198, 201
モハ484 211,216,219,233,237, 248,252,253,254,255, 261,265,267,268,269
270,273,277,281,284,294,295,296,299,300,303
クハ481 33,35,37,39,202, 206,214,215,218,219, 220,221,225,226,232, 233,234,237,239,241
251,255,262,501,502, 601,602,603
サロ481 29,31,33,34,35, 50,51,52,55,80, 89,102,134,135

門ミフからこれらの車輌が転入し、クロ~クモハ編成が門ミフに転出します。僅か1年半でクロ~クモハ編成から両端クハ、そして真ん中にサロの7両編成となり、ボンネットクハは4両、その他は貫通タイプとなりました。

1986年11月1日改正後は特急「有明」の運用はなくなり、メインは「にちりん」と「かもめ」もはじめて担当することになります。

←西鹿児島、長崎
TcM'MTsM'MTc×14 所要11(臨時+3)
にちりん(10.5)(臨時+2)、かもめ(1)(臨時+1)、有明(臨時1.5)
 休
 西鹿児島7391452小倉15542114宮崎‥南宮崎
 南宮崎‥宮崎8391454博多16522256宮崎‥南宮崎
 南宮崎‥宮崎6411254博多14151627長崎17351948博多‥南福岡
 南福岡‥博多8551713西鹿児島
 西鹿児島12352053博多‥南福岡/21102321長崎
 長崎620847/南福岡‥博多10541915西鹿児島
 西鹿児島9311754博多19552242大分‥下郡
 下郡‥別府8001338西鹿児島16162323小倉‥門司港
 門司港‥小倉8111314宮崎16422151小倉‥門司港
 門司港‥小倉722908大分9441137下関12111408大分14421617小倉17301909大分‥下郡
 下郡‥大分7101000博多12542116西鹿児島
 西鹿児島8431356博多14501949西鹿児島(TcM'MTsM'MM'MTc)
 西鹿児島13311840博多
 大分11251312小倉13261517大分15281721小倉18582107大分

M'M×1

<クロハ481-1~13>

1987年10月からは短編成化に伴うグリーン車の規模縮小でクハ481クロハ化の改造が進められます。

小倉工場で計13両が改造され、 1 - 8は種車がクハ481形200番台9 - 13は種車がクハ481形300番台でした。
グリーン席は3列×5席の体制でした。
1993年1がクハ481-226に復元され、2000年に9 - 13が廃車されました。残りの車両も2012年までに廃車されました。
クハ481-226・232・233・234・239・241・251・262・
312・328・329・341・353→クロハ481-1 - 13

クロハは門ミフに転出し、それに代わって「かもめ」「みどり」用に使用されていたクロ481-1, 2, 51, 55, 56, 57, 101, 102, 103, 104が門ミフより転入しています。

1988年12月にはクハ481-602クロ481-4に復元改造されます。
さらに1990年2月にはクハ481-243クロ481-301に格上げ改造されます。出入台前位に乗務員室を増設したため乗降扉横の窓は2分割されました。窓配置とシートピッチは一致せず、1両のみの区分であったが2000年に廃車となりました。

クロ480、クモハ485の改造車も再び鹿カコに戻ってきますが、以後頻繁に門ミフとの間で転属を繰り返します。1991年7月から1992年3月末にかけてクロ480全15両、クロ481-301の座席3列化改造がなされました。そして、2,4,6,8,10,13,14,15が門ミフに転出しました。
クロハ481も1992年7月には鹿カコに一部(2,3,7,8,9)が転入します。
1994年6月にはモハ485の電装解除改造があり、153,159サハ481-153, 159になりました。

その後、「にちりん」のみの担当期間が続きますが、1995年4月20日の改正で特急「にちりん」は分オイの担当となり、鹿カコの485系は特急「きりしま」の担当になります。

485_481300_960328
3両編成の緑の特急「きりしま」 1996/3/28 西鹿児島

←西鹿児島
TcM'MTc×3 所要2
きりしま(2)
 川内713804鹿児島‥西鹿児島8501055宮崎11411349西鹿児島16141818宮崎18382047西鹿児島23002336国分‥隼人
 隼人‥国分738819西鹿児島21202200川内

TcM'Mc×2 所要2
きりしま(4)
 西鹿児島641854宮崎10191221西鹿児島12501452宮崎16321838西鹿児島18502049宮崎22192314都城
 都城‥西都城707806宮崎8161023西鹿児島10501250宮崎14161618西鹿児島

TscM'MM'MTc×1
M'M×3 Tsc×2

2000年3月11日の改正では特急「ひゅうが」も加わります。

←西鹿児島
TcM'Mc×8 所要7
きりしま(7)、ひゅうが(4)
 南延岡‥延岡655803宮崎9401146西鹿児島13101518宮崎16201833西鹿児島21352213国分‥隼人
 隼人‥国分733812西鹿児島9101117宮崎‥宮崎空港14201535延岡17381855宮崎空港20122017南宮崎‥宮崎22222314都城
 都城‥西都城657758宮崎814923延岡16041719宮崎空港17371747宮崎18202032西鹿児島20372119川内2212出水
 川内705753鹿児島‥西鹿児島16101819宮崎‥南宮崎
 南宮崎‥宮崎720921西鹿児島11101315宮崎14201620西鹿児島17241929宮崎19402144西鹿児島
 西鹿児島640849宮崎‥南宮崎10451050宮崎空港10541104宮崎11371349西鹿児島19002109宮崎‥南宮崎
 南宮崎656806延岡825939宮崎空港946951南宮崎‥宮崎空港12131334延岡14051520宮崎空港17011827延岡‥南延岡

TcM'MTc×2
TcM'Mc×1

2001年3月3日の改正では再び、特急「にちりん」を担当するようになり、

←西鹿児島
ThscM'MM'Mc×4 所要3
にちりん(3)、きりしま(1)
 小倉6401140宮崎空港‥宮崎13131521西鹿児島17582010宮崎‥南宮崎
 南宮崎6061055小倉12251725宮崎空港17371742南宮崎17501756宮崎空港18202321小倉
 小倉10251524宮崎空港15371543南宮崎15581604宮崎空港16202057小倉

TcM'Mc×8 所要7
きりしま(6)、ひゅうが(4)
 南延岡‥延岡656821宮崎空港835845宮崎9371146西鹿児島12201427宮崎15151720西鹿児島21382215国分‥隼人
 隼人‥国分734813西鹿児島8241027宮崎10501100宮崎空港11201234延岡13101435宮崎空港15201631延岡17311859宮崎空港‥宮崎22232318都城
 都城‥西都城701802宮崎‥宮崎空港9191034延岡11061219宮崎空港12321237南宮崎‥宮崎17151922西鹿児島20352117川内2205出水
 出水610川内705752鹿児島‥西鹿児島14201626宮崎16411652宮崎空港17031833延岡19032007南宮崎
 南宮崎‥宮崎718933西鹿児島10211226宮崎19152121西鹿児島
 西鹿児島616827宮崎944953宮崎空港10031016宮崎11351346西鹿児島16201826宮崎‥宮崎空港21142228延岡‥南延岡
 南延岡‥延岡733857宮崎空港20152130延岡‥南延岡

M'M×3

2011年3月12日の改正で485系の運用が無くなりました。この時点で活躍していた485系は
モハ485   152, 164, 169, 176, 177, 180
クモハ485   1, 3, 6, 7, 8, 9, 11, 101, 108
モハ484   201, 204, 208, 209, 213, 215, 220, 254, 266, 271, 278, 279, 282, 304, 342
クロハ481   4, 5, 6, 7, 203, 205
クハ481      213, 238, 246     でした。これらの車両は2013年3月までに全車廃車となり、鹿児島車両センターの485系車両配置はなくなりました。

今回も「485系の動き 配置および編成・運用の移り変わり 鹿児島」のサイトのデータを参考にさせて戴きました。なお、クモハ485-100番台クロハ481-200番台に関しては南福岡運転所の記事で触れる予定です。

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コメント

こんにちは。モモパパです。
JNRマークも誇らしげな「有明」「にちりん」。
懐かしいな~。
「鉄道ファン」や「鉄道ピクトリアル」のバックナンバーが読みたくなりましたよ。

モモのパパさま。おはようございます。

今から振り返っても1985年4月のダイヤ改正というのは全国的に485系の大激変の改正であったんだとかんじますね。

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