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2014年4月 3日 (木)

西ベルリンの思い出 Air Liberte

冷戦下の西ベルリン、テーゲル空港の思い出も残すところあと僅かとなってきました。

今回はフランスのリゾートチャーター航空会社だった、Air Liberteです。写真は同社のMD-83を紹介致します。

Fghec_cn_496621429_mcdonnell_dougla
F-GHEC cn 49662 ln 1429 McDonnell Douglas MD-83  1989/2/18 TXL

Air Liberteは1987年7月に創業したオルリー空港そばの、ランジス(Rungis)、世界最大の生鮮食品市場のひとつであるランジス公益市場(Marche d'Intret de Rungis)がある、に本社を持ち、オルリー空港を拠点とした航空会社でした。

1988年4月からリース機のMD-83で、ヨーロッパ、地中海のリゾート都市向けの運航を開始しました。1989年にはAir Libertie Tunisieも設立し、1990年3月21日に運航を始めています。

Gpatc_cn_49662_1429_mcdonnell_dougl
G-PATC cn 49662 ln 1429 1989/4/8 TXL

最初の写真の2ヶ月後、似たような塗装でタイトルがParamountになり、レジもG-PATCのMD-83がテーゲル空港にいました。

cnやlnからお分かりかと思いますが、この2機は実は同じ機体でタイトルをAir LibertieからParamountにしてレジもGレジに登録したものでした。

Paramount Airways (QJ/PAT)は1986年6月8日にブリストルで設立されたチャーター航空会社で1987年5月1日に運航を開始しています。MD83,2機をリースして運航を開始しましたが、これはイギリスでは初めてのMD-83の運航でした。1988年にはAmber Airを買収し、Boeing 737もフリートに加えます。

1989年7月,早くも経営危機に陥り、11月に倒産しました。ちなみにParamount Airwaysはインドの航空会社にもありますが、全く関係は無いようです。

Fleet list

McDonnell Douglas MD-83

G-PATA49398(Now with by Blueline as F-GMLU)

G-PATB49400(Now with American Airlines as N9407R)

G-PATC49962(Now with Nordic Leisure as SE-RDM)

G-PATD49663(Now with American Airlines as N9307R, stored Roswell)   

Boeing 737

G-PATE24093 (Now with Batavia as PK-YVX)

G-BKMS22453(Last noted with Batavia as PK-YTG)

G-BOSA20808(Scrapped on 31/07/2006)   

Boeing 727

N289AT18942 (Lsd from American Trans Air in 1989 - Last known as OB-1588)

以上、情報はこちらから

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さらに1992年からは、モントリオールや、マダカスカル東方のレユニオン(Reunion)やカリブ海沿岸の都市にも足を伸ばしました。さらにツールーズからダカールとロンドンの路線も開拓を試みたようですが、オルリー空港のスロットの問題から失敗に終わっています。

1996年にはフリートがBoeing 737-200、5機、MD-83、8機、DC-10、5機まで増えています。同時のこのころから財政危機に陥り、年間で10億フランの赤字を計上し、1997年にはBAが持ち株比率で70%を抑える事態になりました。BAはフランスの他の航空会社のTATも傘下に抱えることになり、両者をひとつの経営体としました。一方、1995年、Air Libertie TunisieからNouvelairが独立しました。

2000年5月5日、BAはAir Libertieをオランダの会社であるTaibout AntibesとSwissairに売却しました。

一方、2001年3月25日1990年からそれまでフランスではAFに次ぐ航空会社であったAOM French Airlinesが名称をAir Liberteと替え、2001年9月22日に両者が合併してAirlibとなりました。同年10月アメリカの同時多発テロ後の航空不況でSwissairが経営破綻し、フランス政府が3050万ユーロの負債を肩代わりしたものの、2002年8月に経営破綻を宣言し、2003年2月17日に倒産しました。

フリートは最終的に、
Airbus A300, 2機
Airbus A310, 3機
ATR 42/72, 10機
Boeing 737, 6機
Fokker F70/F100, 11機
DC-10, 5機
MD-80, 18機  となっており、その詳細を表1、2に纏めました(データはPlane Spotters.netの情報を参考にしております。

Table_1_3

表1 Air Liberteのフリートリスト 1

Table_2

表2 Air Liberteのフリートリスト 2

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旅客機 Douglas DC-9/MD-80 series/MD-90/Boeing 717」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。モモパパです。
特徴的な水平尾翼ですね。
もしかしたら僕、映像で初めて見たかも。

モモのパパさま、こんばんは。

MD-83のT字型の尾翼はDC-9から、MD-90まで続きましたね。
基本的にあのシリーズは胴体のストレッチでタイプが進化してゆきました。

我が国でもJASが大量に導入して,最後は黒澤明監督デザインのレインボーシリーズのMD-90になりましたね。

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