水郡線営業所公開 その2 CRUISING TRAIN
2014年11月30日の水郡線営業所公開、今回触れるのは郡山方面から、【快速】リゾート水郡80周年号としてやって来たCRUISING TRAINです。
CRUISING TRAIN キハ48-533+540 2014/11/30 常陸大子
この編成は1997年3月の秋田新幹線開業と同時に1990年から五能線で運転されていた50系客車による眺望列車「ノスタルジック・ビュートレイン」に代わって運転を開始したリゾート・しらかみのうち初代の青池編成でした。尤も、青池編成との命名は2003年に姉妹車「ブナ」編成が登場してからでした。
キハ48-540+533
キハ48-533, 540, 1521, 1543 を1997年に改造したもので改造に伴う改番はされませんでした。
1,4号車の533、540は展望ラウンジ付きの座席車(回転リクライニングシート)、2, 3号車の1521、1543は6人または4人用の簡易個室車として、冷房装置を搭載し、エンジンをDMF14HZ(300PS/2000rpm)に換装しました。1,4号車の前頭部形状を変更し、全車の側窓を拡大して、ブロンズガラス固定窓としました。塗装は白神山地の白、日本海の深青をイメージしたそうです。ちなみに「青池」は沿線の十二湖にある最大の湖、青池から来ています。
十二湖の風景 1979/8/13
父の郷里が秋田県能代だったものですから、夏休みには能代に行った際に、十二湖にも足を伸ばしました。
リゾートしらかみ「くまげら」編成 2010/10/23 五所川原
2006年3月18日のダイヤ改正を前に2号車の1521は「くまげら」編成に転用され、3両編成となりました。2010年12月4日の東北新幹線・新青森開業にあわせて新型ハイブリッド車両HB-E300系4両編成が投入されたため、この編成は「青池」の名称をHB-E300系に譲り、さらに中間車1543も「ブナ」の中間車として組み込まれたため、2011年から2両編成の団体臨時列車用の「CRUISING TRAIN」と改称されました。
リゾートしらかみ「ブナ」編成 2010/10/24 青森
2011年4月の「弘前夜桜鑑賞号」として、新しい車生をスタートしました。保安装置はATS-Ps形のみのため、首都圏への乗り入れは不可能とのことです。
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コメント
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こんにちは~。モモパパです。
CRUSING TRAIN。
キハ48の面影も無いですね。
よくぞここまで改造したな~って思いが一番です。
僕のキハ48形のイメージはとにかく鈍思な思い出しか残ってませんから。
投稿: モモのパパ | 2015年1月 6日 (火) 09時18分
B767ー281様こんにちは。キハ48とは思えない姿ですね。本当に。キハ40の方も一時期八高線にいて乗り得車両でした。ただし車両が立派な割りにエンジン出力が伴わず、なんともゆったりした走りでした。自分で調べればいいのでしょうが、この改造車はエンジンも換装されているのでしょうか?カミンズでしたか?何故か気動車のエンジンは外国製品に頼っているのが気になります。またまたお邪魔いたしました。
投稿: 細井忠邦 | 2015年1月 6日 (火) 14時55分
モモのパパさま、こんばんは・
確かにこのシリーズの前面は種車の面影がないほど改造されていますね。
ただ、この時期のJR東の改造は皆このパターンだったようにも感じます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84%E3%82%AD%E3%83%8F40%E7%B3%BB%E6%B0%97%E5%8B%95%E8%BB%8A_%282%E4%BB%A3%29#.E3.82.A8.E3.83.B3.E3.82.B8.E3.83.B3 に写真がありますが、塗装は違いますが基本パターンは共通のように見えます。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年1月 6日 (火) 20時30分
細井忠邦さま、こんばんは。
やはり、キハ40系列は220PSのエンジンの割に車体が大きすぎたのでしょうね。
青池に改造されるときにエンジンも300PSのものに換装しているようです。そうです、カミンズ製ですね。キハ85にカミンズが積まれてから鉄道車両のエンジンはカミンズ一辺倒の時代がありましたね。
その後、キハE130などはコマツ製のエンジンになったようですが。
これからはハイブリッド方式で、エンジンで発電してモータを回す方式が主力なのでしょうか。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2015年1月 6日 (火) 20時36分