« 1989年のDüsseldorf Airport その20 Viva Air の Boeing 737-300 | トップページ | ニューヨーク州イサカへ その4 ORDとEWRでスポッティング15 MD-10 »

2014年11月13日 (木)

西武新101系 その7 時は流れて 2連編 その2

西武新101系、2両編成14本において最も驚かされた変化は263Fの登場ではなかったかと思います。

101n_263f_120814_2 多摩湖線 一橋学園を発車する263F 2012/8/14

西武鉄道では貨物列車運用終了後も、外注で製造された車両の国鉄・JRとの受け渡し、あるいは多摩川線の車両の回送等は長らく電気機関車牽引で対処していました。

E31_141108
現時点で西武最後の新製電機となったE31形 2014/11/8 横瀬

その最後を担ったのが二代目E31形電気機関車でした。E31形はE851形の代走や保線工事列車の牽引を目的に1986年から1987年にかけてE31~E34の4両が所沢工場で製造された小型直流用電機です。

台車は1983年まで飯田線で運用されていた80系電車の廃車発生品、DT20Aを履き、主電動機は351系で使用されていた130kWモーターを4機搭載しています。重連総括制御も可能でした。

2000年代後半になると交換時期を迎えた機器類の調達が困難になり、会社として多種の車種を維持するのが困難になったこと、さらに電気機関車の操縦資格を持つ運転士の減少などから、甲種回送の牽引は電車でということで登場したのが263Fといわれています。E31形電機はE31を残して、あとの3両は大井川鉄道に譲渡されました。

牽引車としての役割と、ふだんは4連のワンマン編成としての役割と2つの顔を持った編成として2007年に登場しました。

組成は4連編成の255Fのモハユニット279F編成に組み込み、4両全電動車の編成となり、

        263    264     265     266
        Mc1    M2            M1          Mc2
        Cont      SIV CP      CONT               

といった車番・機器配置となり、

クモハ263には新製車両の全電気指令式ブレーキ対応用読み替え装置を搭載し、台車には増粘着剤噴射装置、運転台にはその発射ボタンを新設しました。
クモハ266にはMG・CPを撤去し代わりにバランスウェイトを搭載しています。

101n_263f_140720
萩山駅に到着する西武遊園地発の263F 2014/7/20 萩山

101n_263f_140720_4
261Fが白色化され、唯一オリジナル塗装で頑張る263F 2014/7/20 萩山

増粘着剤噴射装置は新幹線車両(500系、700系、800系、E5系)やJR東海の313系などでも有名ですが、株式会社テスの商標、セラジェットととして、従来の砂撒き装置の改良型として、普及しているようです。粘着剤の材質は酸化アルミニウム粒子で、100m/sの高速、かつレール面上の幅、25-30mmにピンポイントで噴射することで高速走行中の風の影響も排除しているそうです。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村  鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

« 1989年のDüsseldorf Airport その20 Viva Air の Boeing 737-300 | トップページ | ニューヨーク州イサカへ その4 ORDとEWRでスポッティング15 MD-10 »

民鉄:西武鉄道グループ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは~。モモパパです。
E31型電気機関車。
存在は知ってましたがなんだか国鉄時代に造られたEF65 500番台にそっくりですね。

こんにちは~。モモパパです。
E31型電気機関車。
存在は知ってましたがなんだか国鉄時代に造られたEF65 500番台にそっくりですね。

B767−281様 お早うございます。E31形電気機関車いいですね。(ダジャレに非ず)なによりこのような形でDT20が残っていることが奇跡だと思います。主電動機はMT40だとばかり思っていました。なるほど西武351系のものでしたか。さて101系のオールM4連、一度多摩湖線で乗車いたしました。さすがに出が良いですね。かつて南武線を走っていた国鉄101系のオールM4連を思い出しました。はやめにノッチを切らないと、という引っ張られ感が凄かったです。ではまた。失礼致しました。

モモのパパさま、こんばんは。

術後のおかげんは如何ですか。
実はE31電機、私は今回が初対面だったのですが、E851という西武版EF65の子分のような感じでした。

細井忠邦さま、こんばんは。

E31を製造するに当たって、80系の台車とクモハ351を使うというところ、如何にも何でも作ってしまう西武所沢工場と云う感じがしますね。

以前、富山地方鉄道が5000系レッドアローの車体だけ陸送して、制御機器、台車、モーターなどJR九州で廃車になった485系から流用したという話がありましたが、さすがに私鉄の工場は何でも作ってしまうのですね。

やはり、付随車付きとオール電動車では出だしが違うのですね。

こんばんは。

E31は、私鉄他社に居る古いED機関車とは異なり、国鉄のEF級機関車のショーティみたいな印象なのが面白いですよね。いっそ下回り101系にしちゃえば良かったのに、とも思います。FS372を履いた機関車が居たら、さぞ面白かったことでしょう(^^;;)。

牽引用となった101系ですが、全Mで、ウエイトまで積んでいる。普段走るには非常に効率が悪そうな車両ですが、結構普通に運用に入っていますね。3000系の引退で、唯一の黄色3ドア車となる日も近いです。

MiOさま、おはようございます。

仰るように、101系のシステムをそのまま電気機関車にしても良かったですね。
263Fは今後、牽引車として長く活躍しそうですから、3000系引退後もあるいは2000系初期車引退後も活躍しているかも知れませんね。あるいは2000系で似たような編成を作るのかな?

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 西武新101系 その7 時は流れて 2連編 その2:

« 1989年のDüsseldorf Airport その20 Viva Air の Boeing 737-300 | トップページ | ニューヨーク州イサカへ その4 ORDとEWRでスポッティング15 MD-10 »

カテゴリー

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト
無料ブログはココログ

日本ブログ村

  • 日本ブログ村