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2014年5月 2日 (金)

上毛電鉄のイベントに行ってきました その4

上毛電鉄「春のイベント」、今回は700型電車と行きたいところですが、700型に関しては8編成を1編成ずつ、8回に分けて紹介する予定にしており、今回は庫内などの展示物について触れたく思います。

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庫内にあった駅名標を模した案内板 細かいことを言うと、中央前橋と西桐生の方向が逆のような気もしました。

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多くのイベントで見られる光景ですが、パンタグラフの展示 

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かなりクラッシックな台車ですが、説明によると下野電気鉄道(現 東武鉄道 鬼怒川線)で活躍したデハ103 電車の板台枠式台車 とのことです。

当初は軽便鉄道の軌間でしたが、狭軌に改軌され、その後、銚子電鉄で活躍し、廃車後長らく保管されていた物を上毛電鉄で引き取ったとのことです。

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こちらは直角カルダン式台車 KS-105型

東武鉄道の特急車5700系クハ701に使用されていた台車で、汽車会社製の最初の直角カルダン方式の台車だそうです。試作的要素が強く、故障が頻発したため、電動車としては使用せず、駆動装置を外してクハの台車として使用したとのことです。

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倉庫の奥にはイコライザー式の台車も保管されていました。

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現役の700型、第一編成の台車 

京王井の頭線で活躍しはじめたころは、外側ディスクブレーキが特徴的なパイオニア形台車(PIII-703)を履いていましたが、後年、M車はTS-801Aに交換されました。駆動方式は中空軸平行カルダン方式です。

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庫内の壁際には700型の制輪子が積まれていました。
手前の信号機同様、こうやってみると結構大きい物ですね。

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庫内の様子
ピット線の中を歩けるのも公開時のみの貴重な体験ですね。

これらの展示物以外にも溶接機械、旋盤などの機械を見ることができました。

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コメント

こんにちは。モモパパです。
デハ103の台車。
かなりの年季モノですね。
当然吊り掛けモーターだったんでしょうね。
吊り掛けモーターの音。
僕、好きなんですけどね。

モモのパパさま、こんばんは。

京王の3000系が導入されるまでは、すべて吊り掛け駆動方式だったようで、線路の保守費もかなりかかったようですね。

私も最後に吊り掛けモータを経験したのは2005年頃の東武野田線だったかと思います。

クハ415-1901さん、こんにちは。
いやあ、見どころ満載の展開でありますね。
上毛電鉄のイベントを拝見しました。
これは楽しそうで、見学、乗り鉄、撮り鉄と三拍子楽しむことができますね。
上毛電鉄は、デキ、黄電、デハ101・・・それぞれビッグスタアでよだれが出そうです。

関東は鉄道イベント目白押しでうらやましいです。
東海地区は私鉄のイベントはそこそこあるけれど、
JR東海はほとんどイベントも、
魅力的な列車の運転もなくてファンサービス空白地帯の感があります。

やぶおさま、こんばんは。

コメントありがとうございます。
わたしも以前から上毛電鉄は気になる存在ではあったのですが、今回イベントに参加して、そのサービス精神の豊かさに感激しました。

九州の熊本電鉄などでも旧型電車の保存がなされていますが、わざわざ他の会社で解体寸前になった機関車を引き取って動態保存しているのはここくらいかも知れません。

また機会があれば撮影しに行きたく思っています。

JR東海も名古屋の博物館だけ無くもっと各車両基地や工場の公開をすれば喜ばれると思いますね。

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