485系 「雷鳥」 2003年9月から終焉まで その10 A10編成
最晩年の485系特急「雷鳥」シリーズ、いよいよ最後のA10編成となりました。
編成の構成は
←金沢 大阪→
Tc M' M M' M T M' M Tsc
324 223 119 81 81 502 610 251 0-2301
岸辺の貨物線を通過する回送編成 2008/12/11
編成の向きは逆向きで、本来の金沢よりの先頭車はクハ481-324です。この車両は2013年7月26日の記事でクハ481-300番台の去就を纏めましたが、新製配置が金サワで、「雷鳥」で活躍した後は183系に改造されたグループに属します。
岸辺を通過するA10編成の特急「雷鳥」 2008/2/25
大阪寄りの先頭車はクロ480-2301でモノクラスで運転されていた「かがやき」にグリーン車を連結するため、クロ480-1002を1991年1月に吹田工場で再改造した車輌です。
クロ480-1002は特急「北越」の短編成化のために1988年にMG、CP付きのサロ489-1000番台を先頭車化改造したもので、改造に際して種車の後位車端部を台枠ごと切り離して、運転台ブロックを接合し、車端部の車販準備室・車販コーナーを洗面所・和式便所に改装し、車掌室・業務用控室は存置されましたが、1991年の改造では便所の洋式化、車掌室・業務用控室部分の客室化、座席を2+1配列化などクロ481-2300番台と同様の改造がなされました。同車輌は「かがやき」「きらめき」の米原方に組み込まれた後、1997年3月、同列車が廃止された後は「加越」に組み込まれ、2003年7月に同列車が683系化された後は国鉄色化され、「雷鳥」に組み込まれました。2009年9月末に定期運用を離脱し、2010年に廃車となりました。
にほんブログ村 最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村に飛ぶことができます。
« 西武鉄道 HSCブレーキ化・冷房改造 6 401系 (401F~409F) | トップページ | EF510-500番台 504号機 »
「電車481/483/485/489系」カテゴリの記事
- 381系以来となったアルミ車体の振り子式電車特急 885系 その2 2次車としてソニック用編成の登場(2023.05.29)
- 登場から35年が経過したJR九州の783系 その3 老朽廃車の開始へ(2023.05.11)
- 2022年夏 名古屋遠征 特急「しらさぎ」 その誕生から485/9系使用終焉まで(2022.09.21)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 61 日光戦争から東武直通へ(2020.12.21)
- 下関総合車両所一般公開 鉄道ふれあいフェスタ 2016 その6 HM展示 8 いそかぜ(2017.06.10)
コメント
« 西武鉄道 HSCブレーキ化・冷房改造 6 401系 (401F~409F) | トップページ | EF510-500番台 504号機 »
こんにちは。モモパパです。
さすがに鉄道車両にお詳しい。
僕なんか足元にも及びませんよ^^。
投稿: モモのパパ | 2014年2月13日 (木) 06時51分
モモのパパさま、おはようございます。
485系の晩年は、まるで旧形国電のようにいろいろな改造車が出現して
形式もよく分からなくなりましたが、今はネット上の情報でそれが追えるのが素晴らしいと思います。
次は九州に渡った485系で行こうと思います。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年2月14日 (金) 05時31分