高崎鉄道ふれあいデー その3 EF64 37
昨日の、尾久のイベントに続いて今回は2014年10月18日の高崎鉄道ふれあいデーの3回目です。今回はEF64 37号機です。
茶色い機関車大集合で整列したEF64 37号機 2014/10/18 高崎
まずこの機関車の履歴を沖田祐作氏の機関車表のデータから見てみましょう。
EF6437 汽車製造大阪工場=3647/= 東洋電機 1971-04-28 E96.0tBBB(1067)
車歴;1971-04-28 製造→ 納入;国鉄;EF6437→ 配属;関東支社→1971-04-29 配置;甲府→
1979-04-01 長岡→1982-09-19(9/20?)甲府→1984-02-02(2/1?)八王子→
1986-11-01 高崎二→1987-03-01 改称;高崎運転所→
1987-04-01JR 東日本;EF6437→ 配置;高崎運転所→
2004-04-01 現在;高崎車両センター→2008-04-01 現在;高崎車両センター(甲府常駐)
製造は車体部分 汽車製造、電気関係 東洋電機のジョイントでEF64基本番台の中では昭和45年度第1次債務予算で製造された第5次量産車(37号機~43号機)グループに属し、1971年4月28日に落成しました。
2007年3月29日 定番の甲府駅でのショット
普段は甲府常駐のため、身延線ホームからはよく見ている機関車ですが、動いているところはなかなかお目にかからない機関車で、初めての出会いは2007年4月14日、大宮駅でした。
このグループの設計上の変更は
抵抗制御器をCS22BからCS22Cに変更。
バーニア制御器をCS23BからCS23Cに変更。
界磁制御器をCS24AからCS24Bに変更。
単位スイッチをSR114からSR124に、SR117からSR125に変更。
前面貫通扉ステップの形状変更。
前面窓がデフロスタから熱線入りガラスに変更。
空転滑走検知装置を車軸発電機方式から電機子電流の変化を検知する方式へ変更。
とありますが、外見的に分かるのは、貫通扉ステップ形状の変更やデフロスタの変更でしょうか。
EF64 30 2005/7/5 稲沢
EF64の一般塗装では見分けるのが大変ですが、36号機までは妻面下部のステップが標識灯横の掴み棒の外まで伸びていましたが、37号機からは縮小されました。EF65PFでも1023号機から同様の変化が見られました。
新製配置は甲府機関区でした。
途中、1979年から3年半、長岡時代もありますが、これまでの車生の大部分を中央線関係で過ごしています。EF64は全車、JRに継承され、基本番台、1000番台とも2002年度まで全機健在でしたが、2003年度から廃車が始まっており、基本番台は目下、風前の灯火状態です。
37号機は2003年に現行のぶどう色一色塗装となり、高崎支所配置といえども、甲府運転区常駐で、中央東線の工事列車、団体臨時列車牽引がメインの仕事でした。2009年3月14日のダイヤ改正で冬季の定時性確保のために寝台特急「あけぼの」の上越線内牽引がEF81からEF64牽引に振り替えられた関係で、38号機とともに長岡センターに転属となり、「あけぼの」「北陸」の牽引を担当するようになりました。ただ、「北陸」が2010年3月12日の改正で廃止となったため、再び、高崎センターに転属となり、現在に至っています。
やはり、どんな機関車にとってもHMを付けた特急牽引は晴れ舞台かと思いますが、近い将来、こういった定期列車も無くなるかと思うと残念です。 2009/5/4 大宮
上野駅の特殊性のための推進回送もあと少しで見られなくなるのですね。 2009/7/26 鶯谷
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コメント
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こんにちは~。モモパパです~。
チョコレート色のEF64.
あけぼののヘッドマークをつけて誇らしげな姿ですね。
やはりヘッドマークをつけて疾走する姿は絵になります。
投稿: モモのパパ | 2014年12月 1日 (月) 08時44分
モモのパパさま、こちらにもありがとうございます。
同感です。やはり機関車にはHMが最高のおしゃれですね(笑)。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年12月 1日 (月) 21時58分