公園保存蒸気 D51 515 水戸・千波公園
全国の公園等に静態保存されている蒸気機関車を観て歩くシリーズ、今回は水戸・千波湖の畔、千波公園に保存されているD51 515号機です。形式番号も含めて51515と並ぶ回文番号です。
D51 515号機 2013/12/23 水戸千波公園
場所的にはこちら で千波湖の西の端になります。偕楽園臨時駅からは近いですが、水戸駅から歩くと千波湖を半周する距離なので結構遠いです。
機関車自身は野外保存ですが、定期的整備されているようで大変美しい外観を保っており、運転台の計器類もきちんと保持されています。
正面から 前照灯は副灯付きですが、シールドビーム副灯の装着位置は比較的メインのライトから離れている印象でした。以前に撮った現役時代のD51の写真と見較べてもかなり離れていると思います。(参考 2013年3月29日の記事からそれらの写真が出てきます)。
あと、前々回の946号機の際に話題になったメインロッドのビッグエンドですが、こちらのものは
通常タイプの長方形をしております。
後からのショット
標識灯はありませんが、前照灯は装備されています。
キャブ内 バルブやメータ類は今にでも動かせそうな体制に整備されています。
機関車の履歴に関してはいつものように沖田祐作氏の機関車表のデータですが、
D51515 国鉄大宮工場=28 1941-03-31 S77.60t1D1T(1067)
車歴;1941-03-31 製造→ 納入;国鉄;D51515→ 配属;? →1941-04-02 使用開始→
1947-00-00 現在;水戸→1958-02-00 大宮→1961-02-10 借入;田端→
1967-02-01 八王子→1969-10-14 借入;新鶴見→1969-10-31 返却→
1970-01-15 借入;新鶴見→1970-02-06 返却→1970-04-01 新鶴見→
1970-11-28 廃車;新鶴見→
1971-00-00 保存;茨城県水戸市「千波都市公園」;D51515(千波湖畔公園説?)
大宮工場製造の第28号機で今でも同工場に展示されているD51 187号機が1号機で188から198、243から244、469から472、506から517へと続く30両の中の1両となっています。働き場所は水戸から始まり、終生首都圏でした。水戸所属機でしたが946号機とは異なり、ストーカーの設備はありません。晩年は高島線貨物などを牽引したようです。
といった駅名標的な案内板も用意されていました。
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コメント
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こんにちは。モモパパです。
D51 515号機。
屋根なしでもきれいに整備されてるようですね。
そういえば先日以前にも書いたと思うんですが個人所有のD51が保存されてるガレージの扉が開いていて覗き込んだらとんでもなく酷い錆や埃で茶色くなってました。
手入れは重要ですね。
投稿: モモのパパ | 2014年2月22日 (土) 09時00分
モモのパパさま、こんにちは
二度あることは三度は無く、今週は大雪の週末ではなく久しぶりに撮り鉄の出来そうな週末ですね(笑)。
仰る通り、SLは生き物ですから引退した後もきちんと管理してあげないと朽ち果ててしまいますね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年2月22日 (土) 13時09分