2014年5月31日 久しぶりに八丁畷で貨物列車を写す 1
先週末の土曜日、5月31日、2年9ヶ月ぶりに"メッカ"八丁畷で貨物列車の撮影をして来ました。
私の場合、荒川沖5時27分発の勝田からの上り初電1320Mに乗っても、日暮里、川崎、尻手経由で八丁畷に到着するのは7時26分となります。かつては東海道貨物牽引機の撮影、中でもEF200の番号集め、EF210の新造機追っかけなどでよく来ていたのですが、最近はそういった目的が薄れてしまったためか足が遠のいていました。
ここのところ毎年3月にJRグループのダイヤ改正が行われ、JR貨物の機関車特集が5月下旬発行の月刊誌で記事になり、ガイドブックや時刻表も付録でついてくるので,否応なしにこの時期貨物列車に興味が向くのがきっかけと言えそうです。
昨年のゴールデンウィーク4月27日と5月3日には鶴見駅で東海道貨物を撮っており、5月5日には東京貨物ターミナルの公開イベントにも行っており、地元ではEH500牽引の常磐線コンテナ貨物、安中貨物の番号集めも実行中なので貨物列車とそれほど遠ざかっているという感はないのですが、貨物に特化撮影スポットといえる八丁畷にはご無沙汰でした。
表1 2014年3月改正ダイヤにおける八丁畷時刻表
EF210Oは岡山、EF210Uは吹田、EF210Sは新鶴見
今回は上記の表のように7時半から11時までの3時間半滞在し、12本の列車の撮影を行いました。
これまでに撮った写真を調べてみると八丁畷には2003年頃から来ていますが、毎年JR貨物のダイヤ改正で列車と牽引機関車の関係はよくかわっていますが、傾向としては
1) EF65の担当する列車が随分減り、その分、EF641000番台の運用が増えた。
2) EF200に関しても以前は東京タ、新鶴見、武蔵野線内、越谷、新座などで折り返し運用の合間に首都圏の近距離貨物列車を牽いていた運用が激減した。
3) 吹田区のEF210の運用が以前に比べて増えた。
といった印象を持ちました。
それでは撮った写真を紹介して参ります。
153列車 EF64 1014 2014/5/31 八丁畷
最初はEF64 1014号機、未更新機が牽引する153列車 「クリーンかわさき号」返空貨物です。
クラッチ 鉄道貨物部屋さんの記事によりますと、この列車は梶が谷貨物ターミナルに集められた廃棄物を臨海部の処理センターに輸送するクリーンかわさき号の返空列車で、1995年7月から運転されているそうです。2013年9月からはUM8A-9000番台60個を導入して、プラスチック製容器包装の輸送も開始しているとのことです。
編成を見ていると延々と廃棄物輸送用のコンテナが続いた後に最後に普通のコンテナコキがついて行くのもご愛敬です。
続いて5073列車です。
東京タ発福岡タ行の列車で、本来は吹田区のEF66が静岡貨物ターミナルまで担当の列車ですが、この日は岡山区のEF210-128号機の牽引でした。東京タ発8時8分、途中、静岡貨物で30分、京都貨物で30分、吹田タで20分、姫路貨物で50分、広島タで20分、北九州タで60分程停車しながら,翌朝6時47分に福岡タに到着するダイヤですが,思えば昔の東海道急行「高千穂・桜島」の筋が現在も使われているような感じの列車ですね。
続いて760列車です。
川崎貨物での入れ換え業務用に新鶴見DE10が単機で回送されるのが760列車で、尻手連絡線のキャパシティの関係から鶴見経由で走る列車ですが、今まではDE10でしたが、この日は住宅地に立地する横浜羽沢駅周辺の騒音対策として1901をベースにさらに防音を徹底したDE11 2000番台でした。
続いて5764列車です。
今ではすっかり珍しくなった石炭輸送用ホキ10000を連結した返空貨物列車で、石炭を積んだ5783列車は秩父鉄道の武州原谷にある日本セメントの工場まで川崎港から輸入炭を運搬しています。
長大なホキ10000の編成は迫力があります。
牽引機のEF641047号機は元々岡山区配置の伯備線用のEF641000番台1046~1050の1両で、1046、1047、1049の3両は広島更新塗装で活躍していましたが、前回大宮に入場した際に、大宮更新塗装に塗り替えられてしまいました。一方、続いて入場した1049、1046号機は塗料こそ大宮カラーになったものの、マスキングの工程が少ないことが利したのか、広島更新塗装のパターンのままで出場しました(昨年の大宮センター公開の際に1049号機が入場中でした)。一方、未更新だった1048号機、1050号機は1040号機に続いて廃車、解体されてしまったそうですね。
なお、この5764列車に関しては2003年頃の高崎区のEF65形牽引の頃から撮影しているので一つの記事にまとめようと思います。
今回は以上です。
にほんブログ村 最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村に飛ぶことができます。
« 特急「北近畿」 その11 485系から183系へ part10 | トップページ | 2014年5月31日 久しぶりに八丁畷で貨物列車を写す 2 »
「貨車・貨物列車」カテゴリの記事
- 2024年春の名古屋周辺旅行 遠州鉄道編 その2 遠州鉄道の車両 ED28形電機とホキ800形貨車(2025.02.10)
- 2024年度 新鶴見配置の2番機 EF210-364号機を八王子にて撮影(2025.01.28)
- 2024年度 吹田配置の1番機 EF210-365号機を撮影、新座でのEF210の競演(2025.01.27)
- 秩父鉄道の電車・貨物列車を久しぶりに撮影(2024.11.26)
- 2023年晩夏の関西旅行 JR貨物編 その3 彦根駅を通過する東海道線貨物列車(2024.11.14)
コメント
« 特急「北近畿」 その11 485系から183系へ part10 | トップページ | 2014年5月31日 久しぶりに八丁畷で貨物列車を写す 2 »
こんにちは。モモパパです。
やはり機関車は貨物を牽引してる姿が絵になりますね。
迫力満点で圧倒されます。
もうJR東日本、JR北海道、JR東海、JR西日本、JR九州では機関車を新造することはないでしょうから。
ブルートレインを牽引してた頃が懐かしいです。
投稿: モモのパパ | 2014年6月 6日 (金) 06時49分
モモのパパさま、こちらにもありがとうございます。
やはり、鉄道は機関車牽引の姿がもっとも絵になりますね。
客車列車がほとんどイベント列車のみになるのは寂しいことですが、なんとか貨物共々あの姿を残して欲しいですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年6月 7日 (土) 05時42分