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2014年5月22日 (木)

通勤電車シリーズ 101系 その14 秩父鉄道1000系 その1

通勤電車101系のシリーズ、今回からはJRを廃車後、秩父鉄道で活躍した車両について触れようと思います。

秩父鉄道では1986年から1989年にかけてそれまで主力として活躍していた100形800系といった吊り掛け車両を置き換えるためにJR東日本から状態のよかった101系3両編成を12本、非冷房のまま購入し、1000系としました。

3両の編成はデハ1000形(クモハ100形)、デハ1100形(モハ101形)とクハ1200形(クハ101形)から構成され、デハ1000形にCPとパンタ、デハ1100形にMGと主抵抗器を搭載し、パンタは入線時にPS13に変更されました。1006編成が武蔵野線用に改造された1000番台であった以外はすべて0番台由来でした。国鉄のカルダン駆動車が編成単位で私鉄に譲渡された最初の例でした。

改造は1001,1004,1006,1007編成が大宮、1002編成が大井、それ以外が熊谷工場で実施され、内容はパンタの変更の他、運行番号表示器の封鎖、保安機器の変更、先頭車車内への間仕切り用アコーディオンカーテンの設置、暖房容量の増大、外板塗装の変更、マスコンを800系で使用されていたデッドマン装置付きのものへの交換、主電動機出力の低下(100kW→85kW)などでした。

冷房化は1994年から1997年にかけて先頭車に集約分散式冷房装置が搭載され、同時に過電流対策と容量増加に対応するためデハ1000形のパンタグラフは運転室側にも増設されました。またクハ1200形には冷房電源用の容量90kVAの静止形インバータ (SIV) が搭載され、この際にパンタグラフは再びPS16形に変更されました。これらの工事は埼玉県からの補助金を交付されて行われました。さらに1999年までにワンマン化対応工事も進められ、座席ユニットの交換、ドアチャイムの設置などもが実施されました。CPは当初レシプロ式C-1000形でしたが、2002年6月から検査時に103系などで使用されている大容量のC-2000形に交換されました。

私も秩父鉄道には広瀬川原の車庫でのイベントを含めて数回訪問して1000系を撮影してきましたが、12組の編成のうち、1004,1006,1011を除く9編成を撮影していたので、これから3回に分けてご紹介しようと思います。

今回は1001, 1002, 1003編成です。

1001編成  デハ1001      デハ1101      クハ1201
    クモハ100-117 モハ101-100  クハ101-58

クモハ・モハのユニットは山手線経験組で1961年11月18日川崎車輌の製造、池袋電車区に新製配置後、1964年12月3日に中野区に転属しています。クハは1965年9月1日に日本車輌で落成し、中野区に配置され、101系10連化で組み込まれています。その後は1985年6月17日に廃車になるまで中野区で活躍しました。

1001_100425
大宮の鉄道博物館開館後、スカイブルー塗色で活躍した1001編成 2010/4/25 石原

1002編成  デハ1002      デハ1102      クハ1202
    クモハ100-140 モハ101-179  クハ101-61

こちらのクモハは1962年11月24日日本車輌で製造、モハは11月29日に川崎車輌で製造され、品川区に配属された山手線組で1967年11月26日津田沼区に転属しています。クハは1965年9月4日に津田沼区に新製配置されています。この3両も1985年6月17日に廃車となっています。

1202_100425
1002_100425
長瀞駅で撮影した1002編成 秩父鉄道旧カラー 2010/4/25

1003編成  デハ1003      デハ1103      クハ1203
    クモハ100-133 モハ101-118  クハ101-62

モハユニットは1962年4月10日、日本車輌で製造、池袋区に新製配置、1969年3月15日、津田沼区に転属、クハは1965年9月8日、日本車輌製造で津田沼区に新製配置で、1986年6月30日に3両とも廃車となっています。

1003_100425_2
パンタが切れてしまっていますが、ひろせ野鳥の森にて 2010/4/25

1203_100425
2010/4/25 長瀞にて

以上です。

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コメント

こんにちは。モモパパです。
僕は秩父鉄道については詳しくないので初めて知りました。
元JRの101系を導入したんですね。
当時の101系でもかなり年季の入った車両だと思うんですが。
頑丈に造られてたんでしょうね。

モモのパパさま、こちらにもありがとうございます。

秩父鉄道の1000系、なんといってもさいたまの鉄道博物館開館後、塗色を変更してから一気に知名度が上がったように感じます。しかし、さすがに寄る年波には勝てなかったのか,この3月で終焉の時を迎えてしまいましたね。

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