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2014年11月24日 (月)

1989年のDüsseldorf Airport その21 KLMのBoeing 737-300

1989年、西ドイツのDuesseldorf空港で撮影した旅客機シリーズ、今回はKLMオランダ航空Boeing 737です。

Phbde_de005_cn_23541_1309_boeing_73 PH-BDE cn 23541 ln 1309 Boeing 737-306 1989/5/4 DUS

オランダのフラッグキャリアであるKLM (Koninklijke Luchtvaart Maatschappij N.V.)オランダ航空は1919年10月7日に創業しました。そのきっかけはアムステルダムで1919年に開催された航空博覧会でこの博覧会の閉幕後、オランダでは航空会社設立の機運が高まり、若き飛行家で大尉だったAlbert Plesmanが同年9月にハーグを拠点とした航空会社を設立し、当時の女王Wilhelminaもこれを承認した私的な航空会社となりました。

最初の飛行は1920年5月17日で、ロンドンクロイドン空港からアムステルダムまでリースされたAircraft Transport and Travel De Haviland DH-16 (G-EALU)にてふたりの英国人ジャーナリストと新聞を積載して行われました。1921年、定期便が就航しました。

最初の大陸間飛行は1924年10月1日で、アムステルダムと現在のインドネシアのバタビアのジャワ島との間をFokker F.VIIで結びました。1929年9月から定期便が就航し、1939年の第二次世界大戦の勃発まで続きました。このフライトは当時、世界最長距離の飛行でした。1934年には同ルートにDouglas DC-2が導入されました。

1926年にはアムステルダム、ロッテルダム、ブリュッセル、パリ、ロンドン、ブレーメン、コペンハーゲン、マルモなどにFokker F2Fokker F.IIIを使用したKLM便が就航しました。1934年12月には試験的な大西洋横断便がアムステルダム、クラサオ(南米大陸の北部、カリブ海の島、オランダ領)間にFokker F-XVIII "Snip"を用いて就航しました。旅客用で最初のDC-3は1936年に就航し、DC-2を置き換えました。

第二次大戦中はドイツ軍からも再三攻撃を受け、さらにオーストラリア~インドネシア付近では日本軍の侵攻から避難するオーストラリア人を輸送する途上で撃墜された機体もあったとのことです。

大戦後は1945年からDC-3やDC-4でバタビアルートやヨーロッパ域内、国内線の復活をまず進め、1948年にはロッキードコンステレーション、Douglas DC-6を導入氏、長距離路線を復活させました。

オランダ政府は戦後、同航空の国有化を目指し、株の取得を試みますが、Piemanは私企業であることを好み、株の大量取得は拒みました。1950年には新型のロッキードコンステレーションやエレクトラを購入しました。

1953年末には創業者のAlbert Piesmanが死去し、経営状態は悪化し、政府が株式の2/3を取得し、国営化されます。1958年11月1日には北極経由のアムステルダム~アンカレジ~東京ルートを開設しました。機材はDC-7Cでした。北極圏で不時着した際のためにAR-10カービン銃を含むサバイバルキットも装備したそうです。

1961年には最初のジェットフリートとしてDouglas DC-8を導入し、1966年にはヨーロッパ域内、中東路線用にDC-9を導入しました。1968年にはDC-8-63、さらに1971年2月にはBoeing 747-200Bを導入しています。1972年にはDouglas DC-10を購入、さらに1975年11月にはBoeing 747-300B Combiがフリートに加わっています。

この流れで1984年から同社が保有していた数機のBoeing 747-200Bのアッパーデッキを改造してStreched upper deckに改造する工事が行われ、1986年に終了し、Boeing 747-200SUDが登場しました。1983年には最初のエアバス機としてA310がフリートに加わり、1989年6月にはBoeing 747-400が導入されました。

同時期、Northwest航空とのパートナーシップが開始され、1994年にはNorthweatのKLM株式保有率25%にまでなりました。1995年にはBoeing 767-300ER、さらにMD-11(なんと最後のMD-11がリタイアしたのは2014年でした),Boeing 777-200ER, Airbus A330-200と導入して行きました。

2003年9月30日には2014年3月20日の記事にあるようにAir Franceとの合併が成立し、Sky Teamのメンバーとなりました。一方で2010年1月、長年のパートナーだったNorthweat航空はDelta Air Linesとの合併が決まり、21年間のパートナーシップは終わりを告げました。尤も、Delta航空はSky Teamメンバーですから、Air Franceの姉妹会社としての関係は今も続いています。

1_boeing_737300_fleetlist 表1 KLM Boeing 737-300 Fleet list (Planespotters.netより)

KLMはいずれもリースでBoeing 737-300を10機導入し、レジはPH-BD*シリーズでした。さらに各機には人の名前が愛称として与えられていました。

写真のPH-BDEのレジの機体 cn 23541 ln 1309  は2008年10月10日、A6-JUDというレジを新たに付与され、ジブチのSilver Airで活躍した後、2011年からはアラブ首長国連邦のGlobal Jetのフリートメンバーとして活躍しています。

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旅客機 Boeing 737」カテゴリの記事

コメント

B767ー281様 こんにちは。KLMはダグラス贔屓でそれだけでも堅実な感じがします。(そういうわたくしがダグラス贔屓。笑い)それにしてもエールフランスと合併とは昔では考えられません。そう言えばベルギーのサベナがだいぶ前に消滅していたりスイスエアもなくなったり(今のスイスは後発)とナショナルフラッグキャリアとて安穏としていられない昨今ですね。鉄道車輌もそうですがバラエティーにとんでいる方が面白い。そう言う意味で1960年代に関した本がブームになるのもうなづけます。またまたお邪魔いたしました。

細井忠邦さま、こんばんは。

KLMのダグラス贔屓ぶり、ダグラス旅客機の初期から使っていた信頼感なのでしょうか。さすがに747が登場してからはボーイング旅客機もフリートに加わっていますが、しっかりDC-10やMD-11を購入していますね。
その点は我が国のJALも同じですが、JALもこれからはA350を使うようで、先日はそのエアバス機が羽田に飛来したようですね。

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