上毛電鉄 700型電車 その2 712-722編成
上毛電鉄で活躍中の700型電車、今回はデハ712-クハ722の第2編成です。
京王井の頭線時代は第8編成のクハ3758とクハ3708が種車で、クハ3758を電装化しています。
現在の712-722編成 正面はロイヤルブルーと呼ばれる塗色になっています。
さらにぐんま昆虫の森のHMが付けられています。 2014/4/27 西桐生
4月27日に西桐生から大胡まで最初に乗車した編成がこの第2編成でした。
車内はぐんま昆虫の森、キャンペーン電車といった感じで、虫好きの人にはたまらない飾り付けがなされておりました。一方で、虫嫌いの人はひと電車遅らして乗るのでしょうか(笑)。
なお、2006年8月26日に西桐生駅そばででも同じ車輌を撮影していましたが、その頃の正面は第1編成と同じフィヨルド・グリーンでした。こちらのサイトの情報によると、ロイヤルブルーの現行塗装になったのは2006年11月のことだったようです。
この写真は4月27日に100型を撮るために赤坂~心臓血管センター間で偶然撮影したものですが、編成のサイドをよく見るとわかりますが、手前のデハ712のコルゲートが少ないことが分かるかと思います。これは井の頭線時代のクハ3758が遭遇した事故からの復旧過程で、軽量構造車体として復旧したことによるそうです。
クハ3758は1988年2月23日夕刻、上り急行として浜田山を通過した後、踏切内にはみ出して停車していたダンプカーと衝突事故を起こし、運転士側の側面が大きくえぐられる事故に遭遇しています(事故とその復旧に関してはこちらのサイトに写真付きの紹介があります)。
クハ722の運転室付近の車内、ワンマン運転のため、運賃箱が中央に用意され、停車駅ごとに運転士さんが、降車客の運賃支払いをチェックします。 2014/4/27 西桐生
上毛電鉄は2両編成の後ろの車輌に自転車ごと乗れるサービスがあるのが、ユニークで車内放送でもその点を放送していますが、「自転車に乗ったままで車内や駅ホームを移動するのは大変危険ですのでご遠慮下さい」というフレーズが入っているのはそういった光景を想像してしまい思わず吹き出しそうになりました。
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コメント
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こんにちは。モモパパです。
上毛電鉄700系。
ああ~。
懐かしい。
元井の頭線車両だぁ~。
僕、大学時代に小田急沿線に住んでて渋谷に行くのに下北沢でよくこの車両に乗り換えてたな~。
投稿: モモのパパ | 2014年5月18日 (日) 10時08分
モモのパパさま、こちらにもありがとうございます。
井の頭線を走っていた頃は、ステンレス製でプラスティックのお面付きでしたから、ステンプラカーと呼ばれていましたね。
あの姿が、編成は短くても今でも見られるのは嬉しいことですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年5月18日 (日) 12時52分
こんにちは、
久しぶりにコメントいたします。
先日、私は古本屋にて昔の鉄道雑誌(1974年4月号です)を買ったさい、たまたま読者のレポートで京王電車は井の頭線の車両近況の事が出てましたけど、そのなかでクハ3758号は72年11月に池ノ上駅ちかくでミキサー車と接触し、翌73年1月に復旧したものの、そのさい正面スタイルが若干ながら変化(正面マドのHゴム支持から金属枠支持に変更され、反対側のクハ3708号(今の上毛電車のクハ722号)とは異なったスタイルとなる)したそうです。
従って、1988年に再度事故で被災し大がかりな修復という以前にも、この様な事案があったという元クハ3758号改め上毛電車のデハ712号、無事に末ながく生き長らえるよう唯々祈るのみでございます。
(参考に私はかなり前に上毛電車を訪ねたさい、中央前橋より東武電車と接続してる赤城〈ココから私は、帝都・浅草へダイレクトに行く特急の「りょうもう」号に乗り換えました〉まで利用したことがあるものの、オシャレなトレンディー路線から、赤城おろしが吹く情緒あるローカル路線へと移ったとはいえ、不思議とマッチングしてたから良かったなと、あの当時わたしは乗ってみてそう感じたものです)
それでは、私はこの辺で失礼します。
投稿: みやのこ | 2014年9月20日 (土) 15時08分
みやのこさま、こんばんは。
そうでしたか、井の頭線時代に3708の編成は1972年11月にも踏切事故で被災していたのですか。よりによって同じ編成が2度も事故のあって修復されていたとは知りませんでした。まさに、偶然入手された雑誌記事に書かれていたのですね。
貴重な情報をありがとうございます。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年9月20日 (土) 21時24分