公園保存蒸気を訪ねて~湯本温泉周辺の散策
今回は、前回の記事でご紹介した福島県いわき市、いわき湯本温泉周辺の散策について触れようと思います。
Wikipediaによりますと、日本全国にゆもと、もしくはゆのもと温泉という温泉は
北海道磯谷郡蘭越町にある温泉。ニセコ湯本温泉。
岩手県和賀郡西和賀町にある温泉。岩手湯本温泉。
岩手県花巻市にある温泉。新湯本温泉。
福島県いわき市にある温泉。いわき湯本温泉。
福島県岩瀬郡天栄村にある温泉。岩瀬湯本温泉。
栃木県那須郡那須町にある温泉。那須湯本温泉。
栃木県日光市にある日光湯元温泉。
神奈川県足柄下郡箱根町にある温泉。箱根湯本温泉。
山口県長門市にある温泉。長門湯本温泉。
長崎県壱岐市にある温泉。壱岐湯ノ本温泉。
10カ所もあるそうです。
湯本駅の下りホームには足湯もありました。 2013/12/23
いわき湯本温泉は、かつては常磐湯本温泉と呼ばれており、湯本の地名は平安時代に遡るそうです。泉質は塩化物泉(含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉)で湧出量は毎分5000リットルとのことです。開湯は奈良時代だそうで古くはこの地を「佐波古」と呼んだそうです。鎌倉時代には「三箱の湯」として
信濃御湯、名取御湯ともに三御湯に数えられているそうです。明治時代に入って石炭採掘が始まると坑内から温泉が多く出水し、1919年には温泉の地表への湧出は止まってしまいました。その後炭鉱側との協議により温泉が復活することができたのは1942年のことでした。
駅名標にならぶ湯本、泉、内郷の駅名もなにか日本的な暖かさを感じさせてくれます。
前回の記事でも記述したように石炭産業が斜陽化すると、常磐炭礦(現・常磐興産)会社は石炭産業から観光産業への脱却を図り、1966年には常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)をオープンしました。当時は珍しかった温泉プールやレジャー施設、その中でもフラダンスショーを目玉にした狙いは見事成功し、常磐湯本温泉(現・いわき湯本温泉)の名を一気に高めました。
駅入り口の横には「観光番所」と名付けられた案内所もありました。
駅前から商店街を歩くと銅像が展示してありました。これらは「いわき市の野外彫刻」としてWikipediaにも纏められており、
1994年11月1日に設置された黒川晃彦氏による「フルートを吹く少女」
1998年11月1日に設置された北郷悟氏の作品「遠い国」
1999年3月27日に設置された北郷悟氏の作品「光の中へ」
など、印象的な作品が展示されています。
駅前の商店街を線路に沿って北上し、商店街が切れるところで線路をオーバークロスする道に出ます。線路を渡ってしばらく進むといわき石炭・化石館ほるるがあります。
この跨線橋からのショットも良い感じのカーブで絵になりそうです。常磐線の一刻も早い、全線復旧が待ち遠しいです。
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