公園保存蒸気を訪ねて 水戸線 その2
前回、このシリーズでは水戸線を走る定期列車の写真を紹介致しましたが、今回はその歴史と、私が水戸線で撮影した臨時列車について触れようと思います。
今は既に廃車されていますが勝田区のK40編成の臨時列車(回送) 2009/2/4 福原~稲田間
水戸線の開業は1889年(明治22年)1月16日のことで、水戸鉄道(初代)が小山から水戸までを開通させました。水戸に到達した最初の鉄道であり、1892年3月1日に水戸鉄道は日本鉄道に買収され、同社の支線となり、1895年に土浦から友部に海岸線(現在の常磐線)が延伸され、友部~水戸間はその一部となりました。
こちらは同じく勝田区のK60編成 2010/5/8 福原~稲田間
日本鉄道も1906年11月1日に鉄道国有法によって買収・国有化され、1909年10月12日、線路名称制定時に友部~水戸間が常磐線に編入され、小山~友部間が水戸線となりました。以来、水戸線は区間の表示、線名の変更はいっさい行われておりません。
まだ記憶に新しいEF81140牽引による24系BT試運転列車 2013/11/20 稲田付近
1935年12月15日、小山~下館間で気動車運転が開始されました。貨物列車の通行のために1950年8月23日に東北本線の間々田方面から小山駅を経由しない短絡線が新設され、上野方面から水戸線経由で運転される急行「つくばね」(1962年10月1日運転開始、1985年3月14日、廃止)などの運転にも活用されましたが、1986年11月のダイヤ改正後、実質的に廃止状態となり、2006年2月頃から、撤去工事も始まりました。
上記の列車の後追い写真 2013/11/20 稲田付近
臨時列車ではありませんが、東結城~川島間の鬼怒川橋梁は水戸線の屈指の撮影ポイントです。 415系1500番台 2010/5/8
以上です。このシリーズ、次回からは昨年大晦日の中央本線、小淵沢までの旅と公園機関車観察の模様です。
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こんにちは。モモパパです。
水戸線に乗車した時のことを思い出しました。
懐かしい思い出です。
投稿: モモのパパ | 2014年3月18日 (火) 08時54分
モモのパパさま、おはようございます。
わたしもつくばに住んでいると、栃木方面に出かけるときや、あるいは真岡鉄道の蒸気機関車を撮りに行くときなどによくご厄介になります。
電化されてはいてもローカルな雰囲気が好きな路線です。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年3月19日 (水) 06時19分