公園保存蒸気 C50 96 焼津小石川公園
検査入院などがあり、すこし間が開きましたが、再びいつもの順番で記事を書いて行こうと思います。
今回は公園保存蒸気機関車のシリーズで、今年年明けの1月2日に静岡県焼津の駅そばの小石川公園に保存されているC50 96号機です。
焼津駅から歩いて数分の小石川公園に保存されているC50 96号機 2014/1/2
C50形式は私は現役時代には一度も見たことがなかった形式ですが、公園保存蒸気としては、北鹿浜公園の75号機、小山駅東公園の123号機に続いて3機目の機関車となります。75号機はデフレクターなし、123号機は角形のデフレクター付きでしたが、こちらはデフレクターなしのスタイルです。デフレクターがないのは最後の活躍が豊橋駅構内の入れ換え任務だったからかも知れません。
ナンバープレートは赤地に塗装されており、ボディも黒光りするほど美しく保たれていますが、残念なことに前照灯のガラスが欠損しており、電球などもありません。
後方からの公式側サイドビュー
前方からキャブにいたるランボードが後期の機関車のように直線的で無い点や蒸気ドームと砂箱が別々のふた瘤の点やスポーク方式の動輪は昭和初期の機関車であることを示しています。C50の90号機から96号機は日本車輌名古屋工場で製造されていますが、そのマークも赤く塗装されています。
炭水車の表面も美しく光っていますが、ライト、ナンバープレートはありません。
キャブ内も見学可能ですが、窓枠は修理したのかなぜか青く塗装され、メーター類のガラス、文字盤、針などはすべて破損していました。
非公式側の後方からのサイドビュー
この写真では少し小さくて判別が難しいかも知れませんが、日本車輌の製造銘板、公式側は240となっているのに対して、こちら側は239となっています。
機関車表(沖田祐作氏)による車歴データでは
C5096 日本車両名古屋工場=240 1929-10-00 S49.50t1CT(1067)
車歴;1929-10-00 製造→ 納入;国鉄;C5096→ 配属;名古屋→ 配置;米原→
1933-06-30 現在;米原→1947-10-00 現在;稲沢→1955-01-01 現在;美濃太田→
1965-02-01 現在;美濃太田→1966-06-08 豊橋→1972-02-16(1971-12?)廃車;豊橋→
保存;静岡県焼津市「小石川公園」;C5096
機関車表のデータでは製造240号機であり、1929年の製造後、名古屋に新製配置、米原、稲沢、美濃太田、豊橋と名古屋周辺で一生を過ごした機関車のようです。
この説明板にあるように現役時代は非電化の東海道本線で花形の急行旅客列車の先頭に立って活躍したそうです。
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こんにちは。モモパパです。
入院されてたんですか。
びっくりです。
もう大丈夫なんでしょうか。
くれぐれも無理なさらないようにしてくださいませ。
C50といえば戦前の花形蒸気。
僕は保存機すら見たことありません。
それにしても外観は一見きれいに見えますが前照灯のガラスが無かったりリアのライトやナンバープレートが無かったり・・・。
保存蒸気にはよくあることなんですかね。
ちょっぴり残念です。
投稿: モモのパパ | 2014年4月25日 (金) 06時37分
モモのパパさま、こんばんは。
早速、コメントありがとうございます。
今回の検査入院に関しては、明日と明後日の記事にしました。
当初は、どうなることかと思いましたが、検査の結果、再入院は手術の可能性は無くなったので一安心しているところです。
公園に保存されている蒸気機関車から部品を盗んだり、破壊したりする行為はけしからんと思うのですが、それを完全に防ぐことも出来ないのが現実のようですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年4月25日 (金) 20時34分