特急「北近畿」 その8 485系から183系へ part7
福知山電車区の485系改造の183系の話題、今回からは国鉄色のB編成でクハ481-300番台由来の車輌です。
島本を通過するB61編成回送 2010/7/8 このクロハ183-701、ステップが横に長いので、車体裾の赤帯にかかっています。
まずはB61編成の偶数エンドのクロハ183-701です。
B61編成の構成は
クハ183-706+モハ183-803+モハ182-805+モハ183-805+モハ182-705+クロハ183-701
となっており、B62~B66編成がこれまで見てきたようにすべてクロハ183が800番台だったのに対してこの編成だけ、700番台のクハ481-300由来のクロハです。
クロハ481-701の履歴はクハ481-354として1976年5月22日に300番台のラストナンバーとして日立製作所で製造され、仙センに配置されました。1982年に門ミフに転属、1986年12月11日に吹田工場でクロハ481-302に改造されています。さらに1990年9月22日に183系に再改造されました。
島本を通過するB61編成 2010/7/8 こちらのクハ183-706はステップと赤帯の干渉はありません。
B61編成の奇数エンドはクハ183-706で、クハ481-318として1975年2月6日に川崎重工で落成後、金サワに新製配置されています。1985年に大ムコに転属し、1996年3月6日に183系に改造されています。
特急「こうのとり」で活躍するB61編成 クハ183-706 2011/12/27
特急「北近畿」で活躍するB61編成 2005/8/23 新大阪 クロハ183-701
続いてB41編成の、クハ183-710です。B41編成の構成は
クハ183-710+モハ183-801+モハ182-801+クロハ183-801です。クロハ183-801は2014/4/5の記事で登場しました。クハ183-710はクハ481-305として東急車輌で1974年8月30日に落成後、金サワに新製配置され、1985年に大ムコに転属、1996年3月30日に183系に改造されています。
特急「北近畿」で活躍するB41編成 2010/7/9 吹田 先頭がクハ183-710
このクハは車体裾の赤帯が前面までオリジナルよりも長く回り込んでおり、短いステップと干渉しています。もちろんクハ183としてこの塗色になってからのことのようですが。
クハ481-300からの改造車、一見、窓下の細帯くらいしか原型から変化は無いかと思ってみてみると、ステップと赤帯の干渉のような細かい変化があることが分かりました。
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こんにちは。モモパパです。
やはり国鉄特急車両は前面に掲げられてる特急エンブレムと国鉄特急カラーが似合いますね。
最近このカラーリングもずいぶん減ったような気がします。
投稿: モモのパパ | 2014年5月12日 (月) 08時46分
モモのパパさま、こんばんは。
そうですね。やはり、特急車両には国鉄カラーと形態が一番似合っているように感じますね。
最近の常磐線特急電車などもスーパーとフレッシュがひとつの車輌、E657系で運行されていて、しかもHMもありませんから、外観をみても面白みが感じられなくなりました。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年5月12日 (月) 18時34分