EF57 の活躍と保存 その2
戦前の旧型電機EF57のシリーズ、今回は宇都宮駅の東方に位置する駅東公園に保存されている7号機の話題です。
栃木県の自治体は駅東公園という命名を好むのか、小山駅東方にあるC50 123号機が保存されている公園も駅東公園でした。
宇都宮駅東口から歩いて5分ほどのところにある駅東公園 2014/3/21
ここを訪問したのは2014年3月21日で、ダイヤ改正で烏山線に登場したEV-E301系を撮影しに出かけたときでした。
ちょっと柱が気になりますが、屋根付き、プラットホーム付きの場所にEF57 7号機が保存されています。公園の北東の隅、プールの横の場所でした。
旅客機特有の2軸の先台車や前方に突出したパンタグラフなど、現役時代のEF57 2号機以降のスタイルが良く保たれています。
ガラスなども破損がなく、台車は油光りしており、実にきれいに保存されています。
パンタは両方ともあげられており、逆側のエンドも、サイドも錆の浮き出しもありません。
この案内板に書かれているように保存会があってきちんと管理されているようです。春と秋には一般公開されるようです。
最後に沖田祐作氏の機関車表から7号機のデータです。
EF577 日立製作所水戸工場=4226 1941-09-30 E110.82t2CC2(1067)
車歴;1941-09-30 製造→ 納入;国鉄;EF577→ 配属;静岡局→1942-10-23 配置;沼津→
1951-06-11 浜松→1953-07-27 沼津→1956-08-21 長岡二→
1960-10-08 借入;宇都宮→1960-11-26 宇都宮→1978-10-09 廃車;宇都宮→
保存;栃木県宇都宮市「宇都宮駅前」;EF577→
移管保存;栃木県宇都宮市「駅東公園」;EF577
履歴は前回の記事に記述したものと変わりありませんが、廃車後、最初は宇都宮駅前に保存となっていますが、
保存会のサイトをみると直接、宇都宮機関区から現在の保存場所に移されたようです。保存の際に、トップナンバーと7号機のどちらにするかということでしたが、EF57の形態的特徴を残す7号機が選ばれたそうですね。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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こんにちは~。モモパパです~。
EF57 7号機。
よく現役時代の姿が残っていて素晴らしい保存状態だと思います。
今にも復活走行できそうな感じですね。
投稿: モモのパパ | 2014年8月30日 (土) 08時31分
モモのパパさま、こちらにもありがとうございます。
私もSLに較べてELの場合、復活走行はしやすいのではと思っているのですが、いざ本気で考えるとそうでもないのでしょうかね(笑)。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年8月31日 (日) 04時14分
EF57が現役当時、上野発16:08分発 普通列車 福島行き、
高校生のときに見送ったのを 今も鮮明に覚えております。
懐かしいですね。
投稿: 準急豊島園 | 2014年8月31日 (日) 08時20分
準急豊島園様、こちらにもありがとうございます。
わたしも、夏休みの旅行で福島からの帰り、「八甲田51号」でしたか、黒磯で機関車交換されたとき、牽引機がEF57となり、旧形客車のデッキの先に、EF57のおおきなデッキが付いていた光景を思い出します。さすがに機関車のデッキに乗り移ることはしませんでしたが・・・
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年8月31日 (日) 12時16分