水郡線営業所公開 その1 ビューコースター風っこ
1934年12月4日磐城棚倉~川東間の開通でそれまで水郡南線、水郡北線だったのが一本につながった時から80年の今年、開業80周年記念イベントの一環として、11月30日に常陸大子の水郡線営業所で開催されたのがこの公開イベントでした。
10時20分頃、水戸から到着後、引き上げるビューコースター風っこ 2014/11/30 常陸大子
今回はこのイベントの展示車両として、また水戸方面から【快速】 風っこ水郡80周年号として活躍したキハ48形気動車改造のびゅうコースター風っこを紹介したく思います。
同車両との最初の出会いは2003年6月1日の宇都宮運転所公開でした。
それまで使用していたトロッコ貨車の老朽化に伴い、2000年にキハ48形 キハ48-547 と-1541を改造しての登場となりました。
キハ48形500番台(トイレ付き)、1500番台車(トイレなし)はキハ40形500番台車と同様の東北地方向け寒地仕様車で1979年から1982年までに501-559、1501ー1550が製造されました。デッキ付き、上段下降、下段上昇ユニット窓と空気バネ台車を装備しています。
民営化の際、JR東日本には500番台41両・1500番台33両が継承され、ジョイフルトレインに改造された車両も多く存在します。
走行しているところは2006年7月14日、長町駅(まだ高架になる前)に一度偶然出会いました。
改造工事は新潟鐵工が担当しました。機関は落成時のDMF15HSA(連続定格出力220 PS/1,600 rpm, 連続定格出力時燃料消費率185 g/PS/h, 最大出力250 PS/2000 rpm)からDMF14HZ(154 g/PS/h)に換装されました。
構造的特徴は車体側面を大きく開口させ、外気を感じるようにしたことで、冬季には開口部にガラス戸をはめ込み、ストーブを焚くことも可能となっています。開口部の下部にもガラス戸を設置し、開放感を高めています。
今回、当日の朝も水戸駅で7:28発の327Dの発車を待っていたら、ビューコースター風っこが入線してきて、引き上げ線に移動して行きました。 水戸
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コメント
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こんにちは~。モモパパです。
キハ48改造のビューコースター風っこ。
エンジンは換装されてるのでしょうか。
僕の思い出ではキハ48というとエンジンを震わせてのっそりのっそりとした走りが鈍重なイメージが残ってるんですが。
投稿: モモのパパ | 2014年12月17日 (水) 05時27分
モモのパパさま、こちらにもありがとうございます。
この車両の場合、エンジンは換装されています。
仰るようにキハ40系シリーズの最大の弱点は車体の大きさの割にエンジン出力が小さくて出だしが悪いことですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2014年12月17日 (水) 21時35分