« 通勤電車シリーズ 103系 8 常磐緩行線・千代田線乗り入れ用1000番台の登場 | トップページ | 西武新101系 その2 2連から4連へ »

2014年9月10日 (水)

1989年のDüsseldorf Airport その14 LufthansaのBoeing 727

東西分裂時代の西ドイツ、Duesseldorf空港で撮影した旅客機のシリーズ、今回は地元 LufthansaBoeing 727-230Advです。

Dabkg_cn_20905_1091_boeing_727230ad D-ABKG cn 20905 ln 1091 Boeing 727-230Adv  1989/5/4 DUS

この空港でのLufthansaの機体はDC-10-30に続いて2回目となります。

ネットでLufthansaのFleet情報を調べてもBoeing 727 に関しては古すぎるのか、なかなか情報が得られません。そこで、Boeing 社のProduction listから、727の情報を選び出し、-30, -230のカスタマーコードの機体をリストアップする作業から始めました。さらに、2010年5月、Lufthansaが1960年に最初のBoeing 旅客機である707を導入して50年の記念出版物、

History with a Future
50 years Boeing jet aircraft for Lufthansa

があるので、その情報を参考に記事をまとめることにしました。

まずはBoeing 727-100, -100C, -200タイプでLufthansaが発注した、カスタマーコード-30を付与された機体のリストです。

Table1_boeing_72730_and_72730c_lh 表1に最初に導入された-30, -30Cタイプのリストを載せます。
cnの連続からD-ABIBからD-ABIQまでが最初に発注された12機と思われます。

Table2_boeing_727230adv_lh 続いて表2に-230Advタイプのリストを載せます。

これらの表を作成した後に、Austrian Wingsに掲載されたLufthansa のBoeing 727の記事 を見つけ、その中に

Boeing 727-30, -30Cは Bis zum Jahr 1968 erhielt die Lufthansa insgesamt 27 Maschinen dieser Baureihe  27機導入

さらに-230Advに関しては34機導入という記事が50周年の記述にも見られるので、このリストで間違いないのではと思います。

[B/U]       Broken up.
[CLD]       Behind the regs: previous registration cancelled, either as exported
[DER]       Derelict, in a presently not fit to fly condition
[WFU]       Withdrawn From Use, could be flying again でいずれももはや飛行できる状態では無いことを意味しており、
[FIRE DEPT} は空港などで見かける消火用訓練設備ではないかと思われ、
[SCHOOL}は教材でしょうか。
貨物用にコンバートされた機体や軍の輸送機C-22Aに改造された機体もあります。

Dabkg_cn_20905_1091_boeing_727230_2 D-ABKG

なんとBoeing 727-230Advが1986年に伊丹に飛来したことがあるそうで、航続距離から考えてノンストップでは無理なので、どういうルートでやって来たのか興味があります。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

« 通勤電車シリーズ 103系 8 常磐緩行線・千代田線乗り入れ用1000番台の登場 | トップページ | 西武新101系 その2 2連から4連へ »

旅客機 Boeing 727」カテゴリの記事

コメント

B767−281様 お早うございます。昨今はすっかり双発機に席巻されてしまいました。わたしはやはり安定感のある3発、4発機が好きです。727は独特のエンジン配置の形態がカッコいいですね。ANAは勿論就航初期のモンゴル航空の機体を撮影した記憶があります。ルフトハンザは確かな技術力でしっかり機体を保守している会社、というイメージがあります。そうでありながら初期はB707−400シリーズ(ロールスロイスコンウェイ、ターボファンエンジン付き)という、一歩先を行く機体を使用していました。また最近では売れ行きが心配されていますが、747−8シリーズの旅客タイプも使用、と先進的な姿勢も持ち合わせているのも好感がもてます。系列のコンドルの黄色もいいですね。では、旅客機シリーズも楽しみにいたしております。お邪魔しました。

細井忠邦さま、早々にコメントありがとうございます。

この記事で紹介しているLufthansaとBoeingの50年の付き合いでも707-420の話が出て来ますね。

さらに、わたしもベルリンのテーゲル空港の駐車場にD-ABOCというレジを付けた707-420が展示されているのを観ました。現在は別の場所に移されているそうですが、当時の様子は http://b767-281.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/tegelb707-458-d.html の記事にまとめてあります。コーンウェイは世界最初のターボファンジェットエンジンだったのですね。

あと、727の3発エンジンですが、イギリスのホーカーシドレートライデントが最初に世に出してはいるのですが、デザイン的には何か野暮ったく、727の方が洗練されていますね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 1989年のDüsseldorf Airport その14 LufthansaのBoeing 727:

« 通勤電車シリーズ 103系 8 常磐緩行線・千代田線乗り入れ用1000番台の登場 | トップページ | 西武新101系 その2 2連から4連へ »

カテゴリー

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォト
無料ブログはココログ

日本ブログ村

  • 日本ブログ村