特急「北近畿」 その20 485系から183系へ part19
JR西日本で活躍した485/9系改造の183系の話題、最後はC編成の話題です。
C32編成 北近畿 2010/12/10 島本
C編成の構成は
←京都・東舞鶴 クハ183+モハ182+クモハ183 で2009年冬の編成表によると、6本存在し、
C31 705 201 201
C32 709 202 202
C33 706 203 203
C34 707 204 204
C35 710 205 205
C36 708 206 206 となっていました。
C34編成のクモハ183-204 2010/7/8 新大阪
これらの編成は1991年に「スーパー雷鳥」の七尾線乗り入れに際して吹田工場・松任工場でモハ485形の前位に切妻貫通型運転台を設置し、クモハ485-201~207に改造し、3両の付属編成化したものです。車両後位車端には電話室も設置されました。室内は指定席仕様として座席床面を7cm嵩上げし、フリーストップリクライニングシート設置し、クモハの定員は60名となりました。
クモハ485-200/モハ484 ← モハ485/484
201/321 219/321
202/322 220/322
203/332 235/332
204/333 236/333
205/343 246/343
206/344 247/344
207/608 239/608
1997年3月22日の改正で「スーパー雷鳥」用の付属編成は一部「しらさぎ」に転用されることになり、米原駅で増解結が行われるようになりました。このときに-201,203,204の3編成が転用され、旧国鉄特急色に準じた塗装変更を受けました。2001年にスーパー雷鳥が廃止となり、しらさぎの従来編成がスーパー雷鳥編成に置き換えられた際に、クモハ485-200台のユニット組み合わせも交換されています。
その「しらさぎ」も2003年の改正(3月15日4往復を683系化、7月19日完全に683系化)で全車運用から外れ、この時点でクモハ485-205が廃車となり、他の6両が交流機器使用停止措置を受けて、クモハ183-201~206 に改造されました。
クハ183-700番台(交流機器を完全撤去)はB編成に701~704が組み込まれており、残りがこちらのグループに組み込まれています。
C33編成 2006/6/19 千里丘
2003年に転入した時点では
Mc183-201-M'182-201(484-322)-Tc183-204(481-235)
202 202 -318 202 -222
203 203 -344 203 -227
204 204 -336 206 -263
205 205 -325 205 -254
206 206 -316 201 -201 といった構成だったようです。
最後は駆け足になりましたがこれにてJR西日本の183系シリーズは終わりです。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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B767ー281様こんにちは。ちょっと遅れたコメントになります。北近畿はだいぶ前城崎温泉方面へ旅行のさい利用したことがあります。西日本は今でも103系をはじめとする国鉄継承車を沢山使っていますが、逆に言えばきちんと保守すれば長持ちすると言うことだと思います。過日引退した秩父鉄道の1000系、言わずと知れた元101系ですが現場の方々の話では、故障してもどこが悪いかわかるとのこと。それに対して最近のハイテク電車は機器がブラックボックスになっており、丸毎取り替えるようなことになるそうです。技術の進歩は大切ですが、人間的と言う面から考えるとちょっと寂しい気がいたします。旅客機の世界も似ているようで、例の787のトラブルのようなことが起きてしまうと厄介になります。またまた戯れ事でお邪魔いたしました。
投稿: 細井忠邦 | 2014年9月15日 (月) 14時34分
細井忠邦さま、こんにちは。
まさに同じことは今のクルマにも言えますね。昔は修理工場で部品ひとつひとつを手作業で治していましたが、今はメーカーに持って行ってチップを交換して治す時代のようですね。先日、今年で13年目になる愛車クレスタの車検の際にそんな話をディーラーの方と話していました。
さらに昔の国鉄電車は通勤、近郊、特急と用途は別でも基本部分は共通であったため、いざ新規に開発となると時間がかかったという話もよく聞きますね。
そのうちに人間もips細胞から作った臓器を交換しながら生きながらえて行く時代になるのでしょうか(笑)。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年9月15日 (月) 16時30分