公園保存蒸気 D51 231号機 上野 国立科学博物館
日本全国の公園等に保存してある蒸気機関車を観て歩くシリーズ、今回は上野の国立科学博物館前庭に展示されているD51 231号機です。
国立科学博物館の前庭脇に静態保存されているD51231号機 2014/3/8
普段からよく通る上野駅ですがいわゆる上野の森、東京文化会館や博物館が多く立ち並ぶ地域を訪問するのは久しぶりです。今回は、2014年3月8日、みちのくSLギャラクシー号としてD51498号機が尾久から上野まで牽引するというので、その撮影ポイント探しで上野から日暮里方面に線路際を歩くこととし、そのついでに国立科学博物館に展示されているD51231号機を見学しました。
231号機は典型的な北海道のD51スタイルで、デフレクターの前が切断されています。
個体差の大きい砂管は前2本がほぼ垂直で、3本目が斜めに降りるタイプ、逆転機のモーションプレートは丸い穴2つのタイプ、そして主連棒のビッグエンドは長方形でした。
さすが上野の森のSLだけあって,美しく磨き出されています。
午前中の撮影は正面からの写真はこのようになってしまいますが、前面は副灯装備で煙室扉のハンドルも美しく磨き出されています。
いつものように沖田祐作氏の機関車表から履歴です。
D51231 国鉄長野工場=[3] 1939-03-31 S77.60t1D1T(1067)
車歴;1939-03-31 製造→ 納入;国鉄;D51231→ 配属;新潟局→
1939-03-31 竣工配置[新鉄達222];新潟局→1946-02-21 現在;吹田→
1946-12-31 現在;吹田→1947-09-08 借入;亀山→1947-10-11 返却→
1947-10-26 借入;鷹取→1947-12-04 返却→1954-01-12 借入;亀山→
1954-03-02 返却→1954-06-15 盛岡→1954-09-02 重油併焼装置取付→
1966-10-27 第3 動輪取替→1968-03-24(8/11?)小樽築港→1968-08-27 耐寒工事施工→
追分→1976-03-10 廃車;追分→ 保存;東京都台東区「国立科学博物館」;D51231
長野工場の製造で製造番号は3,因みに1は229、2は230号機です。1939年3月の製造で、新製配置は新潟、戦後吹田に転属となり亀山などで活躍した後、盛岡を経由して、1968年から北海道に渡っています。そして1976年3月、追分で国鉄のSLが最後の活躍を終えたときまで頑張っていました。
さすが国立科学博物館の展示とあって、こういった展示の表示も予算をかけているようです。
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こんにちは~。モモパパです~。
上野にD51が保存されてたとは知りませんでした。
でも考えてみたら上野駅発の蒸気牽引列車は当時はいっぱいあったはず。
蒸気が保存展示されててもおかしくはないですね。
それにしてもきれいな保存状態ですね。
今まで見た中で一番かも。
D51にはいろんなバリエーションがありますね。
投稿: モモのパパ | 2014年7月19日 (土) 08時49分
モモのパパさま、おはようございます。
東京の都心に近い保存SLといえば、あと新橋駅前のC11や靖国神社のC56が有名ですね。新橋のC11は季節によっていろいろとデコレーションが変わりますのでその辺も記録してみようかと思っています。靖国神社の方はどうもまだ足を踏み入れる気がしなくて・・・ですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年7月20日 (日) 05時36分