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2014年5月29日 (木)

大宮鉄道ふれあいフェア2014 訪問記 その3

2014年5月24日の大宮の公開、今回はJR貨物の大宮車両所の公開内容についてです。

歴史的には国鉄大宮工場だったものが、1987年4月1日の国鉄分割民営化で機関車部門がJR貨物に継承されて発足しています。

昨日の記事同様に大宮車両所が検査、修理等を担当している車両を挙げてみると、

電車

M250系

電気機関車

EF64
EF65
ED75 運用は全て終了しており、今は入場はないのかと思います。
EH500

ディーゼル機関車

DE10(JR貨物)(真岡鐵道)
DE11(JR貨物)
DD51(JR貨物)
KD55・KD60(京葉臨海鉄道)

ここ数回の大宮公開ですっかり常連になっているのがEH500形”金太郎”で、今では先輩、ED75の後を継いですっかり東北本線のヌシになっており、昨年春からは田端区のEF510-500番台が担当していた常磐線貨物運用も引き受けています。

Eh50037_140524_3
今回は37号機が入場中でした。同機は2005年度落成のグループで、2005年11月15日に東芝府中で落成しています。

Eh50037_060326
最近はEH500の新製はありませんが、量産されている頃は新造機が登場する度に運用を調べて撮っていましたが、両数が増えるに従ってなかなか巡り会えず、37号機を初めて撮影出来たのは2005年度末の2006/3/26でした。 自治医大~石橋間

Eh50037_140524
37号機の主変換装置 

直流区間ではIGBT素子を使用した3レベルPWM (Pulse Width Modulation)方式コンバーターと3レベルPWM方式インバーターで三相交流に変換し、交流誘導電動機を回し、交流区間では主変圧器で降圧した単相交流を整流した後、本装置で三相パルス波交流に変換し、交流誘導電動機を回すという機関車の心臓部にあたる装置ですね。

素子や回路の発熱に対する冷却は沸騰冷却強制風冷方式というやりかたで、封入された冷媒を循環させ、液体~気体と相変化する際の気化熱で冷却する方式だそうです。

技術解説はこちらに。

ブルーサンダーの愛称が与えられているEH200形も展示広場の9号機以外に10号機が入場しておりました。
Eh20010_140524_2
EF64の基本番台置き換えと重連運転の解消のため2001年から製造されていますが、試作901号機に続いて2003年3月から量産機が製造されており、現在24号機まで出場しています。今後、EF64基本番台や1000番台の置き換えが進めば増備が続くものと思われます。

Eh20010_091107_2_2
高崎機関区の花形運用として2090列車や2092列車を牽引して武蔵野線を上る姿がEH200の定番でしょうか。 2009/11/7 西浦和

一方、すっかり古株となった感のあるEF65PFですが、国土交通省の省令により、2012年5月から元番号+1000の改番が行われ、

1036・1037・1040・1050・1057・1058・1060・1061・1063・1065 - 1070・1074 - 1077・1080・1081・1083 - 1097・1101・1117・1119・1121・1127・1138・1139号機

    → 2036・2037・2040・2050・2057・2058・2060・2061・2063・2065 - 2070・2074 - 2077・2080・2081・2083 - 2097・2101・2117・2119・2121・2127・2138・2139号機

となっておりますが、以前のように全ての番号を写真に収める元気もあまりなくなっているのですが、今回は2083号機と2084号機が入場していました。

Ef65_2083_140524_2
2083号機 赤プレートの常用減圧促進改造施工機

Ef65_2084_140524_2
2084号機の赤プレートで操業120周年のHMが装着されていました。

ディーゼル機関車では、DE101592号機が

De10_1592_140524_2
美しく塗装された車体に120周年のHMを付けて展示されており、

De10_1662_140524_2
一方、DE101662号機はこのような状態でした。

De10_1662_091226
1592号機は初めて出会いましたが、1662号機は以前、八丁畷で撮影していました。 2009/12/26

Jr_140524
最後に、恒例の廃車になった機関車や改番前のナンバープレートが競売に出されていましたが、最低入札価格は20万円とかからで、お高い買い物なので見るだけにしました(笑)。


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コメント

こんにちは。モモパパです。
EH500とEH200をこんなに間近で観られるとは。
そしてEF65.
僕は500番台が好きなんですがね。
ナンバープレートの最低入札価格が20万円とは。
ちょっと僕には手が出ませんね~。

モモのパパさま、こちらにもありがとうございます。

最新鋭の電気の場合、心臓部は箱ごと取り外せるのだなあと感じますね.特に主変換装置などが置いてあるのをみると。

両毛線の足利駅前にEF60が展示されており,中も見学できますが昔の電機はまさに電気回路、SW類むき出しといった感じで雨の日などは怖いなと感じますね。

プレートのお値段、高すぎて手が出ませんね(笑)。

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